たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

ふっと思い出した故郷の言葉 No.96 「ぐざる」

2024年01月09日 20時13分15秒 | 懐かしい故郷の方言

昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。

当時の北陸の山村の実家の近くの風景
村落で自動車を保有している家等無かった時代、
当然、現在のような除雪車両等無く、
根雪になると、雪解け時期までは、雪上をかんじきで踏み固めた一本道を 
長靴でズブズブ埋まりながら往来、登校したものだった。
今日あたり、こんな風景になっているのかも知れない。


No.96 「ぐざる」

「駄々をこねる」「むずがる」「愚図る」という意味合いで使われていた言葉のような気がする。

例えば

「コノコ、サッキカラ グザッテバッカリデ、ヤンナルワネ」
(この子ったら、さっきから駄々をこねてばかりで、嫌になりますよ)

「グザルコハ、ココニ オイテクゼネ」
(駄々をこねる子は、ここに置いて行ってしまいますよ)


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3 コメント

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ぐざる (mt77)
2024-01-10 18:49:56
馬瀬良雄先生の長野県方言辞典では「ぐざる」は同じ発音ですが、異なる二つの意味のある言葉として記載されています。
一番目は、ぐずる、幼児がむずかる、むずかり泣く、だだをこねる、甘えて泣く、ぐずぐず文句を言う、等。
二番目は、怒る、どなる、叱る、悪口を言う、我意を主張する、等。
我が家では一番目の意味ではこのぐざるを使った事は無く、二番目の中の「叱る・怒る」という意味で父母は使っていました。
私もぐざるは、「叱る・怒る」の意味でしか使った事が有りません。
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Unknown (mt77)
2024-01-10 18:51:43
方言は楽しいですね。
いつも楽しみにblogを拝見させていただいております。
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mt77さん、こんにちは、 (takezii)
2024-01-11 10:25:04
「ぐざる」は、「叱る、怒る」という意味合いでも、使われているんですか。それは知りませんでした。
mt77さんのブログの松本地方の方言集、毎度拝見していますが、今や、そのまま、書籍に出来るような?、郷土資料館の展示物に出来るような?、量、質、
素晴らしいことだと思います。
これからもよろしくお願いします。
コメントいただき有難うございます。
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