テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

甲府名物鳥もつ煮と支那そば~「力」「蓬来軒」

2013-01-17 09:35:10 | 国内旅行ー関東・甲信越
 高崎の翌日は、甲府にとびました。甲府名物といえば、なんといってもほうとうでしたが、今では鳥もつ煮が加わっています。B1グランプリの威力はすごいです。



 昼は「蓬来軒」というお店に。



 「支那そば復元」というのをやったのは、この店が最初なんでしょう。



 そして、各種のラーメン店ランキングで、最上位級に位置づけられている店であることが誇示されています。



 その支那そば(700円)です。鶏がらを基本にした澄んだスープは、たしかに昔の味という感じがします。「復元」ということは、この味がいったんは失われてしまったということなのだろうか。具のナルトがなんともいえません。そういわれてみれば、昔の中華そばにはナルトがつきものでしたねえ。ラーメンブームが来て、次々と新しい具材が開発されていく中で、すっかり見かけなくなってしまいましたが。チャーシューは、かなり厚手です。それにシナチク、海苔、ねぎ。



 麺は中細のやや縮れの入ったもの。ほどよいコシがあります。いろいろ工夫を凝らしたラーメンが出る中で、あまりにもあたりまえすぎるラーメンのように感じたのですが、そこがかえっていいのでしょうか。



 仕事の合間に山梨県立美術館へ。ご存知のように、バルビゾン派の絵画の収集で有名な美術館です。



 今は、この美術館が誇るミレーコレクション約70点すべてが公開中です。といっても大半は版画で、油彩は11点のみなのですが。それでも、ひさしぶりに「種をまく人」などを見ることができました。



 夜、甲府駅前の「力」へ。



 本来はとんかつ店ですが、今ではとんかつよりも鳥もつ煮の方が有名になっているようです。



 お店は地下に降りたところにあります。



 第5回グールドグランプリ受賞の鳥もつ煮(500円)です。つくるところをみていると、煮込んだもつをそのまま出すのではなく、いったん小鍋にとって、出汁をぐつぐつと煮つめて、濃くなってタレ状になったものを具材にからめて出すようです。そのため、甘辛いタレに独特の香ばしさが加わります。ふつうの居酒屋ででてくる、いわゆる「もつ煮込み」とは異なる料理です。ハツのシャキシャキした食感、肝のまったりした食感、そしてきんかんと、いろいろな食感が味わえます。



 ロースかつ定食(900円)のかつです。特製のソースが、かなりの辛口でした。関東人の私でも、ちょっとこれは…、と思う味でした。それとも、私の舌の方が松山舌になってきているのかなあ。



 2つをセットにすると、あわせて1400円が1300円になります。お味噌汁は、関東の味。これもかなり辛いです。



 ということで、甲府名物を2つ味わうことができました。