やはり海水温が上がっていなかったので発達はしませんでしたね、その上ハイスピードで駆け抜けてくれたおかげで被害もたいしたことは無く済んだ模様です。
だけどスモモは壊滅に近い状態になってしまったようです、やっと色付始め数週間後の収穫を迎えるはずだったのですが、自然相手は厳しいです。
夜中から朝方にかけての家を揺する激しい風雨も日が昇るに連れ弱まり、お昼過ぎには青空まで店の回りは飛ばされてきたゴミや枝や葉っぱの山となっていました、。
それらの掃除もなのですが、島暮らしで忘れてはいけないのが洗車です、台風の強風は波のしぶきを島中に撒き散らしました、そのまま放置していると錆を一気に加速させます、強風で隙間にも塩が押し込まれているので念入りに水洗いです。
夕方、朝仁の浜へ日曜日なので漕ぎたくて仕方の無い仲間が集まっているだろうと思ったら案の定、避難させていたカヌーは元通りに並べられていました、ゴミだらけで濁った海でも漕いでいます。強風波浪注意報なんぞ関係無しのおじさん達です。
台風の影響で足止めを食らっている日本一周中のkoryさんのカヌーの周りはカヌー乗りたちのちょっとした観光スポット化しています。
昨夜は暴風雨の中一緒に酒を食らっていました。
彼は孤独な漕ぎの最中に何を聴いているか知っています?
「落語」ですよ。
ほらね、ここからして私のような凡人とは違うから。
確かに酔いが進むと身振り手振りや話し方がそう見えてきた、本人には言わなかったけど気付いているのかな。
近々九州上陸です。
島んちゅの力、今回他の市町村よりは被害が少なかった宇検村より道路の遮断で救援が遅れた大和村へ村人達が総出でスコップを担いで駆けつけて来たとの事です。その上に義援金は辞退、他の市町村へまわしてください。凄いぞ宇検村。
写真は、その24日の宇検村の夕日です。また島中がこうゆう光景に早くなるといいですね。
西古見の集落を抜け、曽津高崎を目指す、途中までは舗装されているが岬への分かれ道からはガタガタ道だ、しばらく草も刈られていない様で道幅は半分くらいになっている、車の底を度々擦り、両側はススキの葉でバチバチ、洗車機の中を進んでいる感じだ。
途中に展望所らしき場所がある、そこから見ると灯台とその下の海が見ることが出来る、足のすくむ眺めだ。
安全と思われるのはここまでであろう、この先は何時崩れてもおかしくない道が続く、雨が幾筋にも深い溝を掘り、それが乾いて角のとがった石ともろく崩れる赤土、スリップしやすい急な下り坂だ、先が通れるか解らないのでまずは徒歩で確認して来たほうが良い。
いよいよ道も行き止まりになり、ここから先は絶壁の縁を歩くしかない。
さっそくヤギがお出迎えだ、野生のヤギではない、放たれて野生化して繁殖したヤギである、絶壁を駆け回り崩落を起こし道を削り草を食むから余計崩れると言うことでかなりの数が駆除されたらしいが、この日は10頭位確認できた。
それにしても体の割には小さな足で海面から100m以上ある絶壁の淵を走り回る。スゴイ。