*いわば政府のテロ宣伝に洗脳された国民が銃を持ち始めて自衛、自衛現象の拡散がハジマッタ、アメリカンスナイパーの映画にもあるように、スナイパー上がりの帰還兵も数千人単位でいる、もっとも白人警官によるブラック射殺事件も後を絶たない、
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2015 年 12 月 6 日 08:54 JST<button class="eng-tab-btn" data-english-sbid="SB10223228191091083831904581396363156628984" data-tg-off="原文 (英語)" data-tg-on="日本語に戻る"></button>
米カリフォルニア州サンバーナディーノ郡で起きた銃乱射事件は、過激主義に感化された国内の人物が当局にマークされないまま秘かに武器を集め、米国のいかなる場所でも無抵抗の人々を攻撃する可能性があることを浮き彫りにするものとなった。当局者は、こうした自国民による「国産テロ」の危険が米国に広がりつつある脅威を感じている。
この事件では当局が恐れていたことが現実のものとなった。事件の容疑者は赤ちゃんのいる若い夫婦で、テロ捜査の対象に浮上したことはなかった。2人は表向きは郊外で普通の生活を送っていたが、その一方で密かに銃や弾薬、手製の爆弾を貯め込んでいた。
米下院司法委員会のボブ・グッドラテ委員長(共和党、バージニア州選出)は「テロリストは911のテロ以降、凶悪な計画を実行するために順応し、変化している。事件を受けて、情報収集や捜査の技術を進化させる必要がある」と話す。
過激派によるインターネットへの投稿を追跡するSITEインテリジェンス・グループによると、過激派組織「イスラム国」(IS)関連の通信社がカリフォルニア州の事件について、先月のパリ同時テロを含む攻撃の一環であり、ISの支持者によって実行されたと報じた。米連邦捜査局(FBI)も、この事件をテロとして捜査していることを明らかにした。
米国はこれまでシリアやイラクと米国を行き来する人物を中心にテロ対策を講じてきた。しかし、ジョージ・ワシントン大学のサイバー・国土安全保障センターで過激主義に関するプログラムのディレクターを務めるロレンツォ・ビディーノ氏によると、現在はISに感化された国内の人物が直接指示を受けずに行動するという脅威が浮上しているという。
ビディーノ氏は、過激派の思想に共感するが、過激派組織と正式にやり取りをすることもなく関係も持たない人物は行動を起こすまで捜査対象とならずに活動することができると指摘、「大きな脅威」になると述べた。
パリの同時テロでは、実行犯の友人関係や家族関係を中心にテロリストの下部組織が形成されていたようだ。しかし、カリフォルニア州の事件では、容疑者夫婦はシリアで訓練を受けたことはなく、これまでのところ、テロの下部組織との関連もなさそうだ。
米中央情報局(CIA)の元工作指揮官、パトリック・スキナー氏はカリフォルニア州の事件について「計画を立て、それを吹聴しない覚悟があれば、少人数で計画を実行できることを示した」と話す。「この点では、テロは他の犯罪とほとんど変わらない」。
連邦当局と地元の捜査当局が容疑者夫婦の過激化の兆候を見逃したのではないかと指摘する声もある。例えば、環境衛生の専門家でサンバーナディーノ郡職員だった夫のサイード・ファルーク容疑者は、FBIが捜査しているテロ容疑者の少なくとも1人と連絡を取っていた。しかし当局はファルーク容疑者と妻のタシュフィーン・マリク容疑者のどちらについても捜査対象とはしていなかった。ファルーク容疑者はサウジアラビアを訪れた際にマリク容疑者と結婚した。
米国ではこれまでも同様の事件が発生している。今年5月にはテキサス州ダラス郊外で2人の男が銃を発砲し、警官に射殺される事件が起きた。現場近くではイスラム教の預言者ムハンマドを描いた風刺画を展示するイベントが開かれていた。
この事件の裁判記録によると、検察はエルトン・シンプソン容疑者がアフリカのイスラム過激派組織に参加する計画について嘘をついたと主張、同容疑者は2011年に、FBIに虚偽の申し立てをした罪で有罪判決を受けた。一方、ナディル・スーフィ容疑者については母親がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙に対し、イスラム過激主義のウェブサイトや米国生まれのアルカイダの指導者、アンワル・アル・アウラキ容疑者への関心を強め、アウラキ容疑者の教えに従い始めていたと語っていた。
カリフォルニアの事件が起きる数日前には、ジョージ・ワシントン大学の研究者が米国内でイスラム過激主義がどのように勢力を伸ばしたかについて報告書を発表した。IS関連の活動に関連する最近の逮捕や起訴、有罪判決を精査したところ、911のテロ後と比較して、米国でイスラム過激派の活動が急増していることが分かった。
国家テロ対策センターの元職員で報告書の執筆陣の1人、シームズ・ヒューズ氏は「ここ数カ月、数週間で、多くのIS支持者がオンライン上で、現地に行ってカリフ国に参加するのは難しいと発言している。しかし、自国にいても彼らにできることはある」と指摘した。