トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

転生する兵士

2013-04-12 10:25:26 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

成型色変更商品はお手軽に商品数を増やせる手段でござるが、購入者側からするとあまり嬉しくなく、何かしらの工夫が欲しいものでござる。

そこで、考え出されたのが一部金型の修正や新規パーツ変更によるリニューアル商品でござる。

今宵は2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」より、戦闘ヘリコプターに変形するデストロン・空中攻撃兵、バズソー(GS-01、バズソーVSブラー、3980円)の登場でござる!

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本品は2003年販売の「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」版サンドストーム(MD-04、サンドストーム、1980円)のパートナーマイクロンを削除し、新規パーツの変更により連動ギミックをフォースチップ対応に変更し、2005年2月に販売された改良商品でござる。

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なお、海外販売では単品販売だったでござるが、日本販売では同じくマイクロン伝説版シルバーボルト(MC-08、シルバーボルト、1980円)の改良商品であるブラー(GS-01、バズソーVSブラー、3980円)との対決セットで販売されたでござる。

(↑の比較写真はスーパーリンク版のSD-03、サンドストーム、1980円を使用)

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さてさて、「トランスフォーマーギャラクシーフォース」は「トランスフォーマー マイクロン伝説」「トランスフォーマー スーパーリンク」と並びマイクロン伝説の海外名「TRANSFORMERS  ARMADA」にちなんで、アルマダ3部作と呼ばれる世界観を共通したシリーズでござるが、何故か日本展開では独立した作品として仕上げられたでござる。

故に同じ商品でも、若干設定や名前などが違ってくる場合もあるのでござるよな?

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「トランスフォーマー ギャラクシーフフォース」(海外名、TARNSFORMERS CYBERTRON)はシリーズ完結編として、トランスフォーマーの大体の種族を書き分けるために数多くの商品を求められていたでござるが、単に色を変えただけの旧商品では不味いと思い一部パーツを変更して別キャラクターに仕上げた急場しのぎが本品でござる。

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ちゅー事で、成型色変更商品の場合は元商品の繋がりやデザインなどが過去のキャラクターに似ているかで商品流用が決まるものでござるが、本品は「ビーストウォーズ」版バズソー(D-9、バズソー、1500円)を元にデザインされているでござる。

なるほど、新造形の操縦席周りのカバーと塗装でハチっぽく見えるでござるな。

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本品のギミックはレバー操作によるローターの回転ギミックは健在で、一応新設された機首部分の機関銃(2丁)がローターに連動して動くでござる。

翼下のミサイル発射ギミックは、マイクロン合体方式から新設されたチップスロットにフォースチップをイグニッションさせて発射する方法に変更されているでござるな。

なお、機首部分のカバーは開閉するので本来付属するパートナーマイクロンであれば一応合体可能でござる。

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拙者的な感想で言うと、マイクロンよりフォースチップ方式の方がミサイル発射しやすいでござるが、左右に2枚付属しないのが残念でござるな。

ただ、個体差なのかもしれないでござるが、サンドストームよりローターのギアが難かったり、翼のバネが強化されているので翼のへたりがなかったりするでござる。

折角のマイクロン合体ギミックを廃止してしまうのは勿体ないでござるが、進化する玩具を実感する1品でもあるでござるな。 (笑)

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ロボットモード自体の変形方法に変更なく簡易に変形するでござる。

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やはり、成型色の変更と塗装だけじゃビーストウォーズ版バズソーぽいだけでござるが、新造された頭部により、らしく見えるのが流石でござるな。

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海外イベント限定販売品での、ビーストウォーズキャラクターのセイバトロンモードとしてギャラクシーフォース商品を改良する切っ掛けを作ったのが本品でもあるでござる。

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本品のロボットモードでのギミックは両腕のミサイル発射ギミックはフォースチップを差し込む事で発射でき、脚部のマシンガンはマイクロン合体による連動ギミックから引き出しやすいデザインのマシンガンに変更され手動で作動できるでござる。

脚部のマイクロンジョイント(凸)は完全にダミーに成ったでござるな・・・

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嗚呼・・・ マイクロンなんて要らなかったんや・・・

結局のところソレが全ての商品に成っているのが悲しいでござるよな? (涙)

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さて、バズソーの設定は、セイバートロン星出身(?)のデストロン空中攻撃兵で、付属するフォースチップはセイバートロン・デストロン仕様(海外版では裏側に専用パスワードが添付されている)でござる。

能力値はパワー(7)、知力(8)、スピード(8)、耐久力(8)、地位(7)、勇気(8)、火力(8)、テクニック(7)で設定されており、通常のトランスフォーマーより視力が高く、小回りが利き、旋回飛行能力を生かした攻撃を得意とするようでござる。

なお、ビーストウォーズ版バズソーの能力値とは異なっており、関連性のある設定は無いでござる。

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あるていど知名度のあるキャラクター名を受け継いだ商品でござるが、改良商品である事とセット販売にした事で販売価格が上がり若干購買意欲に欠ける商品でござる・・・

日本での成型色変更商品の売り上げが悪いからのセット販売でござるが、余計に悪くなるような気がするのでござるよな?

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アニメ本編でライバル商品であるブラーとの対決を描いてくれれば販売促進につながったものの・・・

バズソーの登場は、惑星スピーディアにてニトロコンボイ(GC-10、ニトロコンボイ、2000円)とエクシリオン(GC-02、エクシリオン、2000円)のレースを実況するヘリコプター役でヴィークルモードのみの登場でござるから、ほとんど隠しキャラクターなのでござるよ。 (笑)

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まあ、本来アニメに登場しない玩具オリジナルキャラクターでござるから、一応アニメ本編に登場したこと自体はファンサービス的演出とみるべきでござるが、できるなら「ビーストウォーズ ネオ」の様に本編でゲストキャラクター的に扱っても良いと思うのでござるよ・・・

成型色販売商品の売り上げが悪いのは、見せ方であり、アニメ本編に登場するも日本未販売に終わり悔しい思いもしたトランスフォーマーもいるでござる。

商品的にはトランスフォーマーのリデコ商品の面白さを証明する商品でござるが、販売促進と販売戦略が上手くいっていない結果生み出された商品でござるよな。