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file.150 Jack MORRIS【ジャック・モリス】

2007-02-10 | MNO
【Mr.世界一】
Jack MORRIS

1977年、タイガースでデビューを果たしたモリスは
79年に17勝をマークし、ブレークを果たす。

SFFボールとファイト溢れる投球を武器に
79年から10年連続の10勝以上を記録。
スタミナも自慢で、200イニング以上を11度マークしている。

81年、14勝をあげ最多勝、
83年、20勝に加え、リーグ最多の232奪三振、
84年は、19勝をマークした上に、
4月のシソックス戦でノーヒット・ノーランを達成、
チームをリーグ優勝に導くと、
ワールド・シリーズでも完投で2勝し
世界一に大きく貢献した。

以降もタイガースのエースとして投げ続け
86年には21勝(完封6!!)をあげるなど活躍、
90年代に入っても、90年に15勝するなど
衰えを知らないモリスであった。

91年、地元のツインズに移籍、
当たり前のように246イニングを投げ18勝、
チームのリーグ優勝に貢献し、
ワールド・シリーズでも3試合に先発し2勝、
特に、優勝を決めた第7戦では、
若きジョン・スモルツと投げあい、
一人で10回を投げ抜き完封勝利をあげるドラマチックな活躍を見せ
シリーズMVPに輝き、2度目の世界一の美酒に酔った。

91年、37歳のモリスは、
3チーム目となるブルージェイズに移籍、
いきなりの21勝をマークし、ここでもチームのリーグ優勝に貢献、
ワールド・シリーズでは奮わず、2敗を喫するがチームは世界一。
結局、在籍した4チームの内、3チームで世界一に貢献、
自身のキャリアに大きな華をそえる事となった。

94年、インディアンズで10勝をあげるが
その年限りで引退した。

通算254勝、
80年代、最多となる162勝を稼いだ名投手だが、
防御率3.90が影響したのか、
殿堂入りは果たしていない。