草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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高校入試に成功するために

2013年02月08日 10時58分03秒 | 
あなたが今小6としてこれからどうすれば高校入試に成功するのかということに関して、平成20年に都立西高校に一般受験で合格した女子(IMさん)の例を紹介しながら、少しく述べてみたいと思います。
 IMさんは、小6の4月の入会でした。記憶に残っているのは、塾にきてもほとんど無言であったこと(もちろんわたしの問いには答えてくれました)、塾を休んだことが4年間で1度か2度あったかどうか、つまりほとんど休まなかったこと、そして春、夏、冬と常にパスポートでプライベートな行事で欠席したことは一度もなかったこと、などですね。
 彼女は類い希なる責任感の持ち主で、一度出された課題はどんなに遅くなっても必ず出しましたね。いつか国語の問題レジュメを冊子で100枚ほどにして渡したときも、何ヶ月かして出してきたことがありましたが、忘れてはいなかったのですね。彼女はいつもいつもの席に無言で黙々と勉強していました。他の子どもたちが大騒ぎしていても常に我関せずで黙々と自分の課題をこなしていましたね。中1からいい点数をとるのですが、なかなか内申に結びつかずに悩みました。90点台をとっても3、4にされることもあり、やはり学校でも性格で損をしているのかなと心配したものです。
 竹の会では、中1になる前の2月、3月、春である程度の英単語を覚えてもらいます。これがこれからの中学3年間の英語を決めてしまうほどに大切な作業です。これをクリアーすると、竹の会では、1年間は様々な英文法のレジュメを繰り返し練習することになります。ここで英語の基本を徹底して鍛え上げます。レジュメでもう十分と判断されたら、次は「新英語指導案」という竹の会の定番テキストが待っています。これには何か月かかかるでしょう。わずか100ページ足らずの小冊子ですが、中学3年間の英語のすべてが網羅されています。これだけで都立富士に合格した女子もいました。この定番テキストが終わる頃、多分中2の夏休みあたりでしょうか、英文解釈の指導に入ります。中3になる前に、高校入試のための訓練はすでに始められることになります。中3になれば、私立難関高校も視野に入れた「入試英語指導案」にいよいよ入ります。これだけでIMさんは豊島岡女子に合格しています。かつてこの前身テキスト「英語ポイント集」で鈴木君が早稲田実業に合格し、Tさんが青山学院に合格した、そして多くの受験生がこれで成功したという竹の会幻の名著といわれたものの復刻新版です。
 中3になれば、もう高校入試問題を解きまくります。中2までの勉強はそのためだったのです。早く早く手を打つこと、これだけなんです。
 わたしが部活などやっている暇なんかないという意味はそういうことです。この過程にのれば、豊島岡どころか、慶應だって早稲田だってとれます。
 数学はどうか。中2の夏までには、中2の全課程を終えていますね。すべてレジュメで導いていきます。中2の9月からは中3の内容に入ります。もちろん定期試験と相談しながらですから、その合間を縫ってとにかくやっていきます。中3になる前に、標準的な入試問題ぐらいは解けるまでに仕上げます。中3になったら過去問で鍛え抜くことになります。数学はすべてわたしの詳細解説付きのレジュメで勝負です。
 英語だって、数学だって、9月以降の竹の会の定番「7回解き直し」を可能にするための過程なんです。
 理科と社会はどうか。まず中1,中2と学校の定期テストは90点台をとっていることです。そのためには、ノートにまとめて、常に暗記する努力を怠らないことです。竹の会では、中2の夏には、中学3年間の内容を整理した塾専用教材の理科、社会テキストを渡します。このテキストを中3になるまでに、少なくとも3回はまわすというのがノルマです。過去このノルマを1回も果たせず、中3になって理科、社会で苦しんだ生徒が多数いました。中3の9月からは、もう模試が始まります。そのときには、中学の全範囲を万遍なく知っていなければなりません。9月の模試で90点台をいきなり取り続けなければダメです。そのためには、中2の時期の理科、社会の勉強が大切なんです。
 国語は、学校のテストで80~90点台をとっていれば大丈夫です。とれなければ問題です。竹の会では、全国の公立高校の全問題をデータで保有しています。国語はもう最初から入試問題を使います。使えるから使います。100題200題と解きまくります。
 竹の会には、首都圏の公立中学の中間・期末の最新の過去実施問題もデータで保有しています。その内容は毎年更新しています。これは定期テスト対策としてはもちろんですが、高校入試のための補助資料としても使っています。
 さて、これから高校入試で成功するためには、もう走り出さなければならない、そして走り出したら休まずに一気に駆け抜けてほしいのです。
 中3の11月の定期テストの結果が、最終内申です。12月から2月23日の都立入試まではもう最後の追い込みです。私立だと2月10日前後が本番です。都立の推薦は1月27日あたりです。中3の9月のV模擬、W合格模擬でそれなりの結果を出すとしたら、中2までに高校入試の基本的なところはすべて終えていなければならないのです。暢気に学校の授業のペースでやってさえいれば合格できるなどと思っている人も多いかと思いますが、そういうあなたたちはすでに終わっています。
 さて、もうおわかりですね。部活や行事で時間を潰すことは、あなたたちの将来を切り売りしていることです。
 都立西への道を歩みたいのなら、それなりの覚悟をしてください。


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