草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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梅雨入り

2010年06月14日 09時24分35秒 | 
 そろそろ梅雨入りですね。塾の中3は, 修学旅行のところあり, 定期試験のところありで, 竹の会でもやってることがマチマチでなかなか受験指導体制に入れないでいます。2期制の学校では次の定期試験は9月です。
 竹の会の夏期指導の申込みは6月30日までとなっています。例年ほとんどの方は, 6月中に申込みを終えていますが, 1,2の方が7月の夏期開始前日や当日に駆け込み申込みをしてきます。そのため夏の準備にいろいろと支障がでていました。
 本年は早期に申込み者を確定し, 7月に入るとすぐに事実上の夏期指導に突入する予定です。早期確定にともない夏期に使う予定のテキストは6月下旬には注文・入荷を済ませて, お渡しできるはずです。
 テキストは無償配布です。とくにパスポートは配布テキストが多い(中3の場合), コピー・印刷量が膨大(小学の場合)など採算度外視です。とくに夏パスポートは時間単価を5割超下げて, 多くの方が長時間指導を申込みやすいように設定しています。
 なぜ竹の会はパスポート指導にこだわるのか。
 夏の長時間の思考経験がもたらす効果はその後の勉強姿勢を劇的に変えるからです。また, とくに受験生には夏の勉強が受験の成否を左右するほど大きな意味をもつからです。
 夏の長時間指導を経験した子は例外なく普段のパスポート5時間が短いと感じるようになります。9月になると「えっ, もう終わり?」という子がたくさん出ます。それほど集中するようになり, つまり時間を短く感じるようになるのです。
 夏の長時間の勉強がもたらすのは, 勉強に対する姿勢, つまりは生活姿勢です。毎日の生活のリズムの中心に勉強を置いた生活です。生活リズムの周期が勉強を中心にまわっているということです。昨日は, 部活のことを書きましたが, 部活を中心とした生活リズムでは, 勉強はやったりやらなかったりで特別扱いです。前にも述べたことがあると思うのですが, 「勉強する」ということが, いちいち特別に意識されなければできないという意識ではだめです。意識されないくらいに勉強することが日常の生活の一部(ルーチン)として取り込まれていなければだめだと言っているのです。夏の長時間の勉強が, 勉強というものが決して特別なものではない, 勉強することが「あたりまえ」のことなのだという意識に塗り替えるのです。
 よく親が勉強しない子に「勉強しなさい」と言いますが, 子が勉強というもの特別のことと頑迷に位置づけている以上, 勉強するにはかなり高い垣根を越えなければならず, なかなか勉強するということに踏み切れないのです。竹の会の夏のパスポートはこうした垣根を取っ払うというか, 勉強というものが, 特別なことではなく「あたりまえ」のこなし仕事だと意識化させるのです。
 
 意識を改造するというのは, 言いかえれば, 自ら主体の意志をもって勉強に取り組むということです。意識は幼いまま, つまりは未分化なままなのに「勉強しなさい」というのは土台無理な話で, 竹の会はこのまたとない夏の機会に子どもの意識改革に取り組むということです。
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