日常の生活が平穏沈着な天狗さん、しかし今日は何故か穏やかでない。気負いを感じたり、孤独を感じたり、おごりを感じたり、落ち着かなく心穏やかでない。
日常の生活に追い回され自分を反省して見つめる時間が無いかと己の心に振り返ってもそうでも無さそうだ。
フト何時も見なれた鈴鹿連峰を見ると何だか落ち着かない光景だ、荒れているのでも無し、そうかと云って晴れている光景でもない、よくこんな光景は有ると思えばそれまでの事ですが何故か気になる。
思えば自分の心の状態を見せて貰った様だ。諸行無常、世の中は常に目まぐるしく移り変わっている、雲の形もよく似たものは有るが365日、何十年、何百年と同じものは一度も無い。穏やかな快晴も有れば風雨、暴風、風雪をともなって荒れ狂う日も有るのに平安ばかり願うのは愚かな事でしょう。自分の心が穏やかでないのも自然の営みと変な処で納得するのでした。