歴歩

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松原市・河合遺跡 市立学校給食センター建設によって、すでに一部破壊

2010年06月22日 | Weblog
■2010.6.22 市教委、大半を保存できるよう設計変更を決める
 河合遺跡が、市立学校給食センター建設により破壊の危機にさらされていた問題で、市教委は遺跡の大半を保存できるよう同センターの設計変更を決めた。
 市教委に遺跡とセンターの共存を要望していた府教委は「破壊は最小限にとどまり、一定の評価はできる」と了承、文化庁に報告した。市教委は将来的に、市指定史跡にすることを検討する。
[参考:読売新聞]

■2010.5.1 松原市・河合遺跡 市立学校給食センター建設によって、すでに一部破壊
 奈良時代の地方役所跡(郡衛「丹比郡家」)とみられる大規模な建物跡が出土した河合遺跡が、市立学校給食センター建設によって危機にさらされている問題で、すでに下水工事で遺跡の一部が壊されていたことがわかったと読売新聞が報じている。
 市教委は、専門家らによる市文化財保護審議会に工事の是非を諮っておらず、遺跡の価値を十分検討しないまま壊していたことになるとしている。
 市教委によると、センター建設の一環で、敷地中央を東西に走る市道を南に移設するのに伴い、1月中旬に下水工事を実施。下水管(直径約30cm)を地下1・5mに約60mにわたって埋設。遺構は地下0・5~1mにあり、遺跡のロの字形の南側にあたる建物跡(東西26m以上、南北3・2m)を壊していたという。
[参考:読売新聞]

過去の関連・ニュース・情報
 2010.4.15 河合遺跡 市立学校給食センター建設によって壊される危機に直面か
 2010.3.10 河合遺跡 奈良時代の役所跡、長さ50mの建物を含む10棟が出土
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