奄美へのいざない

ocnブログからの引っ越しですgooブログ

マンビキ (ヒュー)

2009-11-30 22:15:45 | 人戯れ

 北西の風が吹き始め、「ツバシャ(つわぶき)の花が咲いて来たねー」「サシバが空を舞いだしたねー」の言葉の後について来るのが「そろそろマンビキが食うゃー(釣れるねー)」となるこの季節。

 野山の景色を眺めて沖の魚の釣れる季節を知る、島人の季節の会話だ。

 シイラは日本各地で呼び名がいろいろなようだ、奄美でも地域によってはヒューとも呼ばれる、ハワイではマヒマヒと呼ばれていた。

 親父の舟でカツオ釣りの仕掛けに良く食いついて来て平たい体で左右に逃げ惑うから引き寄せるのに大変な力が要る、「万の力で引っ張るからマンビキと言う」と言っていた納得できる表現だが名前の由来が本当にそうなのかは怪しい。

 これが刺身良し、塩焼き・煮付けにしてもおいしい魚なんです。その刺身の分を取り除かれた部分を頂きまして、早速煮付けにして食べました、非常にグッドです。

 無かった刺身の分はカツオで我慢することにしました。

  島の魚のことは「国直鮮魚店」に聞け。

Pb300004zz


空見て思う、海見て思う。

2009-11-27 23:25:22 | ブログ

 世界中が依然として景気低迷でヨロヨロしているのにお隣の中国は何かと元気が良さそうで、GDP(国内総生産)日本を抜いてアメリカに次ぐ2位になるそうだ、車の販売数も世界一になるそうな、13億の民のパワーは凄そうだ。

 世界はCO2削減に一生懸命なんだけど、その二酸化炭素をいっぱい発生しているのも中国、先進国全てが一生懸命頑張っても13億の民の活動で発生するその量にはかなわない、「過去に先進諸国が排出してきた累積CO2のことを棚にあげて中国だけを責めるのはおかしいだろう」の意見もごもっとも。

 ・・・こんな難しい話はさておいて。

 世界地図を見て、天気図を見て、浜辺を散歩して、思うんです。

 その大国中国の横に奄美大島があるのです、天気予報の雲の動きを見ると中国の上にかかる雲が全て日本の空に流れ込んで来るのです、と言うことはその風上からCO2が日本にやって来る、また、近年沖縄から九州・日本海に至るまでの海岸線は漂着ゴミの山となりつつあります。

 中国の経済発展が益々進むということは・・・・・大変なことになりそうです。

 中国のゴミと大気汚染の最大の輸入国に日本はなっちゃうのかと、それもタダで・・・。

  夏場の台風の時には少しは押し返せると思うけど。

Pb140006zz Pb050107zz


もうすぐ12月というのに夏日、大浜散歩

2009-11-26 23:27:55 | 人戯れ

 すぐれない天気が続いたと思えば、空一面青空が広がる。

 昨日、あまりにも空が綺麗なので大浜海浜公園へ行ってみた、気温が25度より上だと夏日と言うらしい、12月まで後1週間も無いと言うのにその夏日だ。

 さぁ今の時期、観光ツアー料金がお得なシーズンです、季節はずれですが都会でお疲れの方々、2・3日奄美でのんびりとされてみては・・・

 ついでに移住の下見なんぞ、ただいま地価の下落が著しいようで、青い海が目の前の畑付物件が多数ございます、奄美で半農半労な生活を考えてみては、そんな危険がいっぱい、不安がいっぱいなところでストレス貯めて生きなくても・・・。

 「お金を持つ者が勝者」の為に日々身をすり減らして生きなくとも。エコを多く取り込んだゆっくりゆったりとした生活も選択肢ではないでしょうか。

 ただし半労分の仕事は自分で持って来るか、自分で作らないと地元にはまったくありません、あしからず。

Pb250065zz Pb250082zz


アサギマダラが集まりだして来た。

2009-11-21 04:09:58 | 写真

 日本を数千キロに渡って縦断する蝶「アサギマダラ」、北のほうでマーキングされた蝶がチラホラ見つかりだしているようだ。

 道路脇に7、8匹のアサギマダラが群れていた、早速マーキングされた蝶は居ないかと探したがこの中には居なさそうだ。

 毎年新聞に写真で出ている固まって枝につかまって越冬するリュウキュウアサギマダラとはまったくの別のものです、そのリュウキュウアサギマダラは奄美が最北限、たまに本土で見つかるのは迷蝶ということらしい。

