ごきげんようでござる!
拙者バンンダイの戦隊シリーズ玩具はめったに買わないでござるが、2012年度展開の「特命戦隊 ゴーバスターズ」には、ちと心惹かれる商品があり購入を決断してしまったでござる。
そう、拙者のような変形ロボット玩具コレクターの琴線に触れる送品とは、バイクに変形するバディロイドのチダ・ニック(MBAF、レッドバスター&チダ・ニック セット、3990円)なのでござるが・・・
先月より無駄な出費とノートPC購入等で軍資金が厳しく、食玩の特命戦隊ゴーバスターズ バスターメカニックス(全3種、各300円)をとりあえず購入してみたでござるな。 (笑)
本品は2012年5月に販売されたラムネ菓子付塗装済半完成品アクションフィギュアで、レッドバスター(特命戦隊ゴーバスターズ バスターズメカニックス、1.レッドバスタ-、300円)とチダ・ニック(特命戦隊ゴーバスターズ バスターメカニックス、2.チダ・ニック、300円)に加えて発酵ギミック内臓のミニチュアマスク(特命戦隊ゴーバスターズ バスターメカニックス、3.光る!チダ・ニック、300円)の3種類がラインナップされたでござるな。
レッドバスターは、約9.5センチ全身14箇所可動のアクションフィギュアで、一部塗装された本体にシールを貼って完成させる商品でござる。
商品は背面未塗装、脚部肉に抜き穴を設けて販売コストを下げた商品でござるが、それでも300円の販売価格を考えれば十分に完成度が高い商品でござる。
無論、背面を塗装したり穴埋め作業を施せば更に完成度を増すでござる。
付属品はイチガンバスターのみなのが残念でござるが、販売価格を500円に引き上げて塗装強化及び付属武器や交換手首などのオプションパーツを充実させてもよいと思うのでござるが・・・ それでは、安価な食玩の意味はなく一般玩具になってしまうので本来の購入層を考えれば食玩としての選択は間違っていないでござる。
問題点としては戦隊ヒーローはチームが揃ってこそ意味があるのでござるから、レッドだけではなく全員共通規格にてそろえる方がコレクション性も高まるのでござるが・・・
やはり、一番人気のレッドのみ商品化されるのは仕方がないでござるよな。
拙者が戦隊玩具を買い渋る理由のひとつが、チーム全員が揃わないのであれば最初から揃わなくともいいように買わないという選択肢ができてしまっていることでござる。 (笑)
そういう意味では戦隊シリーズを共通規格で揃えられるレンジャーキーも魅力なのでござるが・・・ バンダイのいやらしい販売戦略に乗せられるのが嫌で仮面ライダーシリーズと共に保留したのでござるよな。
なのに、何故、拙者が戦隊シリーズの本品を購入した理由というのが、すべてチダ・ニックにあるのでござるよな。
戦隊シリーズは仮面ライダーシリーズとの差別化もあるおでござるが、昨今の戦隊ヒーローは専用バイクに乗る事は稀であり、今作の玩具コンセプトも戦隊ロボット玩具らしからぬトランス・・・ 否、マシンロボ的な商品イメージが強いのでござるよな。
バイクモードのデザインは動物(チーター)をモチーフにしたカウルを取り付けたいかにも戦隊ヒーローらしいデザインでござる。
しかし、赤いカラーリングとカウル形状のおかげで初見ではチータというよりも猛禽類系の鳥類にみえたりもしたでござるな。
デザイン的に面白いといえば簡易変形のバイク系変形ロボは、いわゆる頭部が前方を向くか顔を路面に向けて這いつくばる例が多いでござるが、本品では天を仰ぎ見て仰向きになる珍しいデザインなのでござるよな。
商品は一部塗装済の半完成品(?)で、シールを貼って完成させるでござる。
バイクモードでのギミックは、折り畳み式スタンドと転がし走行で、別売りのレッドバスターを乗せる事が可能なのでござるよな。
セット販売の手軽さもよいでござるが、単品で連動した遊び方も楽しめる商品は実に魅力的でござるよな。
戦隊ヒーローに限らず、ヒーローアクションフィギュアと専用バイクは別売りでも乗せる事を前提として設計されているので絵になる商品でござるよな。
ディスプレー重視の固定フィギュアもよいでござるが、やはり変形ロボット玩具のバイクにはアクションフィギュアが似合うのでござるよな。
やはり、この手の連動アクションフィギュアの販売方法は、バンダイが上手いと認めなくてはいけないでござる・・・
さあ、本品のバディロイドへの変形方法は玩具版と異なり、フロントカウルと一体になった前輪を外して変形させる一部組み換え方式で設計されているでござる。
簡易変形で対象年齢3歳以上でも安心して変形させられるわけでござるが、玩具版と異なりフロントカウル部分に前輪の回転軸や接続ピンッジョイントがない為にバディロイドでは背中に背負えず、余剰パーツ扱いになってしまうでござる。
300円の販売価格で劇中体系を再現しようとしたり、背部にタイヤを背負わせることによる重量バランスの設置性を考えるのであれば、食玩としての安全性で余剰パーツは仕方なしと諦めるべきでござるな・・・
そう、レッドバスターと比べると若干細身でござるが、劇中同様の身長差を表現していたりするので見た目のイメージは悪くないでござる。
まあ、アニメ作品等のパートナーロボの場合は人間より若干大きいイメージがあるものでござるが、チダ・ニックは特撮着ぐるみキャラクターでござるから人間と同等の大きさになるのは仕方がない事でござるな。
日本では2メートルを超える着ぐるみ役者が存在しないのでアクションを必要とする怪人やロボットは、役者サイズにあわせるしかなく、パワーアップ合体ロボになればなるほど棒立ちになってしまうのも仕方がないでござるよな。 (笑)
しかしまあ、戦隊ヒーローに限らず古くは「電人 ザボーガー」などに代表されるロボットパートナーという存在は拙者的に嫌いではなく、むしろバイクに変形してしまう相棒というのは2重の意味で有難いでござる。
そう、変身ヒーロー自体がバイクに変形(変身?)しちゃう場合もあるでござるが、やはりロボット系ヒーローが変形する場合と異なるので設定をよく考えてもらいたいでござるよな。 (笑)
さて、本品のバディロイド状態では肩や肘が動かないのでポージングが難しく残念でござるが、300円の食玩事を考えれば上等すぎる完成度であり、2体600円で気軽に遊べるのであれば十分元が取れえる一品でござるな。
ギミック諸々に不満があるのでMBAF(モーフィングバイク アンド フィギュア)の玩具を買えば済むこと問題ないでござる。
最初からMBAF版玩具購入を決めかねている場会うなら、入門仕様の廉価版商品として様子を見るのもアリでござるな。
ただ・・・ 同一規格による同じ戦隊メンバーが揃えられないのが残念でござるが、商品コンセプトとしては評価したいでござるな。
なお、拙者の場合本シリーズの、光る!チダ・ニックのみ購入しなかったでござるが・・・
理由は、察してくだされ。 (笑)
商品(キャラクター商品)の魅力なんてそんなものでござる!