ごきげんようでござる!
さあ今宵は、デストロン軍団初の自動車部隊であるスタントロン(D-55、メナゾール、5500円)が合体するメナゾールの紹介でござる!
本品は1986年に単品販売と5体セット販売の2種で販売されたスクランブルシティ商品でござる。 「スクランブルシティ」計画は、基地型トランスフォーマーと連動する合体ロボによるダイアクロン時代に企画された商品であり、米国ではSFデザインのトランスフォーマーに移行する過程で日本独自の展開で企画されたものでござるが、TVアニメ「超ロボット生命体 トランスフォーマー」では当初、スクランブルシティ計画は登場せず、劇場版「トランスフォーマー・ザ・ムービー」を経て2010」~「トランスフォーマー・ザ、ヘッドマスター」に登場するでござるが、日本では当時「トランスフォーマー・ザ・ムービー」は公開されず、OVA「スクランブルシティ・発動編」が製作され、それによりスクランブルシティの全貌が描かれていたりする(?)のでござる。
なお、TVアニメにて、スタントロン部隊、命名の切っ掛けは、フレンジー(18、フレンジー、680円)が「いくらサイバトロンでも、あんな凄いスタントはできませんぜ。」の一言によるものでござる。
スタントロン部隊指揮官の参謀、モーターマスター(D-50、モーターマスター、1980円)はトレーラートラックに変形する残忍な性格で、「ハイウェイの王者」と成る為に、コンボイ(01、コンボイ、3900円)の破壊を狙っているでござる。
なお、モーターマスターにはTVアニメに登場しない、移動攻撃基地に変形でき、別売りのダイナザウラー(D-63、ダイナザウラー、4980円)と連結可能でござる。
移動攻撃基地にはスプリングによるカタパルトギミックが搭載されており、他のスタントロンを射出できるでござるが、車幅の広いブレークダウンは、ちとキツイかもしれないでござる。 (笑)
メナゾールへの合体では、合体用プロテクターパーツを装着して胴体部となるでござる。
スタントロン部隊斥侯、ブレークダウン(D-51、ブレークダウン、880円)はカウンタックLP500Sに変形する自意識過剰な兵士で、メナゾールの腕・足に自在に合体可能でござる。
お次が、スタントロン部隊兵士、ドラッグストライプ(D-52、ドラッグストライプ、880円)でござる。 ヴィーグルモードもF-1ティレル6ホイラー、ちゅー異色の存在であり、負けず嫌いな性格でござる。
メナゾールでは腕や足に自在に合体可能でござる。
スタントロン部隊4人目は、フェラーリ308GTBに変形するテロリスト、ワイルドライダー(D-53、ワイルドライダー、880円)でござる。
自らの無謀運転で他車に事故を起こさせる事を喜びとする性格で、メナゾールの合体では腕や足に自由自在に合体するでござる。
最後が、ポルシェ928に変形するスタントロン部隊兵士、デッドエンド(D-54、デッドエンド、880円)でござる。
性格は陰気で、うぬぼれやでござるがサイバトロンとの戦闘には疑問を抱いているらしいでござる。 無論メナゾールの手足に自在に合体するでござる。
スクランブル合体は共通規格のジョイントと規格サイズの合体ボディにより自在に手足を交換可能でござる!
スクランブル合体兵士 メナゾール
↑の合体例が、パッケージ(公式)写真の合体例であり、TVアニメでも同様の合体パターンで描かれていたでござる。
本品のメナゾール頭部はマスク式で、モーターマスターの顔に被せる形式であり、武器はサイクロンガンとアイオナイザー・ソードでござる。
なお、メナゾールの性格は、モーターマスターが他の4人に嫌われている為に、意志の疎通が出来ず、常に混乱し、対立する為に本来の力は出せず暴れまわるだけという、如何にも合体を嫌う米国人らしい理由で設定された性格(?)でござる。
序でに言えば、当時の米国では、ロボットが剣を武器とする事は野蛮な行為とされていたのでござる。
まあ、ロボットチャンバラの様式美が銃社会である米国には理解できなかったようでござる。 (笑)
しかし・・・ 其の後・・・米国に訪れるニンジャブームが考えを一新させたでござる。
なお、メナゾールの場合は、手足が似た様なシルエットなので、手足を入れ替えた合体パターンでも、ヌリカベ体型は変わらず、あまり意味が無いシステムでござるが、同じスクランブル合体機能を持つコンバットロン(D-69、ブルーティカス、5500円)等と、手足を交換する事により本領を発揮するのでござる!
しかし!
やはり、交互合体は米国人には受け入れられなかったようで、交換合体を映像で確認できるのは、日本作品だけなのでござるな(?)。
勿体無い話でござるが、チーム単位の合体は容認するが、混成チームの合体は拒否らしいでござる。
ちゅー事で、人気が有っても合体によるリニューアルに恵まれない存在なのでござる。
まあ、米国の考えで一番いいのは、合体でなく分離による巨大トランスフォーマーだったらいいのかもしれないでござるな。 (笑)
あまり勧められない方法に、TV番組を利用する方法があるのでござる。 無論、自分も顔出しとなる訳でござるが、思い出の商品としてエピソードを発表すれば、TV製作会社が介入することにより何とかなる場合も多いでござる。 (笑)
過去、バンダイで1個だけ生産されたり、特別に作られたり別メーカーで修理した例もあるのでござるが、タカラトミーでは前例が無いものの、宣伝効果は高くなる場合が多いので話題性を欲するタカラトミーだったらOKになるかもしれないでござる?
序でに、MPの法則で云うのであれば・・・ 次はバンブルになるのではないでござるかな? (笑)