お盆と先祖供養
ウラボンエはサンスクリット語で逆さ吊りと云うらしいのですがその意味は。お釈迦さんには大変優れた弟子が10人いました、お釈迦さんの十大弟子ですがこの中でお盆に関係するお弟子さんが『目連尊者』です。目連さんは神通力第一で一般の人が見る事の出来ない世界が見通せるのです。
有る日、目連さんは亡くなった御母さんが何処に居るのかと思い、きっとお母さんは極楽の世界で楽しく暮らしていると思い覗いてみました。極楽の世界もピンからキリまであるのですが何処を探してもいません。だんだん降りて行って地獄の世界を覗いてみるとお母さんが居るのではないか。お母さんは地獄で逆さに吊り下げられて何も食べることが出来ず苦しみもがいていました。
目連さんはびっくりして、どうしたらお母さんを助けれるかをお釈迦さんに聞きました。
「目連よ、そなたの母は身内には良い母であったが他の人達には大変ケチであった。母を助けたいなら僧呂達の修行が明ける7月15日(新暦では8月15日)に僧侶達にご馳走を振舞い、供え物をするが良い」とおっしゃった。早速7月15日に目連さんは僧侶を招きご馳走を振舞った。後日目連さんは霊界を覗いてみるとお母さんは極楽で楽しそうに暮らしてみえた。これが盆の云われ、先祖供養の云われはこのことから始まったのです。
みろく苑でも13日、先祖供養の行事として提灯を飾り、枠灯に家々の先祖供養の願いを書いて祀る。
当日は天気予報は完全にマークでしたがお陰さまで龍神さんには少し横に寄って頂いて雨は降らず。
みろく苑の人達、先祖さんへの振舞いは何処へやら、自分達のお腹へ食べるは飲むは、まるで餓鬼霊が着いた様に食欲旺盛。先祖さんも極楽で安らかな生活をしてみえたのにこの振舞いを見て地獄に落っこちそうだ。
特に禅宗では施餓鬼供養と云って盆の行事が盛大に行われるそうです。