寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

枇杷の実

2011-06-29 12:37:38 | 日々徒然

庭の枇杷の実が色づき始めた

 

と、思っていたら
お猿がやってきて、セッセと食べている

 

負けじと収穫したんだけど
綺麗で大きくて、見るからに美味しそうなのは
手の届かない高い所に生っている

 

なんか

さるかに合戦のカニになった気分だよ


終了!

2011-06-28 02:05:25 | 

二日間の永代経法要が無事終了しました!

暑くて、ムシムシする二日間を
更にヒートアップさせるのは
爺様

 

日頃はもう殆どテレビの番人になってるんだけど
法要が勤まるとなると
はりきって、あちこち顔を出す、口を出す
「ほんと若いもんはわかっとらん、ワシが言うて聞かせなわからん」・・・とな
この辺の言葉で言うと
「世話がこたえん!」・・・・のである

「住職」と言う肩書きが、人間関係の殆どだった爺ちゃんが
その「住職」という仕事を引退した今
自分の存在を確かめる事の出来る、年に何度かの法要
その意味の大きさ、ハッスルする理由は推して知るべし・・・である

そして
そんな今日のご法話は
「どこに自分の存在の意味を見いだすか」であった

 わたし達は、自分の存在に意味を見出すために
何か『人とは違う特別なもの』を持とうとする、
あるいはそういうものが自分に有ると思いたい生き物である
段々歳をとって、「出来る事」が少なくなってきても
「これができる」・・・・と
ことに自分の中に、人よりも勝る特別なものを確かめることに
自身を肯定する証を感じたりするものだ
だけど、
だけど、そんなものは何一つ必要ない
それを知らされるのは「誰一人もらさず救うぞ」という仏様の教え

柔らかな喋り方で、わが身、わが暮らしに即したお話をされるので
小難しい話には聞こえないが
話していることは真宗に教えられるアイデンティティーの課題
「自分を他の誰でもない自分であるとどこで頷けるか」
・・・・・・である
それを
田舎の爺様。婆様相手に見事に説いておられたT先生
聴聞される皆様
共に、「すげぇ~なぁ~」である!

更に
自分は特別だという思い→「法難」を生み、更に生み続けている
・・・・・と話は展開していくのだが
詳しくは、高倉会館日曜講演で(多分)どうぞ(笑)


家族

2011-06-22 23:45:14 | 日々徒然

週末の法要に向けて
今日は、本堂の花立て

いつもなら、花瓶の掃除、水換え、据付が終わったら
義母が花を立てて
私は掃除

・・・・・と役割分担がはっきりしてるんだけど
今日は
「花立てのお手伝いします!」と二人のご門徒さんが初参加してくださった

3人に花立てをお任せして
私は掃除を・・・・と思っていたんだけど
ご門徒さんのお1人が
「坊守さん、一緒にしましょうよ、こんな機会に覚えなきゃ!」と
強く(!)おっしゃられたので・・・・参加

いちいち、義母に尋ねて、手直ししてもらって
たぶんいつも母が1人でやってる時の2倍ぐらい時間がかかったんじゃないかな

花を持たせるために、生けるのはどうしても法要直前になる
やること多くて、お互いイライラしてるし
時間を有効に、仕事を合理的にやるために
二人だけなら、絶対こんな場面は有り得なかったことだ
いや、何度かお互い試みたこともあったけど
「教えてください」
「適当にやればいいんよ」
「そんな適当なんて出来ませんよ~意地悪しないで教えてくださいよ~」
「うちも適当やもん」
「じゃぁ、やっぱり掃除してきます」
・・・・・・決裂・・・・・みたいな・・・・・

家族ってどうしても感情がむき出しになってしまう所があるので
それゆえに純粋な目的がすんなり遂行でき無いことって多々有る
まぁ、むき出しの関係も
時には必要だったり、妙に心地よかったり・・・って事も有るんだけど


世の中には、羨ましいぐらい仲良し、理性的な家族も居るらしい
それは家族でなくて他人行儀・・・ってもんだろう(もちろんこれも程度により必要)
修羅場を経験してこそ家族ってもんです

・・・・・と、これは僻みか

 

話が思いっきりそれたけど、
今回、そうならなかったのは、家族で無いおふたりの存在が有ったからだと思う

お寺って
ホントに家族の関係密度が濃いから・・・・・ね

煮詰まった関係を素直にほぐすために
こんなふうに混ざり合うっても良い方法だな・・・・と思ったことでした

 

※しか~し、おかげでタイムロスはあきらかで
 明日は必死で巻き返さなきゃな


自信

2011-06-17 02:01:53 | ちょっと感じたこと

(アオイホノオ6巻より)

 

自信に満ちた人を見ると魅力的に見えたりすることもあるし

自信を持つことの功罪って確かにあると思うけど

 

「根拠がない」ってのは実に納得

根拠が無いから、
実は「自身に対する自信」なんてどうにでもなるとも言えるし
(ある種の自己啓発セミナーは、この辺上手に利用してると思う)
同じように、あっという間に覆されるとも言える

 

そんな頼りない「自分に対する自信」なんて
有っても、無くても関係ない
そんな、確かな生き方をしたい・・・・
いや、娑婆の生身の人間にそれは無理か
でも、せめてそういう生き方がある、それはどういう事か、何に尋ねていけばいいのか
・・・・って事ぐらいは知っててもいいな
と思うハナコです