 長旅の疲れからだろうか幾分羽ばたきに力が無い様にも見て取れる、・・・・こうゆう飛び方をする蝶なのかな?。

Pb200079zz Pb200064zz Pb200051zz


いよいよ季節が変りましたね

2009-11-20 21:40:18 | 写真

 海も時化の日が増え始め、ススキの穂も乾燥して風を沢山受けるようになり、どんよりした雲が空を隠して、あっと言う間に日暮れとなり。

 牛たちの冬の間の牧草もラッピングされ、

 いよいよですね。

 こうゆう季節に輝く植物もあるものでツワブキの花が黄色く咲き、センネンボクの赤ワイン色の葉が鮮やかです。

Pb140030zz

Pb140032zz Pb140026zz

Pb200031zz Pb200026zz

Pb190002zz

Pb200037zz


みかん達が山の中でこっそりと出番を待ってます

2009-11-20 21:02:57 | 人戯れ

 あと1ヶ月でポンカン、後3ヶ月でタンカン、その他いろいろなみかん達が次々と収穫の時期を迎えています、たわわに実を付けすぎた枝が可愛そうなくらいです。

 みかんの木下一面イノシシが耕しています、根でも食べようとしたのでしょうか、うちの店の裏山や先日行ったらんかん山にもイノシシの土を掘り返した後がありました、奄美の動物たちも食べ物が減って里へ降りてきているのでしょうか。

Pb200015zz Pb200011zz Pb200012zz


屋仁小学校・佐仁小学校

2009-11-18 22:20:15 | 人戯れ

 奄美大島最北に位置する地域の中の2小学校。

 屋仁(ヤニ)小学校と佐仁(サニ)小学校、奄美では村々にある小学校は中学校との一貫校が多いが、この2校は小学校だけとなっている、中学になったら離れた学校まで通学することになるようだ、海に近い場所に立つ両校はこれからの時期は北風と西風が海をなぞる潮風となって5月頃まで吹きつけることになるだろう、寒さに負けない強い子になりそうだ。

 屋仁小学校のホームページ

 佐仁集落の海辺の白く長い砂浜は良景である。

 この日(昨日11月17日)は急激に寒くなった、季節を切り替えるスイッチが入ったなと感じるほどの変りようだ、最後まで鳴き続けていたセミもこれじゃひとたまりも無いだろう。

Pb170021aa_3zz Pb170021aa_6zz Pb170021aa_17zz Pb170021aa_18zz Pb170063zz


蒲生崎 (笠利町)

2009-11-18 21:09:52 | 人戯れ

 笠利崎(用岬)の西横に位置し笠利湾は対岸の龍郷の今井崎とこの蒲生崎で入り口を囲う形となる。

 奄美の歴史の中には源氏物語の時代にかかわるものが数多く残されている、源氏に追われて南へ南へと逃げてきた平家一族のゆかりの神社のようなものが島のあちらこちらに残っている、その1つで蒲生左衛門がここに、今井権太夫が対岸の岬に建てた見張り小屋から追手の源氏が来ないか見張ったと記されていた、それぞれが何時しか神社として祭られ、蒲生神社と今井権現として残っているということらしい。

 車で行ける駐車場までは舗装されていて楽に行く事ができるが、そこから神社やその一帯に広がる遊歩道は鬱蒼とした木々に覆われたトンネルを歩くことになる、今日は風も強く寒い上に曇り空、下の遊歩道は不気味なので神社までは行かなかった、「ハブの多く出る場所」などと書かれた写真入の看板もかけられていたから余計入りたくなくなる。

 見通しのいい場所からは屋仁の集落が一望できた。

 Pb170017zz Pb170033zz Pb170036zz Pb170039zz Pb170041zz Pb170042zz

 


くれないの塔 (らんかん山)

2009-11-18 05:23:28 | 人戯れ

 金久町と矢ノ脇町の間の小高い山、らんかん山、登り口はかなり判りずらい。昭和37年9月3日、鹿児島より自衛隊機が急患用の血液を運んで来た、名瀬の町の上空を旋回中に誤ってこの山へ接触墜落して自衛隊員12名と住民1名の尊い命を落としてしまった、それをまつる記念碑「くれないの塔」が建てられている。

 数年前にも徳之島で沖縄から来た自衛隊へりが墜落して数名の命が失われている、離島医療は彼らの活動によって守られている、感謝しなければと思う。

 幼稚園の頃に一度来て以来だから40年近く経っている、残骸の1つの車輪があったというのはかすかにおぼえていた、国としての献血の日は8月21日だが奄美ではこの事故の日9月3日を献血の日としているとのこと。

 この一帯の公園として整備された敷地内にはこの他にも殉職した警察官をまつる慰霊碑などいくつかの石碑が建てられている。

 登り道の横には戦争当時の防空壕が未だに口を明けて並んでいる。

 入り口横の看板には、最初の白糖工場跡地という説明版もあった。

 殉職した自衛官の息子さんのブログ

Pb150092zz Pb150096zz Pb150131zz Pb150127zz Pb150083zz