アイリス ふれあい農園

野菜作りを楽しみませんか。定年後の第二の人生の癒しに、家族で野菜を育てる楽しみ、土と戯れて野菜作りでストレス発散。

稲盛哲学にほれぼれ

2013年10月07日 | 社会・経済

先日、毎日新聞社から出版された稲森和夫著の「燃える闘魂」を読んでつくづく考えさせられた。何が今の日本に足りず、自分に足りないのか、・・・・

稲盛和夫・・・創業以来一度も赤字を出したことのない京セラの創始者、電電公社(今のNTT)一社では独占で通話料が世界一高い為に第二電電(今のKDDI)を創設した。

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80年周期の変動  日本は徳川幕府が崩壊して明治政府に体制が奉還された。そして近代国家に遅れた日本は「富国強兵」に乗り出し、その40年後にはその当時最強のロシアに宣戦布告し勝利、世界を驚かせ国際的な地位が飛躍的に向上した。

それから40年後の1945年に日本は第二次世界大戦で大敗し、国土は焼土し、国民は奈落の底に落ち込んだ。

それから40年後の1985年後日本人は頑張りに頑張ってアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国に成り、やがてバブルが崩壊し今度は経済的に打ちのめされた。

自分の利益ばかり考えたあげくの果は富国強兵政策も富国経済政策もも打ちのめされた。

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2010年、日本の、そして世界の空に羽ばたいたJAL(日本航空)は負債総額2兆3221億円の負債を抱え会社更生法により倒産した。その会社を僅か3年で稲盛は年間営業利益2000億円も出る会社に作り変えてしまった。

官僚的なJALの経営者、責任を取らない社員、当時の政府より不採算路線の押し付け、総てが狂っていた当時のJALを80を越えた老人稲盛はここで何をしたのか。

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この本の冒頭に「私たちはいま、混迷を極め、先行きの見えない、不安の時代を生きている。豊かなはずなのに心は満たされず、衣食足りているはずなのに礼節に乏しく、自由なはずなのに閉塞感が有る。やる気さえあれば、どんなものでも手に入り何でもできるのに、無気力で悲観的になり、中には犯罪や不祥事に手を染めてしまう人もいる。」、全くその通りだ。

稲盛哲学は当たり前の事を根気強く闘志を持って行った。家族の為に、社員の為に、国家の為に利他の精神を推し進めた結果が不可能と言われていたJALの再生に繋がった。

経営手腕は人間としての「生き方」に総てが託されていたのでした、読むだけでも勇気が湧いてくる。

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