*娘と2人で暮らすという経験はハジメテである、とても楽しみにしていたのだが、治癒したハズの風邪が残っていて、気管支喘息みたいな状況となった、スキー中の息子ともスマホで連絡しあい、その結果、2日目の土曜日の夜は、娘と2人で、共済病院の救急にゆくことになった、先着の患者は1人であったが、症状が悪いようでボクラは1時間半くらい待たされた、入院が決まったようであるが、ボクは自分の不安定な心身を支えるのでせい一杯、娘から説明を聞いて事情がわかる、という状態、救急室前の長椅子に腰かけて娘に付き添われていた、この長い長い時間は、しばらくボクの中に住み着くだろう、と考えて居た、
*ボク1人は置いてゆけないので、娘が息子に頼まれて来てくれたのだが、重たい時間を背負わせてしまった、本館へ通ずる長い長い廊下の果てに救急室がある、その長い廊下は待っている間、誰もいない空間であった、映画でみるような、雑踏する救急治療室の空間とは全く異なっていた、11時過ぎに病院に到着して、帰宅したのは2時過ぎであった、その間にみた人はスーツをきた男性、ヒトリであった、
*その長い無人の廊下は、ボクにミリオンダラーベイビーの最後の場面、病院のDarkな廊下を想い出させた、傷害者となっているミリオンダラーベイビーに懇願された果てに、ベイビーの呼吸管を外して、彼女を死の安息へ送った、彼女の育ての親、恋人、先生である、マネージャーが通ったであろう,無人の廊下が写されていた、
『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)は、2004年のアメリカ合衆国の映画。製作・配給会社はワーナー・ブラザースで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド、第77回アカデミー賞作品賞受賞作品。監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占したのを始め、多数の映画賞を受賞した。PG-12指定作、
*待っている間にレントゲン室でレントゲンを撮った、血液検査も済ませた、診断は女医さんと若い男性医師の2人掛であった、胸部の触診などは女医さんであったが、診断の結果は男性の医師が多く語っていたように思う、レントゲン映像も2枚あったが、どちらも似たような、明瞭な映像で陰のような暗さがないことが印象的であった、レントゲンの結果の気になるような点はありません、触診や聴診の結果も雑音はありません、気管支には炎症はないでしょう、体温は36度、問診に、ダイジョーブデス、なんともナイデス、なんていってるものだから、娘に小突かれた、何の為に救急に来てるのか、わらないじゃない!ちゃんと悪いとこをいわなきゃダメでしょう、と言われる、それでも,咳と痰の薬をそれぞれ3日分処方してもらった、院内薬局で薬を受け取っていると、娘が言う、普通,救急では1日分の薬を処方されるだけなのに3日分もくれるなんてとても親切よ、
*肺炎じゃないか・という不安もあったから、これで帰宅できてよかったね、と言われる、実際1人だったらどうなっていただろう、とにかく共済病院の救急医療室に来ることはキモに命じた、2時過ぎに帰宅して、娘がマイスリーを渡してくれて,コレ飲んで、という、ボクはそのまま泥のように眠った、9時頃に起きた?起こされた?記憶がない、薬を飲めて安心出来た、という思いでイッパイ?
*93才という年には、軽い時間なんてあるっわけがないダロー、ボクの傍で笑っている顔のない運命の声を聴く、でも同時に、You raise me upと歌うバリトンの戦慄も流れているのだ、そばにいるLINDAの声も聴く、”戦って、負けないで!沢山のサポートがあって、愛の中でボクは生きている、