奄美へのいざない

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奄美の鳥達

2006-01-20 01:00:00 | 奄美の動植物

以前より風景写真を撮りながら一緒に撮った鳥たちの写真が何枚かあった、名前や生態に興味がなかったのでそのままにしていた。

アマミコゲラ、キツツキの種類らしい、その時もモーターでも入っているかのような勢いで木をツッツイていた、くちばしに糸を挟ませてミシン代わりに使えそうなイメージだ。

絶滅危惧Ⅱ類と書かれていた、ヤバそうな種類とは想像できるが、でどうしたらいいの?である。餌をやればどんどん増えるものでもなさそうだし。関連で色々調べると奄美には絶滅が危惧される鳥類が多数いる ルリカケス・オオトラツグミ・オーストンオオアカゲラ・アカヒゲ・アマミヤマシギ・・・・ 鳥類以外の動植物でもたくさんいる、前に紹介したイシカワガエルしかりヒカゲへゴもその部類だろう、東洋のガラパゴスと言われる事もあるらしいが、悲しい事にそこに住む私達の多くが、その意味を理解していない。

多くの生き物が日に日に滅び、その状況へ追いやった人間だけが日に日に増えて行く。悲しいかな私たちに出来るのはその両方のスピードを落とす事ぐらいだ、止めることは出来ない。

人類の繁栄の陰で多くの生き物たちが絶えていく、彼らの歴史の方が長いのに・・・

自然大好き動植物大好きの方々、奄美は宝庫ですよ。今のうちに。

ハクセキレイとキセキレイはよく見かける、尾っぽを振ったチュンチュン鳥と言えば、奄美の人はすぐ判ると思う。

写真は一番上からアマミコゲラ、ハクセキレイ、ダイサギ?、リュウキュウウミツバメ、キセキレイ、 ズアカアオバト・イソヒヨドリ・キジバト

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奄美の写真色々


ヒカンサクラ 緋寒桜(寒緋桜)

2006-01-19 00:53:30 | 人戯れ

奄美に生まれ育ったはずなのに、きょーの今日まで、ヒカンサクラ(緋寒桜)とヒガンサクラ(彼岸桜)が違う種類とは知らなかった。また桜は日本だけでも220種類以上あり、開花時期もその種類により1月~11月まであるそうな。その上バラ科の樹木とのこと。びっくりである。(詳細はここここ

写真を撮りに山を登ったが平地の方が幾分早い様である、色も紫に近い赤から淡いピンクまで微妙に違う、年によっては開花とほぼ同時に葉が生え葉の中に花が埋もれて桜のイメージじゃない年もあるが今年はきちんと順番を守ってくれそうな咲き方のように思える。特徴としては早く咲く事が恥ずかしいのか、みんな下を向いて咲いている、花びらも半開きだし、やる気の無いうつむきかげんな咲き方だ。(悲観桜の方がいいかも)淡いピンクの方がちょっとやる気のある咲き方をする。

それと、山に登りながら面白いのは、はぜの木の紅葉や、みかん畑の収穫、ハイビスカスの花を一緒に見ることが出来る目茶苦茶な季節感、これも?これが?奄美である。季語を間違えた俳句を読んでも奄美では通用する?。と言う訳で奄美では一般的に言う花見をサクラではなく3月頃に咲くスモモの花の下でする。

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奄美の写真


海へ漕ぎ出そう

2006-01-18 14:50:00 | 人戯れ

周りを東シナ海と太平洋に囲まれ、起伏に富んだ地形にリアス式海岸の亜熱帯の島。
陸地は今では道が整備され、たいがいの場所には行ける様になった、一時期は道路・河川工事の土の流出で浜辺は濁り珊瑚を弱らせた時期もあったが、海は年々透明度を取り戻し、珊瑚も時間は掛かるだろうが回復の兆しが見える。しかし全体的には地球的海洋汚染によると思われる海の力の衰退は免れない。魚は減りつつあり、多くのゴミが打ち寄せられる現状である。

