奄美へのいざない

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待ち焦がれた 雨

2006-11-22 20:34:12 | 山誘い

ほんとに、何ヶ月ぶりだろう、今朝から島中が待ち焦がれた雨が降り続いている。

梅雨時期を含め夏場の台風もまともに来ず、本当に雨の少ない半年だったような気がする。山の木々、畑の作物どれだけ喉を枯らしたことだろう。それ以上にこの雨を待ち焦がれていた島の人々はどんな気持ちでこの雨を見上げているのだろうか。

 しみじみと、人は無力で、自然の永遠たる営みの中で生かされている事を思い知らされる。

 たかが水、されど地球上全ての生き物の源である。

 今日は存分に乾いた喉を潤してくれ、余ったら地中の底まで浸み込んでくれ、それから余った分を私達に分け与えて下さい。

 だけど降り過ぎて頂いても、困る事があるので調子に乗らないで下さい。わがまま言ってごめんなさい。

 ↓ 水源地の大川ダム ダム底を見るなら今がチャンス

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クッカル(アカショウビン) (赤翡翠)

2006-07-12 03:54:14 | 山誘い

 奄美の夏を代表する鳥、ここではクッカルと呼ぶ、一度は近くから写真に収めてみたいと思っていたが、悲しい形で実現してしまった、店の入り口のガラスに激突して落ちていた。先月も白畑君の勤めるマングローブパークのガラスに当たって落ちていたと聞いたばかりだった。そのときは元気を取り戻したので山に飛んで行ったとのことであったが、今日のアカショウビンは首を折ったようですでに死んでいた。

 推測ではあるが、この時期の夜は外灯などの明かりに昆虫(セミ・かなぶん・蛾等)が多く集まる、それらの昆虫は夜が明けてもその場所に居る、それを狙っての事故ではないかと思う。以前より朝方カラスが壁に激突してヤモリを食べる捕食行動を何度か見たことがある。

 それにしても綺麗な鳥である、くちばしは想像したより鮮やかな赤い色(濃いオレンジ)をしていた、フラッシュで撮影すると紫色が出てきた。

 昨日まで、早朝目覚まし代わりに裏山で囀っていたのがこの鳥だとしたら寂しい。

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梅雨時期の原生林

2006-05-30 03:13:45 | 山誘い

 ここのところ、海ネタが続いたのでチョット山ネタ。奄美大島に興味を抱かれる人達は、海の魅力・山の魅力・人の魅力・・・色々だと思うが私がこの季節お勧めしたいのは、梅雨時期の原生林(それも早朝)山の中に分け入り車を降り、露に濡れながら森の音を聞き、生き物の声を聞き、森の息吹を吸い込みながら歩く、非常に神秘的、幻想的。じっとそこにたたずみ自然の偉大さ・何千年もの時の流れを考えると己のちっぽけさをしみじみと感じる。

そんなさみしくも心地よい感情に惹かれてしばしば通う。

都会に暮らす人びとは特にだと思うが生き残りのための競争、勝った、負けたの優越感、劣等感、お金がある、無いなどなどの比較からしか生きがいを見出せない、時間に追われていることに幸せを感じる(私も含めて)日々なんかドーデもいいこと思い知らされる。

 人類の発展に伴い、ぼろぼろにまで破壊され続けている自然。それでも彼らは永遠の営みを変えることなく生きている、その姿に愛おしさを覚える。・・・逆に人間の愚かさを知らされる。それでも自然は人間に安らぎと勇気を与えてくれる。

 ↑ 重い。 

 そうゆう気持ちにさせる魅力が今の時期の原生林にはありますよ、時間を忘れて自分を見つめてみてはいかがでしょう?

 植物にも、人の心にも一杯の潤いを与えてくれる梅雨の雨。

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奄美の宿


春の長雲峠

2006-04-06 00:33:27 | 山誘い

龍郷町長雲峠にある「奄美自然観察の森」ここからの眺望はよく紹介されている、龍郷町ホームページのトップページにも使われている。眼下に笠利湾・龍郷湾が一望でき、野鳥観察・植物観察・ピクニック等には最適である。

写真に映っている村(本龍郷)には西郷南洲(隆盛)謫居跡がある。ここに暮らした3年間この風景を見て日本の将来を見据えていたと思うと感慨深い、西郷隆盛は有名なので触れないが、島の妻愛加那との間に出来た二人の子供の長男西郷菊次郎は、のちに第二代京都市長となり数々の偉業を成した事を改めて要チェック(詳しくはここ)

またまたルリカケスが目の前に静かに近寄ったら10メートル位まで近づけた。木漏れ日に映える若葉が鮮やか。

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さくらんぼ

2006-04-05 00:57:24 | 山誘い

ニュースでは花見が騒がれるこの時期に、奄美では前回のブログ(1月19日)で紹介した緋寒桜(寒緋桜)がもうさくらんぼになっていました。

実は薄く種が大きく酸っぱく商品としての価値はなさそうである。緋寒桜のさくらんぼ並木に混じって数本の普通の桜(種類がわからない)も咲いていた。

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