寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

読み聞かせ(6年生)

2013-03-08 11:47:49 | 絵本・読み聞かせ

卒業前、最後の読み聞かせはこれ

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)
小川 仁央
評論社

この絵本はね~
自分的には頭で読んじゃうタイプのやつだったから
「死」とはなんぞやとか
「悼む」とはなんぞやとかね
だから
あまり感情的に読むことがなかったんだけど

で、今日もそのつもりだったんだけど

気がつくと
6年生の中に
昨年亡くなられたご門徒さんのお孫さんが居られたのよね
そのご門徒さんはお孫さんとともにお寺との距離がとても近かった方で
いろんな事を教わったり
おしゃべりしたり
そういう方でした
自分の中で「アナグマさん」に重なった瞬間
感情がうわぁあああ~って溢れてきて
やばかった・・・・。

身近な人の出来事って
頭じゃなくて心揺らすよね

大事にしないといけない感情だけど
迷いや苦しみの心を生むものでもある

 


読み聞かせ(K小学校読書集会)

2011-04-26 16:38:24 | 絵本・読み聞かせ

新学期が始まったので
久しぶりに読み聞かせに行って来ました

K小学校の読書集会に参加です

 

私が担当したのは
「にゃ~ご」の大型絵本

大きな絵本 にゃーご (大きな絵本)
宮西 達也

鈴木出版

 

 

ねずみの生徒達に
ねこがどんなに危険な生き物なのかを教える先生・・・・

「いいですか、これが、ねこです
この顔をみたら
すぐに、逃げなさい」
「つかまったら最後
あっ、と言う間に食べられてしまいますよ」

3びきの子ネズミは真面目にそれを聞いていません

(危機管理・・・・ちゃんとやんなきゃ親が泣くよ・・・・)

 

そして3匹は猫に遭遇
子ネズミ達は自分たちがどんなに危険な状況に置かれているか知りません

( 私は正しい危険情報をきちんと把握してるだろうか・・・・
 それ以前に、正しい情報って何

死という危険が迫っていることも知らず
自分を死に追いやるものに贈り物をする子ネズミたち

子ども達は


「にゃあ~ご~(食べちゃうぞ!)」って威嚇したネコに
「にゃあ~ご~(さようなら~)」×3匹・・・・って子ネズミたちが返事した場面で
大爆笑!

(知らないって怖い・・・・でも、知らないから穏やかに生きていけることも
 世の中、沢山・・・有る・・・・よね・・・・・?)

子ネズミに自分を
ネコにいろんな固有名詞を当てはめて読み替えてみましょう

昔は、こんな風にはこの絵本を読まなかったな・・・・・・・・。


読み聞かせ・・・・節分(2)

2011-02-05 11:02:41 | 絵本・読み聞かせ

読み聞かせに入った6年生のクラス

かな~りやり手(?)の先生なんだけど
読み聞かせの後、
すぐに一人一人立って感想を言わせるのだ

読み聞かせに集中できなくなるし、
余韻も楽しめないので
そういうの嫌なんだけどな

 

でも、

面白い意見も聞けたりもする

ある子が言った
「サメにうそをついたり、騙したりしたうさぎは
今度は神様に騙されて酷い目にあった
自分がやったことは自分に帰ってくる
だから人を騙すのはいけないと思いました」

 

そしてら次の子が

「人を騙すのは悪いと思うけど
じゃあ、うさぎを騙した神様はどうなるの?
何のバツも受けてない」

・・・だってさ

 

確かに(笑)


読み聞かせ(7月・図書館定例会)

2010-07-11 02:06:16 | 絵本・読み聞かせ
毎月一回、土曜の午後からやってる読み聞かせ
私は、土曜は動きにくいからあまり参加できないんだけど
今日は、急遽ピンチヒッターで行ってきました


担当は桃太郎の紙芝居


これやだぁ・・・・・・

紙芝居は本の読み聞かせと違って、声色で演技しなきゃいけない
登場人物(動物も)多いので
結構大変!
それにさ
桃太郎って侵略戦争を髣髴とさせない?


桃太郎の姿が、日の丸の鉢巻に陣羽織、幟を立てた姿になり、犬や鳥、猿が「家来」になったのも明治時代からである。それまでは戦装束などしておらず、動物達も道連れであって、上下関係などはない。明治の国家体制に伴い、周辺国を従えた勇ましい日本国の象徴にされたのである(桃太郎-wikipediaより引用)


そういう見方に気づかなければ
よくある勧善懲悪な日本の昔話なんだけど
一度、そういう事が気になってしまうと
無邪気に読むことが出来なくなってしまう

子ども達はこれからそれぞれが自分自身で考え、気づき、受け止めていくのだろうけど


読み聞かせ(Y小学校、低学年)

2010-06-17 15:15:42 | 絵本・読み聞かせ
今日も突然のピンチヒッター

渡された本は
あめふり―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
さとう わきこ
福音館書店
アカメアマガエル (いきもの写真絵本館)
ジョイ カウリー
ほるぷ出版

の二冊

お天気は良くて、あめふりはダメ・・・・・・っていう
このばばばあちゃんものは
どうも好きになれない
コショウを燃やしてくしゃみをさせる発想だとか
たくさんかみなり君たちが出てくるあたりは好きなんだけど

カエルは面白い
実物と、置物の区別がつきにくい生物だと思う
それに優れた科学写真絵本は大好き


そんな読み手の気持ちを察してか
子ども達の反応も「アカメ」の方がいい・・・・・・気がする・・・・・・(笑)


