広告市場の主流は,SNS関連、スマホ関連へ急速に移行過程、個人的才能拠点の収集に奔走する感じ、
電通は米、Firstborn Multimedia Corporationを買収
FB社は、最新のデジタル技術によって発達したマルチプラットフォームに対応し、デジタル・クリエーティブや3D、アニメ、映像などを統合し提供する能力を持つエージェンシー。FB社は、広告・メディア・マーケティング業界において権威のある米国アドエージ誌が選ぶ「2009年に米国で顕著な実績を残した広告会社10社(=Aリスト・エージェンシーで8位)」(2010年1月発表)にも選定されている。
買収した電通は、米国で最先端のデジタル・クリエーティブを提供するFB社が電通ネットワークに加わることにより、クライアントが抱える多様なマーケティング課題に対して、デジタル技術を活かした表現豊かなクリエーティブを含む統合的なソリューションの提供が可能になるとしている。
<ファーストボーン・マルチメディア社の概要>
会社名 : Firstborn Multimedia Corporation
本社所在地 : 米国・ニューヨーク
設立 : 1997年6月
売上総利益 : 1240万ドル(2010年見込み)
業態 : デジタル・クリエーティブ・エージェンシー
経営者 : マイケル・フェルドマンCEO
従業員数 : 65名
株式会社電通は、子会社の電通ネットワーク・ウエスト(以下、DNW)を通じて、米国の広告代理店であるMLロジャース社を買収し、DNW傘下の電通アメリカに吸収合併することになった。
*電通メディア・ネットワークにベトナムを追加、来年1月から営業開始
*DNWは、米州・欧州・オセアニア地域の事業を統括している。
電通グループは、グローバル戦略を加速させるために、海外の日系クライアントに加え、現地のローカルクライアントの獲得にも注力している。今回MLロジャース社の吸収合併によって、米国のローカルプレイヤーとしての競争力を強化することを目的としている。
MLロジャース社は、ニューヨークを本社とし、2004年に設立された、従業員数18名の企業で、2010年の売上実績は、632万ドル。
電通は、電通ホールディングスUSAを通じて、デジタルマーケティング専門会社である、イノベーション・インタラクティブ(II)を買収しました。
IIは、検索マーケティングやソーシャルメディア領域を得意とするエージェンシーの360i、検索エンジンマーケティングツール提供のサーチイグナイト、行動ターゲティング技術を保有する、ネットマイニングの3社から構成されている会社です。*10年、
電通、仏広告大手との戦略的提携解消 単独の海外展開へ転換
2012/2/17 20:49
電通は17日、仏広告大手のピュブリシス・グループとの戦略的提携を解消し、保有する株式の大半を売却すると発表した。今後は単独での海外展開に方針を切り替える。電通は今年に入り、既に海外の広告会社2社を買収するなど、海外展開を急ぐ。ピュブリシスの株式売却で得た資金で海外でのM&A(合併・買収)を加速し、成長分野のネット分野にも積極投資する。
保有する1800万株(発行済み株式の約9.31%分)の大半をピュブリシスが買い取る。売却後は発行済み株式の2.12%のみ持ち続ける。売却金額は1株35.8ユーロで総額6億4440万ユーロ(約670億円)。売却により2012年3月期に連結で21億円、電通単体で約217億円の特別利益を計上する予定だ。
今後も両社は欧州を中心に個別の広告案件では協業する方針。電通は欧州での11年4~12月期の連結売上高が前年同期比4%減った。ピュブリシスの欧州の営業力を頼る場面も多そうだ。両社はこれまで国内に電通レイザーフィッシュなど合弁会社を2社設立しているがいずれも存続させる。経営方針も変更せず、ピュブリシスは引き続き国内に足場を残す。
電通はネット分野を起点とした海外での競争力強化を最優先の経営課題に掲げる。14年3月期末までに海外グループ会社の営業利益を11年3月期の約2倍以上にあたる100億円に引き上げることを目指す。08年に米国の広告会社を買収して発足させた電通マクギャリー・ボウエンが米広告専門誌で権威があるとされる賞を獲得するなど、徐々に買収の成果を上げつつある。