草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

本日、指導日

2015年04月19日 08時28分26秒 | 
 おはようございます。新6年生の受検に向けた指導がスタートしたのが、3月1日でした。今日は4月19日ですから、およそ50日が経ちます。4月も下旬へ差しかかり、もうすぐ5月の連休です。余談ですが、今年は9月には5連休がありますね。  5月の連休は勉強するにはこれほどいい機会はありませんが、おそらく例年わたしが知らないだけで受検の6年生の中には家族で出かけたという人たちもいるかと思います。1日くらいは息抜きしてもいいではないか、という親御さんもいるかもしれません。わたしもそう思います。しかし、過去を振り返ってみますと、そういう子ほど「落ちている」。なぜなのでしょうね。夏休みによくがんばったから「1日だけ息抜きをさせてあげたい」という親心でディズニーに行った子がいましたが、わたしもよくがんばったというのは同感ですが、なぜか、本番では落ちました。別にそのせいで落ちたということではないと思います。わたしの指示の遵守率がよくなかったと認識していましたから、そっちのほうだと思います。そういう息抜きの可否を決めるのも母親ですから、母親支配の強い子というのは、母親に対する依存心が強いのかもしれません。母親支配の強い子というのは失敗する傾向が強いのです。  母親が勉強のことはよくわからないと、放置している子の方が受かりやすい傾向にあるということは前々から感じてはいました。小学の間は、まだ親御さんにも、少なくとも子どもよりは「わかる」という方がいまして、いろいろ口出しをします。これが中学となるとさすがに親御さんも口が出せなくなる。事実上放置型ということが多いわけです。その意味では中学生の指導の方が成功しやすいと思っています。  放っておいても子どもが勉強するという環境がなければ、この放置型の成功というのは成り立ちません。  それから竹の会では小5の2月とか3月に受検に向けた指導がスタートすると言いましたけど、ここで誤解される方がいるかもしれません。  竹の会の子どもたちというのは、小5の1年間で計算は熟達しており、「割合」思考も中学受験の上級者ほどに「できる」までに訓練されているということです。  もっとも小5でも遅くに入会してきた子はどうしても未完成のままに受検に突入してしまいます。ですから、成功の確率は低い。わたしは最良の入会時期は、小4の2月であろうと考えております。  5月の連休をどう過ごすか、みなさんの課題ですね。  5月の連休の竹の会は、6日から開始です。6日は、竹の会渋谷教室が3年前に第1回の指導をした日です。毎年5月6日には紅白饅頭を配って竹の会渋谷教室の記念日としております。  そして今年の10月には、竹の会ができて30年目にあたります。  1985年10月に竹の会は渋谷区元代々木町に開設されました。元代々木教室は長く地元密着型の塾として、主として代々木中学や上原中学の生徒を指導してきました。竹の会はもともと高校受験のための塾だったのです。時折、中学受験の小学生がくることもありましたが、あの当時のわたしは算数には関心がなく、数学に燃えていました。算数よりもむしろ大学受験の数学を指導することにおもしろさを感じておりました。だから青山学院や都立新宿、駒場といった高校生がよく通ってきました。たまに中学受験で合格する子が出ましたけど、今考えると申し訳ないのですが、数学的に算数を教えていました。わたしが算数の研究を本格的に始めたのは、平成17年あたりからだと思います。  渋谷の駅から離れた不便な場所でしたが、なんとか潰れることもなく持ちこたえてきました。2012年5月に渋谷教室に移転しましたが、元代々木教室は7月まで続けました。2つの教室をかけ持ちでやりましたが、かなり疲れました。  竹の会の今のような指導形態になるまでには多くの試行錯誤が繰り返され、もっとも効果的な指導形態追求がなされてきました。最初は迷いもなく授業形式をとり、学年別にクラス分けてしていました。週2回各2時間授業ということでやっていました。  竹の会を始めるにあたっては代々木中学の生徒に手書きのはがきを出しました。そのはがきにいきなり応募してくれたのが、第1期生と言われる3人の女子でした。11月には上原中学にも手書きのはがきを出しました。12月にはあっという間に口コミで評判が広がり、クラスが何組もできました。わたしは1週間7日ずっと授業して喋り続けていましたね。日曜日は朝からずっとやってました。いろいろと苦難苦節を乗り越えながら格闘してきたと思います。  その竹の会ももうすぐ30年になるのですね。
 
 遠くに竹の会渋谷教室が見える
この記事についてブログを書く
« 貝原益軒「養生訓」 | トップ | 本年度桜修館合格者からのたより »