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トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

トランザムもチャージャーも米国車なんだ

2012-02-11 00:49:37 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」DVD-SET①(9450円)を購入したので改めて観たでござるが・・・

正直な感想、「絵がめちゃくちゃでアラが目立ちご都合主義による古臭いアニメの何処が面白いのか?」他に絵が綺麗で面白いアニメなら腐るほど存在するのに何故にトランスフォーマーに引かれたのでござろうか?

拙者自身も当時はリアルロボット系アニメの最盛期に米国から殴りこんできたトンチンカンなロボットアニメを軽蔑しつつ観てやろうとテレビの前に座った次の日には玩具売り場に足を運んだものでござる。 (笑)

そう、実際にアニメを見て考えが一新させられたのでござるよな!

ロボットアニメに理屈や必要性など関係ない。

パワーと勢いだけでも十分話が成立し、些細な作画ミスや演出もキャラクター立ちの行きおいにより正当化されてしまったのでござるよな。

そう、所謂「キャラが立ってる」を具象化したことでストーリーが後から付いてくるアニメなのでござるよな。 拙者が今までに観てきたアニメとは異なるカルチャーショックを受けたのは当然でござるし、元々人間味の有る等身大ロボットキャラクターが好きだったからこそトランスフォーマーを素直に受け入れたのでござるよな。

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今宵紹介するスポーツカーに変形するサイバトロンのミニボット戦闘員、チャージャー(12、チャージャー、500円)もロボットモードの作画は玩具と異なっており、目の肥えた現代の目で見れば見向きもされない玩具でござるが、それでも当時はアニメの雰囲気を伝える唯一の変形ロボット玩具だったでござる。

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本品は元々1983年にミクロマン商品、ミクロロボットCARのトランザム(ミクロロボットCAR06、トランザム、500円)として販売され、1984年に米国でトランスフォーマー商品のウィンドチャージャーとしてシールの変更とシークレットエンブレムを貼付してブリスターパックのパッケージで販売され、日本販売は翌年の1985年にチャージャーと名前を変更して販売されたでござる。

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ヴィークルモードは当時日本でも知名度の高いトランザムが選らばれた訳でござるが元々米国販売を意識して米国車を選択したとも言われているでござる。

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なお、ヴィークルモードの完成度はミニカー的というよりもチョロQよりなデザインなのは元々がチョロQが変形するカメレオンチェンジのミクロマン商品だったコンセプトでもあるでござる。

しかしまあ、米国市場でのトランスフォーマー化は成功のようで日本車のファミリア1500XG(ミクロロボットCAR02、ファミリア1500GX、500円)のトランスフォーマー化が見送られたのも適切な人事でござろうな。

ただ、ファミリア1500XGバンブルビー(11、バンブル、500円)かクリフジャンパー(13、クリフ、500円)の海外販売品にまぎれて少数出荷されたそうなのでバンブルジャンパーとかバンパーとか呼ばれていたりするでござる?

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そして、ロボットモードはアニメ作画とは異なる没個性なデザインであり、アニメとは別人のようなデザインでもあるでござる。

米国アニメでは玩具のデザインに似せるというよりは、演出上顔に表情があるほうが楽なので書き直された米国らしい大らかなエピソードがあるでござる。

もし、日本でアニメのデザインが行われていたら玩具よりなデザインだったでござろうな。 (笑)

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「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」の凄いところは本品の様なチョイ焼く伊でも多少ブレるでござるが役割がしっかり描かれており、商品化されているという事でござるな。 (笑)

当時の日本産アニメの玩具では主人公と多少の敵は商品化される事があったでござるが、まず玩具有きでストーリーを組み立てた逆転の発想に感動したでござる。

「主人公はキミが選ぶ!」の玩具販促が活かされたアニメだった訳でござるよ。

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チャージャー能力値は体力(4)、知力(6)、速度(8)、耐久力(4)、地位(5)、勇気(9)、火力(7)、技能(6)で設定されており、短距離ではサイバトロン最速の加速と強力な磁石で金属を操るマグネックフィールドと音波フォースバリアで仲間の身を守る事ができるでござる。

性格はセッカチだが、任務に熱心で行動も早いそうでござる。

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アニメ本編56話「マスカレード」ではスタントロン部隊のワイルドライダー(D-53、ワイルドライダー、880円)に変装したり、偽メナゾール(D-55、メナゾール、5500円)の合体を再現する為に彼のマグネチックイフィールドを利用するなどして活躍が描かれているでござるが、これは商品自体のギミックではなく設定に助けられたエポソードでござるよな。

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なお、本品の金型は1986年に改修されティルゲイト(C-61、ティルゲイト、500円)として販売されたために、チャージャーは絶版となった訳でござるが・・・

