韓国人は勝ちにこだわり、プライドにこだわります。
これは「戦勝国でも敗戦国でもない(=戦って勝ちたかった)」という歴史的背景とそれにもとづく教育もあるのだと思いますが、もともと「大義名分主義」「頭を下げない」「堂々としている」という両班文化の中にあった性質なのかもしれません。
たとえば韓国の受験戦争は日本以上にに厳しいものがありますし、大手企業への採用試験も同様に厳しいものがあります。
スポーツの試合や音楽コンクールも、とにかく「勝つ」「一位」「一等」「優勝」「日本より上」「世界◯位」ということにこだわります。
1954年、李承晩大統領がW杯スイス大会の対日本戦の際に、「もし負けたら玄界灘に身を投げろ」と選手達に言った話は有名です。
この「勝ちにこだわる」性格が、韓国の一流企業をより一流企業にするのかもしれません。
サムスン・グループでは競争に勝った者だけが残り、三十代で早期退職ということも数多くあり、就職してからの内部競争が非常に激しいのだそうです。