烏賊や～イカの足が動く動く

　ホテルができるとか聞いたことのある旧「ラフォーレ原宿」跡。いっこうに何も始まらないその廃墟のそばに、新しい焼肉店ができていました。前は、「黒盛」という焼肉店だったはずですが、閉店したんでしょうね。あんまり評判よくなかったし。



　本日の目的は焼肉店ではなく、その上階にある「烏賊や」さんです。



　入口はけっこう地味で、店内は薄暗いです。



　さて、和食中心のお店なので、冷酒（１０００円）で。



　もちろん「烏賊や」にはイカを食べに来たのですが、手始めに焼き茄子（３５０円）。秋に食べると、どことなくおいしい感じがします。



　はまぐり酒蒸し（７００円）。見てのとおり、想像していたものよりかなり小さかったので、まちがってアサリがやってきたのかと思いました。



　さて、本日の主役のイカちゃんの登場です。１００グラム１２００円です。山口は萩産と表示されていました。日本海から生きたままやってきて、瀬戸内海沿岸で生きたまま食べられることになったイカです。



　鮮度がいいのか、この足が動く動く。夏に唐津で食べたイカよりも、よっぽど動きがよかったです。透明なイカを食べると、コリコリします。死んだイカの刺身とは、まったく別物です。



　お約束の烏賊焼売（５００円）。



　イカの足など、残った部位は天ぷらに。塩で素材の風味を活かして食べます。



　最後に鯛飯（８５０円）。



　宇和島のお店だと、玉子は出汁に溶いてかけます。薬味も別皿に盛られて出てくるのが普通だと思います。こちらのお店は、鯛の上にあらかじめ薬味と玉子の黄身がのった状態でやってまいりました。まあ、最終的には宇和島鯛めしのようになるんですけど。



　あのイカちゃんは、結局いくらだったのか。家に帰ってから計算してみると、２８８０円ということになりました。まあ、３０００円みておけば、イカ１ぱいを食べられるということでしょう。唐津よりはお値段高めですが、産地からの距離を考えるとそんなものなのでしょう。

「烏賊や」　松山市一番町２－４－６－２階　　０８９－９３５－８８３８