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ホトケノザ(仏の座)

2022年03月18日 07時19分26秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

◯畑と雑草
この地に引っ越してきてすでに40年の歳月が流れ、環境もすっかり変わってしまった。引っ越してきた当初は、一面畑地で、家の北側には、わずかだったが、水田も有り、夏にはホタルがチラホラ飛んできたり、カエルの大合唱が聞かれた程だったが、現在は、びっちり住宅が立ち並び、我が家もその一画にのみ込まれている。住み始めてまもなくの頃、元々の地元の農家で大地主だったFさんと懇意になり、ご好意で空いていた畑地を広く借りることが出来、野良仕事等無縁だった妻が、無農薬、新鮮野菜に拘り、見様見真似の「野菜作り」を始めたものだったが、それが延々、未だに続いていると言う具合だ。当時は、自営業の傍ら、妻の「野菜作り」の手伝いをする助手、アシスタントに徹していたものだが、完全に仕事をやめてからは、「野菜作り」は、二人の趣味にもなっている。収穫の喜びも有り、傍目には、楽しげに見える「野菜作り」だが、無農薬に拘る限り、毎年、毎年、雑草との戦い、これが大変。年がら年中、草取りの繰り返しとなる。「雑草のごとくたくましく」という言葉があるが、雑草には、踏まれても、刈られても、抜かれても、どんな環境でも生きる力が有る。特に春先、冬の寒さが緩むと一斉に畑地を覆い尽くす、ホトケノザヒメオドリコソウオオイヌノフグリ等(勝手に、畑地の「雑草御三家」と呼んでいるが)には、「ワッ!、凄い!」、感動?するしか無い。
近づいて良く見れば、それぞれ可愛らしい花を咲かせる雑草達、抜いて抜いて抜きまくりながらも、ついコンデジで、カシャ、カシャ撮っており、そんな写真を引っ張りだしてみた。

「雑草」という言葉を口にする都度、いつも脳裏を過る言葉が有る。戦後直ぐの夏のこと、昭和天皇が侍従達に話したとされる、「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前があるんです。どの植物にも名前が有って、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです・・・」という言葉だ。なんとも含蓄が有る言葉だと思っている。

2018年3月7日に撮っていた「ホトケノザ」、
冬の間、放置していると、たちまち畑を覆い尽くす雑草
「ホウレンソウ」が見えなくなっている、

2016年4月16日に撮っていた「ホトケノザ」
草取りした後の畑地に、直ぐまた生えてくる雑草

2020年2月17日に撮っていた「ホトケノザ」
まだ氷点下の日が続く2月でも、花を咲かせる「ホトケノザ」

2022年2月3日に撮っていた「ホトケノザ」


ホトケノザ(仏の座)

シソ科、オドリコソウ属、一年草、多年草、
    別名「サンガイグサ(三階草)」・葉が段々に付く様から付けられた
    名称、
    和名「仏の座」は、茎を囲むように付く葉が仏様の蓮華座に見える
    ことから付けられた名称、
原産地 ユーラシア大陸、アフリカ大陸、
    日本では、本州、四国、九州、沖縄の畑地や道端に自生する、
草丈 10Cm~30Cm
花色 紅紫色、白色(シロバナホトケノザ)
開花時期 2月頃~6月頃
花言葉 「調和」、「輝く心」


因みに、「春の七草」のひとつ「ホトケノザ」とは、全く別の植物。
「春の七草」の「ホトケノザ」は、キク科の 現在では「コオニタビラコ」と
呼ばれている植物で、花色は黄色。

 


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