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生保各社、営業職採用難で初任給引き上げ続区、東京都心で20、万円、15年前に戻った?

2016年12月16日 10時22分19秒 | thinklive

生命保険会社の間で営業職員の初任給を引き上げる動きが広がっている。明治安田生命保険は来年8月以降の採用者を対象に5千~3万円程度上げる方針。すでに第一生命保険も今年4月に一律2万円引き上げた。雇用環境の改善で、「ノルマ営業」のイメージが残る生保業界で採用難が続いているためだ。業績評価の見直しで在籍者の囲い込みも進め、職員のつなぎ留めにも力を入れる。

 明治安田生命は労働組合と交渉に入っており、妥結すれば9年ぶりの引き上げとなる。上げ幅は地域によって異なるが、業界で最高水準の日本生命保険と全地域で肩を並べるという。東京の都心部では約3万円高い20万円程度となる見通しだ。

 すでに住友生命保険と日本生命、第一生命が2014年から16年まで3年連続で初任給を上げており、大手4生保が新人層の待遇改善で足並みをそろえる。

 総務省の労働力調査によると、各社が重要な戦力とみている35~39歳女性の就業率は15年時点で69.4%と10年間で約9ポイント上昇。景気の緩やかな回復や女性が働きやすい環境の整備が進み、「販売ノルマの印象を持たれる生保業界が敬遠されている」との指摘もある。

 そのため各社は初任給の引き上げで採用難に対応しながら、評価システムの改定など働きやすい環境の整備で囲い込みを進めている。

 明治安田生命は来年8月に在籍者も含めた営業職員の給与体系を改定。契約を獲得してから2年間だけでなく、新たに3年間の継続率も加えることにした。アフターサービスなど地道な活動をより評価することで、職歴が浅くても成績を上げやすくし、離職を防ごうとしている

 
 
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