雑物整理処分中に、すっかり廃棄したはずの新聞切り抜き記事がまだ残っていて、引っ張り出したが、その中に、10数年前に切り抜いたと思われる、「話し言葉で何となく使う、気にせず使っている重ね言葉は?」等と題された記事が有り、目に止まった。
すっかり忘れていたが、確か、当時、「そう言われてみれば、重ね言葉、使ってるよな・・・」等と興味を持って、切り抜いたような気がする。
読者のアンケート回答を集計したものだが、一部、転載させていただくことにした。
◯「決着がつく」
一般的にも使われていると思うが、本来、「決着」は、「決まりがつくこと」で、
それに、「つく」を付けており、厳密には、重ね言葉。
「決着した」「決着する」が、適当。
◯「違和感を感じる」
「違和感」は、「なじまない感じのこと」で、「・・・な感じを感じる」になってしまう。
「違和感を覚える」か、「違和感が有る」が、適当。
◯「従来より」
「従来」は、「前から今までのこと」。「従」は、起点・経過点を表し、
「より」と意味が重複するので、「従来」だけでよいことになる。
◯「お体をご自愛下さい」
「自愛」は、「自ら体を大事にすること」で、「お体を」とする必要は無い。
「ご自愛下さい」だけで、良い事になる。
◯「第1日目」
「第」も、「目」も、数字について、物の順序を表す語で、同時に用いないように注意。
「1日目」、または、「第1日」とするのが、適当。
◯「遺産を残す」
「遺産」は、「人が死んだ後に残した財産のこと」であり、「残す」と重なる言葉になる。
◯「後遺症が残る」
「後遺」は、「後に残ること」なので、「残る」とは、重複する。
「後遺症が出る」が、適当。
◯「過半数を超える」
「過半数」の「過」は、「超える」の意味が有り、やはり、重ね言葉と言える。
「過半数を占める」か、「半数を超える」が、適当。
◯「留守を守る」
「留守」は、「家人等が外出中、居残って家を守ること」で有り、「守る」と重複する。
「留守を預かる」が、適当。
◯「あとで後悔する」
「後悔」は、「あとで悔やむこと」で、「あとで」は、本来、不要だが、話し言葉では、
一般的によく使われており、不自然に感じない場合が多い。
その他、「全てを一任する」「連日暑い日が続く」「古来から伝わる」「募金を集める」「炎天下のもとで」「かねてからの懸案事項」「犯罪を犯す」「最後の切り札を出す」「嫌悪感を感じる」「元旦の朝に」「挙式を挙げる」「頭痛が痛い」「馬から落馬」「未だに未解決な事件」「車の車間距離」「一番ベスト」・・・等々。
結構、プロのアナウンサー等も使っているような言葉も有るが、「書き言葉」と違って、「話し言葉」は、その場、その場で、強調したり、相手に分かり安くするために使われることが多く、一概に間違いとは言えないとも、解説されている。
(ネットから拝借イラスト)
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