ねこがさかなをすきになったわけ

Ｙ小学校高学年

絵本の適正年齢なんて決められないけど
どっちかと言うと低学年向きだったかな

「ねこがさかなをすきになったわけ」 ぶん・え ひだのかな代　
王様に
豪華なへやと、おいしいケーキを毎日与えらる贅沢な日々を暮らしていたねこが
ある日さかなと出会い仲良しになります
ある朝、ねこは目を閉じて苦しそうにしています
さかなはそんなねこの中に悪者がいるのを居るのをみつけ
口にとびこみ
悪者をつぎつぎ吸い込んで・・・・・
ねこは元気になります
さかなは「元気でいたいなら、さかなを食べるんだよ」
とねこと約束してきえてそいまいます
ねこがさなかを食べるとお腹の中からさかなが「げんきだ～せ～よ～」って呼びかけてくれます
それが嬉しくて
今でもねこはさかなを毎日たべています







・・・・というストーリーです



打ち合わせの時間がなかったので
これ読んでね
って渡された本でした
「ねこがさかなをすきになったわけ」っていう題も、絵も
すごくひきつけられる絵本でした



自然界の捕食するもの、されるものの関係を絵本で表現するのって
いろんな方法、視点があって
難しい・・・っていうか好き嫌いが分かれるところ


「ケーキばっかり食べてないで体に良い魚も食べないといけないなと思いました」
とか
「相手のために自分から食べられた魚って偉いなぁって思いました』
なんて感想文書かれたら嫌だな・・・・
なんて思いながら読んでましたが
これは大人の発想か
子どもはもっと別の視点でこの絵本の世界触れてたのかもしれないね
自分の中から「げんきだ～せ～よ～」って誰かの声が聞こえたら
嬉しいかも！
元気出るかも！




友情と捕食の葛藤の絵本は「嵐の夜に」等が有名ですが
私は「ライギョのきゅうしょく」ってのが
厳しさと明るさと強さと考える余韻が残る・・・って理由で好きでした

参考図書は
「うさぎのみみはなぜながい」文・絵／北川民次

どうしてこんな風になったの？ってお話はなんかワクワクしますね