歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

京都市・天竜寺 夢窓疎石の着用した「袈裟」が見つかる 

2010年06月23日 | Weblog
 京都国立博物館(京都市)が23日、鎌倉時代終わりから室町時代の初めに活躍した臨済宗の僧侶、夢窓疎石(1275-1351)が着用していたとみられる袈裟が、自ら開山した天竜寺(京都市右京区)で見つかったと報道陣に公開した。
 昨年12月に収蔵庫の箱の中で、折り畳んだ状態で見つかった。劣化が激しいため広げておらず、幅は推定で幅3・5m、丈1・4m。生地は紫色で、金糸が織り込まれている部分もある。
 夢窓疎石の袈裟は、円覚寺(鎌倉市)や、鹿王院(京都市)でも見つかっている。
 天竜寺の袈裟の文様には円覚寺などと同じ直径5cmほどの竜が描かれ、鹿王院所蔵の肖像画に描かれた疎石が着ている袈裟と同じものだった。
 収蔵庫からは、応仁の乱の戦火を逃れるため、袈裟を足利家の菩提寺にいったん移動させたことを記した文書も見つかった。
 袈裟は10月9日~11月23日に京都国立博物館で開かれる特別展覧会・文化財保護法60周年記念事業「高僧と袈裟-ころもを伝え こころを繋ぐ」で公開される。
[参考:共同通信、産経新聞、京都国立博物館]

京都で夢窓疎石のけさ見つかる 自ら開山の天竜寺(共同通信) - goo ニュース
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京都市・法勝寺 八角九重塔跡で梵字が書かれた軒瓦片が出土

2010年06月23日 | Weblog
 京都市埋蔵文化財研究所が23日、平安時代後期に白河天皇(1053~1129)が建てた法勝寺(同市左京区)の八角九重塔跡で、九重塔を示すとみられる「九」の文字や、塔の本尊「大日如来」を意味する梵字が書かれた軒瓦の破片が見つかったと発表した。
 文献によると、塔は高さ約81m(27丈)。塔は1342年に焼失。瓦の破片は八角形の基礎部分「掘り込み地業」の周辺で見つかった。
 地業の外側では、白い凝灰岩を加工した縦約30cm、横約30cm、厚さ約10cmの敷石数枚が並んだ状態で出土。基壇の階段周辺に整然と敷き詰め、装飾したとみられる。
 また地業の総面積は約850㎡に及ぶことを確認。東大寺(奈良市)の七重塔(高さ約96m)や、現存する中で最も高い東寺(京都市)の五重塔(高さ約54m)の基壇より大きかった。
 現地説明会は26日午前10時~正午まで30分ごとに4回開かれる。
[参考:共同通信、日経新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2010.3.12 法勝寺 八角九重塔の基礎部分について初めて規模を確認
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