文明世界に浸り生きていく事しか出来なくなってしまった今、自然に飛び込んで改めて自然の偉大さ、本当に在るべき姿を再認識するのは非常に有意義な事だと思う。

・・・・などと日々重く考えて漕ぎ遊んでるわけではないが、一応心の奥に置いとくとより大きな喜びが得られますょ。

まずは難しく考えない、人が乗って浮かぶものと、漕ぐものがあればOK、私も最初は友人と作った発泡スチロールを固めたような舟とベニヤのパドルがスタートです、奄美であればどの浜辺から漕ぎ出てもすぐに、澄んだ海と、その底に何かしらの海洋生物を見ることが出来ます、その水面をスイスイと気ままに散歩する。気持ちいい

私の漕ぎ仲間の平均年齢は40を超えています、年齢は関係ありませんが、あえて中年諸君そろそろ自然との戯れを試してみてはいかがでしょう。

寒いけど、日差しに誘われ今日も漕ぎ出ました。

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手広・ビラ ビーチ

2006-01-17 03:31:41 | 人戯れ

近頃はかなりサーフィンのポイントとして奄美は有名らしく、特にここは一番のポイントのようだ日本中や外国からもサーファーがやって来るようで、真冬のこの時期でもレンタカーにサーフボードを積んだ若者をよく見かける。年々アイターンの若者も増えている。サーファーのつわもの達は夏の台風の時、10メートルを超えるような大波の危険な場所に喜んで入っていく。クレイジーだ。私の店も以前より、多くのサーファー達を雇ってきた事もあり、ちょくちょく連れて行ってもらった、その時に一度やった事がある、そのときは波の流れが読めず、岸に帰れず溺れそうになり若者に襟元を捕まれ浜に引き吊り上げてもらった記憶がある。

彼ら彼女らは、海を生活のメインにして生きている、波乗りを多く出来る職種を選ぶ、傍から見ていて「おいおいそんな生き方していていいのかい」等と説教をたれた事もあるが、島の生活を大切に思い、村々に溶け込む努力をしている、浜を汚さないし定期的に全員で浜辺の掃除をしたりと感心させられる一面も持つ、私が浜辺でタバコを吸っていると「チャント吸殻は持って帰ってよね」と言われる始末だ、逆に地元に住む人々の方が海を大切にする気持ちが薄くさえ感じさせられる。

島に仕事が無いと毎年多くの若者が都会へと出で行く、都会からは海を大切に思い愛する若者がどんどんやって来る、年々過疎と高齢化が進む中で彼ら彼女らが来てくれる事は非常に喜ばしい事だ。

彼らもまた、「しまんちゅの宝」だ。

この↓サンライズを見ながら皆、海に入って行く、贅沢だ。

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青久

2006-01-14 23:52:23 | 奄美風景

住用村の奥地にある、ちょっと秘境的な集落、と言っても一軒しか見当たらない。周りを山に囲まれ正面は太平洋、一本道から村に降りる途中に柵が有り、車の出入りの際に開け閉めをする、最初は入っちゃいけないのかな?と疑問に思ったが下っていくと意味が理解できた。この集落全体が放牧地なのである、そこに放されている牛が逃げ出さない為の柵なのだ、村に降り最初に目を引くのは城壁のように積まれた石垣である。それも普通奄美ではよく珊瑚の石垣はよく目にするのであるが、そこは全て丸石で積まれているのも興味深い、それにしてもよくここまで見事に積んだものだと驚きと歴史を創造させる。

そこの海辺の斜面に↓こんな碑(むちゃかなの碑)が建てられていた。読み終えた後、振り返り海の彼方と村の景色を眺めなおすと、望郷への浪漫を感じる。

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イシカワガエル

2006-01-13 23:34:07 | 奄美の動植物

絶滅危惧種 奄美大島、沖縄本島だけにしか分布しておらず、日本でもっとも美しいカエルのひとつとと書かれていた、私も昨年調査に同行させて頂くまでは、存在すら知らなかった。はっきり言って最初見た時は気持ち悪い、触ると何らかの病気をもらいそうな容姿である。生態もまだまだ詳しくは解らないそうだ、世界で奄美と沖縄だけにしか生息せず、また微妙に沖縄と奄美では背中の模様が違うとの事。これらは昔、陸続きだった事の証であり、その後の進化の違いでもある。・・・などなど話を聞きながら何匹かのイシカワガエルを見つけて行くうちに、なんとなくいとおしくなってきた。・・そして背中を触ってみると、見た目とは大違いヌメリ感は無くサラリとしていた。小さいのも大きいのも同じ模様を背負っていた。

