結局、損保もガラパゴス損保なわけだ、ネット保険との競合が 世界化する可能性もある、これだけ世界レベルのリスクが増えていて、日本企業が海外にバンバン生産や販売、情報拠点を移転して、損害保険の収入増が1~2%なんてのはアンビリーバブルな低成長率だ,世界化が殆ど出来ていないということの証明に等しい、タイ洪水被災における東京海上の支払額の低さはタイでの保険活動の低さの証明と見るべきであろう、東京海上の100億円の黒字は三菱のノレン代?むしろ赤字をだすことが保険業の向う傷であろう、世界レベルの新種保険の創造こそが損保業の課題であろう、
3社のタイ保険の支払額(再保険除く)4470億円,11/11月試算に比較、1870億円増加、支払いが完了すれば、異常危険準備金を取り崩せるが、支払いが遅れた為、今期の損失が拡大、東京海上の黒字は株価の売却益が大きいからで、それはまた保有株式の含み益が,7832億円と大きいからである、
また合併時の株式市場の時期によって、評価損の大小も違いも出ている、
主力である自動者保険が赤字のために、保険料収支は小規模の日新火災以外は全て赤字、高齢運転者の増加により事故増、保険料の低料率競合激化などで、保険料率の改革やコストの圧縮が課題となっている、
NKSJとMS&ADは傘下企業の統合を急ぐ計画、
*日経1、2/2/15
大手3損保グループの11/4~12期 12/3
収入保険料前年比有証売却益タイ保険金見込み最終損益
MS&AD 19232 0.3% 343 2357 -1450
*三井住友海上
9470 2.6 123 1938 -680
*あいおいニッセイ
8082 -2.5 82 343 -480
東京海上 17509 1.3 804 1100 100
*東京海上日動
12307 2.0 765 500 240
*日動火災1033 1.7 37 0 -50
NKSJ 14969 2.1 349 1013 -1000
*損保ジャパン
9633 1.1 254 361 -630
*日本興亜 4771 1.1 192 365 -160
東京海上は保有株売却で、100億円の黒字
タイの洪水被害、損保支払い9000億円規模 復旧費・休業補償かさむ
2012/2/14 2:06日本経済新聞 電子版
タイの洪水被害で、日本の大手損害保険会社が日系企業に支払う保険金額は合計で9000億円規模となる見通しだ。長期にわたる洪水で工場の復旧費や休業中の損失の補償が増え、昨年秋に各社が試算した数値の約2倍に膨らんだ。最終的な被害額は今なお確定しておらず、保険金支払いがさらに増える可能性もある。
タイ洪水に伴う保険金支払いは三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険を傘下に持つMS&ADインシュアランスGHDで、4000億円超、
損害保険ジャパンと日本興亜損害保険を傘下に持つ,NKSJHDは、2600億円程度
東京海上HDが2000~2500億円、
*保険金支払いno4~5割は再保険でカバーされる見込み、
*被災地7工業団地にある日系企業は450社、タイの洪水被害に伴う大手損保の支払い保険金は東日本大震災時の,約、6000億円を上回る、
被害工場の数が多く水害をカバーする保険は地震保険より補償が広範囲にわたるため、自然災害による企業向けの保険金支払いでは最大となる可能性が高い、