アニメでは絶版に伴い劇場版「トランスフォーマー・ザ・ムーブー」にてサイバトロンシティの戦闘にて戦死しているでござる。

絶版=戦死とはシビアな表現でござるが、映画を含めたアニメ全般が及ぼした影響は大変多きいでござる。

無論、拙者を変形玩具コレクターに引っ張り込んだ原因でもあり、今なお続く玩具販売促進アニメとしての「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」はあるいみ奇跡のアニメ作品でもあるでござるな。


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
初代を観てたら、スタスクが画面に2人いるのは当... (nobu)
2012-02-11 11:25:31
スタスクの裏切り行為を「今回だけは」と言いながら何度も許す(45話や53話ではブチギレていましたが)、8話では「コンボイに一泡吹かせてやる」と言い放つ(一泡吹かせるだけです)、37話では令嬢を拷問にかける前に、その苦しさ2度も説明したうえ3回も「全て話せば命は助けてやろう」と言う、47話では捕まえた人間を地面、ではなく果物かごの中に落とす(地面に落としたら死ぬから?)、その後押し入った家の主人を突然毛布にくるむ(そのシーンが「暖かくしろ、風邪ひくぞ」的な感じ)…。彼は本当に、悪のデストロン総裁なのか?
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私も以前中古玩具店でこのG1チャージャーを購入し... (ドリフト野郎)
2012-02-11 13:03:14
海外版or初期生産版か何かのバリエーションだと思いますが、誰かわかる範囲でお答えいだだけますでしょうか?
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ドリフト野郎さん、それはひょっとしたら2003年に... (ねじ切り大豆)
2012-02-11 13:18:09
ドリフト野郎さん、それはひょっとしたら2003年に発売されたミニボットキーチェーンではないですか?僕はそちらの方を所有しております。ボンネット部にサイバトロンマークのシールが貼られていれば、多分そちらではないかと思うのですが。
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もう20年以上前のアニメだというのに今見ても面白... (さすりゅ~)
2012-02-11 13:49:31
皆が皆独特のキャラクター性を持っているお陰で影が薄いキャラも逆にそれが特徴になってしまうくらいに…
企画→玩具ではなく玩具→企画だから悪役商品が多いのもいい
未だメジャーに成り切れないとはいえいつまでも存続して欲しいシリーズです
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nobu殿、当時の米国TVアニメの登場人物は殺せな... (TF馬鹿一代。)
2012-02-11 19:57:23
因みに当時の米国人は日本のTVアニメを見て登場人物が死んだのに驚いていたそうでござる。
なお、劇場版アニメでは一部緩和されているので死者が続出したでござるよ。
さすりゅ~殿、とにかくいろんな意味で当時の日本産アニメに慣らされた感性をひっくりかえしてくれた偉業は大きいでござる。 これが、日本人向けにつくられたマシンロボとの大きなちがいでござるな。 (笑)
ドリフト野郎殿、ねじ切り大豆殿、購入時の箱があれば分りやすいでござるが、中古品の場合は箱なしであり、シークレットエンブレムもはがれている場合があるかもしれないので、見分け方を紹介するでござる。
ロボットモードの胸部シールがサイバトロンであればチャージャーであり、違うシールであればミクロロボットCARでござる。 シークレットエンブレムは出荷時において貼り付け位置が変わっている場合がある故に日本版か海外版かは分らないでござるな?
なお、キーチェーン版は基本的に別金型であり細部が異なっているでござる。 一番の違いはフロントバンパー部にキーチェーン用の突起がある事でござるが、カスタムされて削り取られたかもしれないでござる。 ヴィークルモードのフロント部分とロボット胸部の2箇所にサイバトロンのシールが貼られていれば間違いなくキーチェーン版でござろうな。
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初代もハッキリ言ってしまえばキャベツ・ヤシガニ... (ヌエベ)
2012-02-12 00:46:15
でもそこをキャラと設定でカバーされてるはやはりすごい所ですね。おかげで作品そのものがネタ作と化しましたが・・・
これ中年のテッカマンブレードや後年のMUSASI GUN道にも言えますけど

正直顔がアレすぎますが、これに目でも書いてあげたら少しはマシになれそうで
・・・復刻したらどっかのワンボックスワゴンみたく紙でも付くんだろうか
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いろいろご指摘いただきありがとうございます。改... (ドリフト野郎)
2012-02-12 09:03:53
そしてサイバトロンマークのシールはロボモードの胸部のみについておりバンパー部分にはついておりません。
あとメッキ部分も所々はがれております、非常に分かり難い品で申し訳ございません。
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ヌエベ殿、残念ながらチャージャーの復刻はキーチ... (TF馬鹿一代。)
2012-02-12 12:43:38
ドリフト野郎殿、おそらく初代チャージャーであることは間違いないでござろうな。
基本的には日本版も海外版も同じなので大事にしてくだされ。
ただ・・・ 書き忘れたでござるが、キーチェーン版を基にしたコピー品の偽者が出回ったとの噂も聞いたことがあるのでござるが、拙者は未確認でござる。
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