写真以上に実物は非常に神秘的に綺麗である、緑色の部分は蛍光色を含んだ鮮やかな緑色で、茶色く見える部分は、銅に金漆を塗ったような色である。どこかのホームページに宝石箱と書いてあったのはよく解る、背中の一部を切り取って指輪やブローチにしたら高値で売れそうである。

その他にも、色々な種類の蛙が奄美には居るそうだ。
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共生

2006-01-12 23:56:53 | 奄美の動植物

本日天気が良かったので大浜~知名瀬~赤崎公園まで林道を走った、まず大浜のキャンプ場のビローの木に共生している、ガジュマルとソテツ(小さくて見えにくいかも)。林道途中で見かけた木にも共生だか、寄生だか解らない植物を色々と見ることが出来る。小鳥が種を運んだのか、風が運んだのか解らないが、微妙なタイミングでそうなったのだろう、見る分にはなかなか奇麗であるが。・・・この先を考えると・・・ 母体の木を飲み込んで生きるか、母体と共に朽ちるか、共に仲良く生きるか、人間社会にも通じるものがあって興味深い。私はどの植物に似た生き方を歩んでいるのだろうか。ちゃんと地に根を張っているのだろうか?。

・・・もう少し考えた

彼ら植物は、どうゆう結末を迎えても、それを自然と受け入れる。人間は受け入れたがら無い傾向がある。その違いが何千年も何百年も種を絶やさない秘密(掟)なのかも知れない。

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立神(名瀬港)

2006-01-11 22:12:41 | 奄美風景

名瀬市のシンボル的に扱われている?いた?今では飛行機による移動が多くなり、あまり取り沙汰されなくなった様な気がする。県外や離島に行くのに船が多用されていた頃は、この立神が見えると名瀬市に着いた事を実感し、島から出るときには別れを噛み締める最後の景色になったはずである。私も高校を出て、神奈川に就職するときは船でこの立神が見えなくなるまでデッキに立っていた様な気がする。 もうすぐ旅立ちを迎える今の若者たちは、同じ思いを感ずるのであろうか?

てっぺんに灯台があり、夜、沖に釣に行った際も、帰りの目標となる

最近は、周りに防波堤が出来、昔のように市内から海に浮かぶ姿が見えなくなったのは残念でもある。

写真は名瀬港を挟んだ両対岸からの冬の凪の日と時化の日

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はじぎ

2006-01-10 10:30:00 | 奄美の動植物

奄美の紅葉、と言っても自慢できるほどのものは無い、せいぜい、はぜの木この辺では「はじ木」と言う、が山の所々に色を添える。それを見て綺麗だねーと言う程度の紅葉である。 触るとかぶれる。漆の木の仲間らしいがこれが漆の原料になるのかどうかは解らない、実からロウを採るとは書いてあった。中学のときこれにワザとかぶれて学校を休むヤツが何人かいた(その頃はそうやってでも何らかの理由付けをしないと親も先生も休むことを認めてくれなかった、今言われる不登校とは意味が違うと思う)

 今北陸を中心に大寒波で大変な思いをしている人達には申し訳ないが来週あたりから奄美では桜の季節を迎える。

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ツワブキ

2006-01-09 19:48:22 | 奄美の動植物

この季節一番元気に野山に咲く花、方言で「つばしゃ」正式名はツワブキ?・フキ? よくわからん。つい数年前までは、幼い頃から島料理として食べさせられていた(あまり好きじゃないので)つばしゃとこの花が一緒のものとは気づきもしなかった。うちの両親が花の咲く前に食用としてボキボキつんでいたせいもありますが、海岸線の崖などに密集して咲いている所は非常に綺麗です。植物図鑑では秋の花となっていますが奄美ではこの時期です、キク科だそうです。花だけ見ればマーガレットと区別が付かないかも知れません。山で根っこから摘んできてそこら辺にほぉつておいても雨さえ降れば元気に再生して、どんどん勝手に増えていきます。花の少ない冬場の花壇の端っこにでも植えておくと最高です。

ちゃんと観賞用なのか雑草なのか分けた植え方をしないと、悪気無く近所のおばあちゃん達が積んでいきます。

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