普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ、新聞等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字でも、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しである。
(ネットから拝借イラスト)
数年前まで、全く読書の習慣等無かった爺さん、ブログを始めて以降、数多のブログに触発されるようにして、生まれて初めて図書館通いするようになっているが、読書初心者であり、読んでいるのは、主に、肩の凝らない時代小説だ。時代小説であっても、現代語風な平易な語彙で描かれた作品も有れば、現代では余りお目に掛からないような古い難しい言葉が頻繁に使われた作品も有りで、それはそれで変化が有って面白いが、中には、難漢字ではなくても、これまで、一度も自分で書いたことがないような漢字等が目に止まり、「へー!、こんな漢字だったのか・・・」と、目から鱗が落ちることが有る。
先日、読んだ小説の中で、目に止まった漢字「もたげる」も、そのひとつ。読めないし、「いざ、書いてみろ!」と言われたら、書けそうにない漢字である。普段、必要になる漢字ではなく、覚える気等、サラサラ無いが、書き留め置くことにする。
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(漢字)
擡げる
(意味)
持ち上げる、起こす、増す、
(使用例)
蛇が鎌首を擡げる
不安が頭を擡げる
勢力を擡げる
(拡大してみると)
擡げる
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