*16/11月から購入後2ケ月のツケ払い開始、若い消費者層への、イノベーショナルな信用供与、17/3期、売り上、営業利益ともに40%台の劇的な拡大となった、
衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を手掛けるスタートトゥデイの時価総額が1日、1兆580億円と1兆円の大台を突破した。前日発表した2017年4~6月期決算の好調ぶりが評価された。インターネットで洋服を買う若者の需要を囲い込み、会社設立から20年足らずで「1兆円クラブ」の仲間入りを果たした。
株価は一時、前日比12%高の3495円をつけ、上場来高値を更新。時価総額はこの日だけで一気に870億円増えた。…
3,325前日比-70(-2.06%)
1株利益71.94 配当27
ZOZOTOWNでのツケ払い[編集]
2016年11月よりZOZOTOWNで、GMOペイメントサービス株式会社[17]のツケ払い(後払い決済)サービス「GMO後払い」の提供が開始された[18][19]。支払いを最大で2か月遅らせることができ、代金を支払う前に商品が届く仕組みである。上限は税込み5万4000円までで、手数料は1回につき324円。ZOZOTOWNは「商品を受け取り中身を確認してからお支払いができる」ことを利点として挙げている[18]。クレジットカードをまだ持たない若年層を中心に人気となった[20][21]。ツケ払いの効果もあり、スタートトゥデイの2017年3月期の連結決算は、売上高は前期比40.4%増の763億円、営業利益は48.0%増の262億円と、業績は絶好調となった[22]。
ZOZOTOWNのツケ払いは2か月なので、割賦販売法の適用を受けず、利用者の支払い能力の有無を判定せずに商品を販売することができる[21]。しかし決済代行業者からZOZOTOWNが立替え払いを受ける仕組みであるため、クレジットカードと同じく信用販売であり、信用の低い未成年者にローンを組ませているのと同じであると指摘されている[21][20]。現金を直接貸し付けるわけでもないので、貸金業法の適用もない[21]。法の隙間をうまく狙ったサービスという声もあり、ZOZOTOWNも決済代行業者も法律上の責任を負うことなく、消費者の支払い能力を確かめる必要なしに、商品を信用販売することが可能となっている[21]。
SNSには、ツケ払いを利用したが2か月後に支払いができない若者のコメントがあふれた。「未成年の方は保護者の同意を得たうえでご利用ください」とあるが、ほとんどの利用者は規約を読んでおらず、その条項を知らなかった[20]。