・・・・ってことで、アオイホノオ6巻を読み終わり
図書館の新刊コーナーで見つけた「へうげもの」に取り掛かっています

最近、読書って漫画ばっかだな 


今日のアテは・・・・

2011-06-12 23:56:04 | 日々徒然

今夜はちょっと肌寒くて
久しぶりにお湯割りを♪

あてはこれ

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)
島本 和彦

小学館

 

 

愛読サイトでちょっと話題になってたもので
連載中の漫画なんだけど
まさに私世代の大学生の物語
自分と同級生の能力をことあるごとに比べては
打ちのめされたり、自信過剰になったり、時に妄想暴走したり
若い頃、思いだしてちょっと痛かったりする漫画(笑)
いやいや、まだそういう所、完全には卒業できてませんな、ワタクシ・・・

 

朝までオールナイトの映画館で過ごしたり
新発売のポカリスエットの味に戸惑ったり
ブルワーカーとか
例えばこんなシチュエーション

「この時代、人を探すのには実体で走るしかなかった
下宿に押しかけるか、偶然会うのを待つか・・・・
なにしろ携帯電話どころか
直通電話すら数十人の学生寮に1台しかない時代だ
会わない時は、あきらめる。」

懐かしいなぁ~
絵も凄く昭和チック

アニメ、特撮ファンなら更に楽しめます

ちなみにPの反応はいまいちでしたが・・・。


若坊守学習会(今年度最後)6/9

2011-06-10 00:24:40 | 

昨日は若坊守学習会「お正信偈に学ぶ」

本論に入る前に
前回はお勤め、声明について
今回はお内仏について学び、考えた

 

最近ではどの学習会でも
震災を通して、信仰や宗教をどう考えるのか
お聖教はどう応えているのか
ということが話題になる

今日もこんな話が・・・・・・

ある高齢の熱心な同行さんが
続けて3人の子どもさんの逆縁に合い
生死無常と聞き定めていたはずの心に
モヨモヤと罪福心(悪いことをすれば罰が当たり、良いことをすれば幸福になれるというようなこと)が湧き上がり
子どもが先立った不幸は私の至らぬせいではなかったかと、自らを責めるようになったそうです
ところが、先の大震災で多くの方がお亡くなりになった事実に触れたとき
助かった人は良いことをした因があり
亡くなった人は悪いことをした報いを受けたのか・・・?
そんなことが有るはずは無い
すべては生死無常のことなんだと
理屈ではなく、モヤモヤとした思いが打ち破られ
罪福心の呪縛から放たれたそうです

なによりも、去年今年、老少男女おほくのひとびとの、死にあひて候ふら  んことこそ、あはれに候へ。ただし生死無常のことわり、くはしく如来の説きおかせおはしまして候ふうへは、おどろきおぼしめすべからず候ふ。 (末燈抄)

で、
座談になったのはココから先
いくら聞法して理解したつもりになっていても
体験により覆されたり、また体験によって頷けたりもする
知識は体験を超えられないのか・・・・なぜ聞法するのか

 

打ち破られてもまた起ってくるのが迷いや悲しみ、苦しみ・・・・
今回は罪福心やったけど
そういうものは一度は顕かになって打ち破られても
私の中からはなくならない
もし、頷けたことを以後ずっと保っていけるのなら
(そんなことは不可能だと思うけど)
多分宗教はその先その人には必要なくなる、もちろん聞法する必要も・・・・な、気がする

 

だからといって、
ずっと聞法してきたことが
体験によって体感できる・・・・とは限らんやろうし
違う方向へ目覚める人も居るやろう
聞きたいから
もっと言えば、何か法座につく御縁に押し出されて
ぐらいに思ってればいいのかも

聞法に目的を作ったり、
手段にしたり
頭でっかちに深刻に考えても余り意味無いかも
ただ聞く、ただ念仏する・・・・これが案外大事かもしれん

 

・・・・・みたいなことを談義し、考えた。


やっと完成

2011-06-10 00:23:11 | 

いつの間にか前回更新から一週間以上も経っていた!

 

時間が経つのが早~い!

なんとなれば、寺報を作成していたからであります

 

今回の寺報には御遠忌や震災のこと
上手く言葉にまとまらない思いがたくさん有って
それをたったA4両面に納めるという
もう、と~っても苦しい状況で
文字を打ち込むのはもう一杯一杯って感じだったの
(しかも誰かさんのゴーストライターまでやったからね)

それも昨日で完成!永代経法要の案内と共に発送完了!

しょうもないことでいいから、自分の言葉で、自分の思いを伝える
これが教学的知識の乏しい私の身上
結局いつものように、不満足なままの発送になったけど
ま、しかたないか


来年のためのオボエガキ

2011-06-01 00:09:08 | 日々徒然

夏野菜

うっかりピーマン植えるの忘れてた!

 

うちの子達、特別野菜好きって訳でも無いんだけど
ピーマン大好き!
ピーマンとジャコのきんぴら
チンジャオロースー
ピーマンの肉詰め
茄子と豚肉とピーマンの鍋しぎ
豚肉とたけのことピーマンの味噌炒め
ただの野菜炒め
ピザのトッピング・・・・etc

意外に何にでも合わせられる優等生

 

 

婆ちゃんに苗物屋さんはしごしてもらってやっと見つけた!

 

50㎝近くにまで伸びて、もう小さな実までつけてる苗

ちゃんと土についてくれるかなぁ~