寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

イマドキの若坊守事情

2005-07-20 00:23:30 | Weblog
昨日初めてこのブログにコメントを頂きました。
ヤッコさんありがとう。
誰かと繋がってるって、うれしいものですね。

「お寺のお嫁さんって大変そう」・・・よく言われます
ヤッコさんのコメントにもあったけど
何が一番大変なのかなぁ~って考えてみた。

仕事の内容自体は他の職業に比べて特別大変だってことは無いと思う
掃除や接客(ご門徒のお相手)も地域やお寺の事情によってさまざまだから
大変さもそれぞれ・・・・・。

やっぱり365日24時間営業体制
しかも若坊守にとっては上司でもある舅・姑と
これまた365日24時間共同住み込み生活・・・ってのがキツイ
外出する時もいつお呼び出しがかかるか判んないから
『何時から何時まで、誰と何処でなにしてます』って報告して出かけなきゃならない
去年、義父・母に留守番頼んで、家族で二泊の旅行に行ったその初日
宿泊先に「お寺の役員さんが亡くなった」と連絡があり
全てキャンセルして引き返しました

法務、ご門徒が全てにおいて優先されるから
長女のピアノの発表会にも、長男のソフトの引退試合にも行ってあげられなかった
親としてはチョットつらい。ゴメンネ・・・・。

それに坊守の仕事なんて
具体的に何がどうだなんて知ってて坊主と結婚する人は少ないんじゃないかな?
うちの宗派の場合は住職の配偶者は自動的に『坊守』という『職業』についてしまうから
あらこんなはずじゃ・・・。私『坊守』に向いてないわと思っても
旦那が住職を辞めるか、離婚でもしない限り転職ってのはできないシステムなんです(今のトコ)

・・・なんだけど
この頃は一概にそうとも言えないみたいなんです。
私と同年代の坊守さんは在家から恋愛結婚で寺に嫁いだ人も多くて
かなりのキャリアを持ちながら、結婚前の仕事や交友関係生活を捨てて
寺での生活に頑張ってる人が多い。当然同居だし。

ところがイマドキの若坊守さんは、ちょっと事情が違う。
当然のように恋愛結婚なんだけど
お寺には住まない。つまり同居はしない
2人で近くのマンション借りて、旦那は実家の寺に通い坊主。
奥様は結婚前の仕事を続けるってサラリーマン化現象が多発している。
それなりにキャリアがあって、仕事は好きで辞められない。
昔なら仕事か結婚か選択を迫られるところなんだけど
「私は彼と結婚するんで、お寺に嫁ぐわけじゃない」とあっさり両方クリアーしてしまう。

いずれ両親が歳をとり、
世代交代の時が来たら彼女達はお寺に戻ってくるのでしょうか?
世襲制、家族単位で支えられてきたお寺(・・・あ、これ浄土真宗の場合ネ)
時代と共にどんな風に変わっていくのでしょうか?

そして息子よその時あんたはどうする


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2018-01-07 07:24:56
✋💦がんばって
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Unknown (不安な女子)
2018-06-28 17:13:07
住職と恋愛して、寺に嫁ぐことになりました💦
不安がいっぱいで。。
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