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file.159 Sam JETHROE【サム・ジェスロー】

2007-02-19 | JKL
【JET】
Sam JETHROE

サム・ジェスローは、1942年から、
ニグロ・リーグのバックアイズで7年間活躍。
通算打率.340を打ち、2度の首位打者を獲得、
45年にはチームを世界一に導く活躍を見せるなど
リーグの花形選手であった。

32歳になった1950年、ブレーブスに入団。
球団初の黒人選手としてプレー。
オールド・ルーキーのジェスローはこの年、
打率.273、18本塁打、35盗塁の大活躍。
盗塁王と、史上最年長の新人王を獲得し、
一躍地元のスター選手となる。
2年目の51年も打率.280、18本塁打、65打点、35盗塁と結果を残し、
そのスピード感溢れるプレーぶりに、ファンから『ジェット』の
ニックネームで呼ばれるようになった。

が、52年に打率.232と低迷するとマイナーへ送られ、
そのまま試合に出場する事なくブレーブスを退団。
54年にパイレーツで復帰するも、2試合しか出場できず
そのまま現役を引退した。

マーク・フィドリッチやジョー・シャーボノーと並ぶ
メジャーリーグ史を代表する一発屋選手であるが、
20代の全盛期にメジャーでプレー出来ていれば、
あるいは、ジャッキー・ロビンソンやラリー・ドビーを
上回る活躍を見せていたかもしれない。