ちょい不良オヤジ

 

ごきげんようでござる！

建設車両系トランスフォーマーの代名詞と言えば、デストロン軍団・合体兵士、デバスター（３７、デバスター、５８００円）でござるが・・・

２代目デバスターの名を襲名したのはサイバトロン戦士だったでござる！

ちゅー事で今宵は２００３年販売の「超ロボット生命体　トランスフォーマー　マイクロン伝説」版のサイバトロン・軍曹、デバスター（ＭＣ－０７、デバスター、２９８０円）の紹介でござる！

 

しかし・・・　黄緑色の建設車両だから、デバスター・・・　ちゅーネーミングは安直すぎるでござるが、マイクロン伝説で販売されたデバスターの海外名はスカベンジャーと言うでござる。

 

しかし、スカベンジャーの名前もデストロン軍団・ビルドロン部隊の一員（３５、スカベンジャー、９８０円）の名前なのでござるよな。

 

まあ、先行した海外名は初代スカベンジャーと同じく建設車両（パワーショベル）であり、ビーストマシーンズに置いてスカベンジャー（日本未販売）の名前が復活するも、ヴィーコン軍団所属だったでござるが、その後同品はＲＩＤ（トランスフォーマー・カーロボットの海外展開版）において、成型色を変更し、オートボット所属のスカベンジャー（ＵＳＡエディション、サイバトロン三体セット、２４９９円）として販売されているので、スカベンジャーの名前は海外ではサイバトロンでも受け入れられたのでござろうか・・・　？

しかし・・・　日本ではスカベンジャーの名前は親しみやすくなかったのか、知名度の有るデバスターに改名されてしまったのでござる。

まあ・・・　この当時の日本展開は後々の事を考えていないでござるから、翌年の「トランスフォーマー スーパーリンク」で登場した、デストロンの建築合体兵士がビルドロン（ＥＸ－０１、ビルドロン、４９９９円）と名のざるを得ないネーミングによる大混乱がおこるのでござるよ。　（笑）

 

さて、商品の方はギミックの塊で、ヴィークルモードでは通常転がし走行でショベルが上下するアクションを有するのでござるが、ソコはマイクロン連動商品でござるから連動ギミックはハンパじゃないでござるよ。

 

 

では、パートナーマイクロンのダート（海外名、ロールバー）の紹介でござる。

 

ダートはオフロードバギーに変型するマイクロンで、白いボディがチープな感じでござるが、小さいながら足首が座席部分として設計されているなど凝った造形なのでござる。

 

 

ロボットモードのデザインはオフロードバギーらしくパワフルでありながら、足首が可愛い一品なのでござるな。

なお、ダートには販売次期によりバリエーションが存在し、日本版は１種でござるが、海外販売品では前期販売と後期販売の２種に分けられており、後期販売商品には、マイクロンマークが彫刻されているでござる。　日本販売品はマイクロマークのない前期販売版と同じでござるな。

 

さて、デバスターとの連動ギミックは！

ダートはヴィークルモードのデバスターのコクピットに乗せるトランスポートモードが可能で、ダートがスイッチとなって、エンジン音が響く電子ギミックが内蔵されているのでござる。

 

マイクロンがコクピットに乗り込むギミックは珍しいでござるが、他のマイクロン商品よりも違和感なく説得力があるでござる。

 

そう、トランスポートモードではエンジン音を響かせて転がし走行が可能なのでござるが・・・

コレは、マイクロンジョイントを使用したエボリューション・ギミックじゃないのでござるよな。　（笑）

 

さあ！　ロボットモードは独特のデザインで面構えも怖くデストロンぽいので、デストロン商品として販売されていても違和感が無いでござる。

 

そう！ＴＶアニメでも最初はデストロンの傭兵として登場したでござる。

故に、デバスターの名前でも良かった？　

 

否！　確かにＴＶアニメ的演出であれば、敵キャラと思わせる為の効果も有ったのかもしれないでござるが・・・　ＴＶアニメ放映前にサイバトロン商品として玩具を販売してしまえばネタバレもいいところでござるよ。　（笑）

まあ、それはさて置き商品自体はＴＶアニメのプロポーションと異なり、完成度は低そうでござるが・・・

「悪い子はいねがーー！」が似合うデザインに、数ある腕がキャタピラのままの商品に置いて、ゴム製キャタピラを使用して肘の可動を再現したり、転がし走行による連動ギキックで 、足カバーが上下に可動して、ガッシャーン！ガッシャーン！と電子音が鳴り歩いている様にみえるでござる。

 

うむ。　往年のロボット玩具を思わせるナイスなギミックでござる！

そう！　本品こそ現代に蘇った袴ロボットでござるな。

 

更に腕を可動させる事により攻撃の電子音が鳴り響く様は如何にも格闘戦重視のデバスターらしいギミックでござるな。

 

そして、両肩２箇所にもマイクロン合体は可能でござるが、右腰のマイクロンジョイント凸にダートがエボリューションすることにより、デバスター内蔵の唯一の遠距離火器であるミサイルが発射されるのでござるが、コレまた連動してミサイルの発射音も鳴る芸が細かい商品なのでござるよな。

そう！　７センチの長いミサイルも煙突内に収納する等の工夫も随所にみられ、触って楽しい玩具であることは間違いないでござる！

ただ・・・　腰にダートをエボリューションさせると歩行ギミックが作動できないのは御愛嬌でござるかな。

なお、パートナーマイクロンのダートでござるが、ＴＶアニメではデバスターとの出会いは描かれておらず、ＤＶＤ封入のコミックに出会いのエピソードが描かれているでござる。

うむ、メディアミックスでござる。

劇中でのデバスターは豪快な性格で、コンボイ（ＭＣ－０１、コンボイ・スーパーモード、６０００円）とは旧友であり、ホットロッド（ＭＣ－０３、ホットロッド、１９８０円）の師匠であったりと、美味しい所を抑えているオヤジキャラなのでござるよな。

いや～カッコイイでござるな。

マイクロン伝説商品としては拙者的には最高ランクの商品なのでござるよ。

しかし・・・　商品は仰向けに寝れないのが、残念でござる。

コレが本品としての欠陥でござるかな。　（笑）　

さて、デバスターでござるが、「マイクロン伝説」終了後は如何な活躍をしたのか謎でござる。

海外版のアルマダ３部作のセイバートロンにも姿を変えて出演していたのでござろうか？