佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

U.N.O.BAND考

2005年12月09日 01時08分51秒 | ポピュラー
 U.N.O.BANDって知っていますか?


 これは、資生堂の男性整髪料「uno」の企画。
 お笑い50数名がunoを使って変わる様を、
CMにしたのだが、その第2弾で、
その中から、カンニング竹山、アンガールズ、
いつもここからの5人で、バンドが結成される。
そのバンドの名前が
「U.N.O.BAND」(ユーエヌオーバンド)。
CMでご覧になった方もいるのでは。

 このCMでは、それぞれ5人の
uno使用前と使用後の姿が映り、
5人が楽器を持って格好よく演奏する
CMなのだが、そこで流れているのが、
このバンドのデビュー曲「No.1」である。
そう、CMの企画をきっかけに、
メジャーデビューしたのだ。

 僕は、お笑いの知識は人並み+α程度。
なぜこの企画を紹介しているかというと、
このバンドのプロデュースを、
スネオヘアーがしているからである。

 スネオヘアーについては、
以前ちょこっと書いたのでそちらを参照のこと。
その時の話題にも上ったのだが、
初プロデュース業、しかもそれが、
人気のお笑いを集めたバンドということで、
「売れてくれと言わんばかりの企画」(棚橋和博)と
からかわれていた。

 お笑いがかっこつけるということは、
お笑いの世界において「寒い」ことである。
しかし今回は、一切おふざけなし。
広告品のイメージもあり大真面目な企画。
そして何より僕が食いついたのは、
その時聴いたPVのようなものだった。
5人が真面目にレコーディングしているのもそうだが、
スネオヘアーの書いた曲がかっこ良かったんだ、また。

 いわゆる企画ものCDだが、
CDを購入。あらためて聴く。


 いやー、前奏が超カッコいい!
ギターとドラムが奏でる疾走感。
これだけでこのCD買う価値がある。
いい仕事してる、スネオヘアー。
 
 歌の上手さは5人それぞれ。
しかしそれが気にならない。
むしろ、稚拙でも懸命に歌う様がいい。

 そう、unoとは、イタリア語で「1番」の意味。
つまりこのバンドのコンセプトは、
5人が1番を目指すということ。
だから曲が「No.1」なのだ。

 不思議な話なのだが、
結構繰り返して車の中で聴いている。
でも、このCDは、買って聴く価値があると思う。
それぐらい、いい出来だと思う。

 先日行われた渋谷タワレコのイベントでは、
「解散宣言」がとび出したが、その前に、
CM以外でも、もう少し露出して欲しいなと思う。
もうちょっと歌番組に出れば、
結構セールスいけると思うんだけど。

 この企画に拍手と、
スネオヘアーのセンスに脱帽です。