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file.156 David CONE【デヴィッド・コーン】

2007-02-16 | ABC
【99年7月18日の奇跡】
David CONE

1981年、ロイヤルズに入団したコーンは、
86年、メジャーデビュー、11試合に登板し、
0勝に終わったコーンは、
この年のオフ、メッツに放出される。

87年、21試合で5勝と、まずますの成績を残したコーンは
88年、防御率2.22。20勝の好成績でブレーク。
初のオールスター出場も果たした。

以降、7年連続で10勝以上をマーク。
90年、233奪三振、91年、241奪三振で
2年連続の奪三振王にも輝いた。
特に91年は、10月に一試合19奪三振もマーク、
92年途中からブルージェイズ~ロイヤルズ~ブルージェイズと
チームを変わるが、キレのあるスライダーやカーブ、カットボールを
巧みに操る投球で打者を翻弄し続けた。
92年にはブルージェイズのリーグ優勝に貢献、
チームを世界一に導く活躍を見せた。

95年シーズン途中でヤンキースに移籍、
96年は怪我の影響で7勝止まりだったが、
チームは世界一、コーンもブレーブスとの
ワールドシリーズで好投を見せ、
2度目の世界一の美酒に酔いしれた。

98年、20勝をマーク、健在ぶりを見せつけたコーンは、
99年7月18日、エクスポズ戦で完全試合を達成。
この日の試合は、56年のワールドシリーズで
完全試合を達成したドン・ラーセンとヨギ・ベラのコンビが
バッテリーを組み、始球式を行う...という
まさに奇跡としか言い様のない一日であった。
また、チームも世界一に輝き、コーンにとって、
良い事づくしの1年となった。

2001年、レッドソックスを最後に
一度はユニホームを脱いだと思われたコーンだったが
200勝を目指し、2003年、メッツでメジャーに復帰、
が、結局1勝に終わり、通算194勝で現役を退いた。