実は今回、
読み聞かせを初め以来、初のハプニングに遭遇した

読み聞かせの前にちょっと話をして盛り上がって
嬉しくなった3年生の男の子が
3年の列を離れて、私のまん前、つまり1年生の列に座ろうとしたのだ
それを3年の女子に激しく非難されて、教室の隅に行って泣き出した
泣き方から察するに、良く有ることで大したことはないなと思って
声をかけたら案の定、、
すぐに席について、
何事も無かったように始められたんだけど
ああいう時に、どう対応したらいいか・・・・・・先生も大変だなぁ~

子ども達は見ている
「はい、こっちが良くて、こっちが悪い。解決~!」
とは言えない問題にぶつかった時の
大人の、私の姿勢を、対応をね

そんで
大人になって悩む人間関係って
大抵、そういうことだったりすると思う

読み聞かせ(6月 S小学校2年)

2010-06-04 14:52:56 | 絵本・読み聞かせ

突然のピンチヒッターで読み聞かせに入ることになった
渡された本を、予定通りに読む

「ガラスめだまと金のつののやぎ」

ガラスめだまときんのつののヤギ―白ロシア民話 (日本傑作絵本シリーズ)
クリエーター情報なし
福音館書店



おばあさんが大事に育てて見事に実った麦畑を
食い散らして暴れまわるヤギ
彼はガラス目玉と金のツノで
おばあさんを助けようとやってきた動物たちを次々威圧し、追い返していく

くまに、
オオカミ、
キツネ、
うさぎ・・・・・。

最後にハチがやってきて
ヤギの鼻先をちくりと刺す
それで、ヤギは泣きながらどこかへ行ってしまい
おばあさんは末永くしあわせにくらしましたとさ


・・・・・という童話の王道!



くまも、オオカミも、キツネも、ウサギもダメで
最後にヤギを追い出すオチ
誰がどうやってつけるんだろうと、ワクワク想像力をかきたてる本だ


私は、
なにか小動物がとんちの効いた小技を使ってヤギを騙し
畑から追い出すんじゃないかなぁ~』
って思いながら
早く結果が知りたくて猛烈なスピードで加速して読んだ

読み聞かせを練習してるの聞いたPは
『猟師が鉄砲で撃ち殺すんじゃないか』と思ったらしい


それを聞いて
もしかしたらこれは問題解決にどういう手段を使うかを知る心理テストになるんじゃないか
・・・・と思い
夫や娘にもそういう下心ありありで読んでみた


夫は
別にどうでもいい・・・・・らしかった
危機感、想像力のない人だわ・・・・・

娘は
『ガラス目玉や金のつのという、力を誇示するものを
何かが壊して力を失う・・・』って思ったらしい
何かってのも生物ではなくて、自然の脅威というか、天の意思みたいなものが
壊すみたいな
ふ~ん、面白いね


当日
2年生の反応はとても良く
どうなるどうなる!?と言う気持ちが伝わってきた
「いちころさ」「おいぼればあさん」「もじゃげのクマめ」「おんぼろおっぽのオオカミめ」
「もぐもぐうさぎめ」ということで毎回歓声が上がっていた
こういうことば、好きよね
この本は裏表紙の絵もとてもいい、ここまで含めて本編だね

5月の読み聞かせ

2010-05-16 01:25:07 | 絵本・読み聞かせ
しっぽのはたらき (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
川田 健
福音館書店

久しぶりに読み聞かせに入る


全校生徒対象に
「かいじゅうたちのいるところ」と
「しっぽのはたらき」


私は「しっぽのはたらき」を担当!
なぞなぞのような展開に
子ども達からのリアクションが楽しい
つい、反応しておしゃべりしちゃいそうになるけど、ここ絵本の世界を大切にして、読み進む
ただ、ひとつ、
子どもから「クジラだ!」「イルカ?」「何かなぁ~」って反応の間合いを見計らって
次の答えのページをめくるタイミングだけはずさないように・・・・

押し付けず、先回りせず、でも応えていくこと

ここ大事

それにしても
しっぽってホントにいろんな仕事するよね~
人間はその一つ一つに代わる道具を手に入れて
しっぽを失った
丸腰では動物たちには敵わない
わたしも尻尾欲しぃぃいい~
ワンコのように気持ちをあらわす尻尾があったら
もっと素直になれるかなぁ~


読み聞かせ(1年生)

2010-03-05 00:17:56 | 絵本・読み聞かせ
今日はS小学校1年生のクラスに読み聞かせでした

本は「3びきのくま」です
3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
トルストイ
福音館書店

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これは我が子に読んであげたというより
自分が小さい頃に好きだった本と言う印象が強いのです

美味しそうなスープと
素敵なベッド
自分ちのそれではなくて、よそのお宅のそれは小さな子にとっては憧れです
どんな味で、どんなベッドなんだろう
いつか私も、よそでご馳走をよばれて、お泊りしたい
それはもしかしたら、いつ誰かに見つかるかるかもしれないという
スリリングな初体験になるのかもしれない
・・・・と、その時、私はまだ小さかったのではっきりとは思わなかっただろうけど
そんな人生の冒険への予感にワクワクしてたのかもしれない
いつか大きくなって冒険にでかけるその時、
「私の身の丈は一体どのぐらいなんだろう?」と
思いをめぐらせるのが、
大中小のスープ皿やスプーンや椅子やベッドなんだなぁ


やっぱり好きだなぁ~この本
と、親離れしたくて、家から出たく仕方が無かった女の子(私)は
大人になって、子供たちに読み聞かせながら思ったのでした



実は「3びきのくま」はいろんな作家のものが7冊ぐらいあるらしいです
読み比べてこれをチョイスしたのではなくて
これしか知らないのでこれにしました