竹の会英語指導の系譜

　昭和６０年１０月竹の会がスタートした。このとき集まった代々木中２年の女子３人が竹の会初めての塾生だった。あの当時、竹の会には英語の資料もなにもなかった。教科書を手に入れてとにかく授業をしたんだっけ。その当時、英語塾が流行っていた。どこかしこに評判の英語塾があった。わたしのやったことといったら英語のリーダーを暗記させることだった。そうだった。あの頃ＪＲの新大久保だったか、教科書会社に英語のテキストを買いに行ったのは。それから有名な「新中学問題集」を下高井戸にあった教材会社に買いに行ったこともある。あまりに頻繁に行くようになって教材会社と正式に販売契約を結んでもらえることになったんだっけ。あの頃はほんとうによく英語の本を読んで研究した。英語で評判の塾のプリントをたまたま見る機会があって不思議な気持ちだった。
　市販の英語問題集を数十冊を買い込んで読みまくったっけ。高校英語の参考書を何冊も買い込んで読みあさった時期もあった。
　なにかのきっかけで都立新宿高校の生徒たちに英語を教えたことがあった。１年間続いた。いつも事前にいろいろ調べて研究ノートを準備し授業した。
　わたしの講義をずっとノートにとっていた女子がいた。これを借りてコピーし一冊の参考書にまとめた。
　それからさまざまなプリントを作った。何百枚も作った。
　また１年が経ち、そしてまた作り、また１年が経った。
　ようやく一冊のテキストを作ろうと思い立った。
　
　初版　英語指導案
　　　
　初版英語指導案完成後、さらにわたしの英語研究を進化し、深化した。
　いよいよ体系的なテキストの執筆を開始するときがきた。
　
　
　
　英語指導案三部作の完成
　竹の会ではこの三部作が以後の竹の会指導の核となった。
　
　「新英語指導案」完成
　
　「入試英語指導案」　　名著と言われた「英語ポイント集」の復刻
　
　
　長年の夢で会った夢のテキストの完成を夢見てわたしはがんばってきました。
　「入試英語指導案」１冊だけで今年國學院久我山に合格した男子は英語９０点以上をとった。
　そういうテキストである。
　竹の会の定番と言われる名テキストが、竹の会英語の系譜を語る。