「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

東京国立博物館、栄西と建仁寺

2014-04-26 11:30:52 | 見仏(特別展)
臨済宗の開祖、えいさい。ようさいとも言われていたという。

題目が、栄西と建仁寺で、最初の印象・・・。
建仁寺というと臨済宗の中の宗派のひとつ、
建仁寺派ということが思い浮かぶ。
栄西が、京都で初めての禅寺を建て、それが、建仁寺。
ちなみに、日本で初めての禅寺は、栄西が建てたもので、
福岡にある。

なぜ、建仁寺派という題?とも思ったが、そういえば、
妙心寺派のイベントもここトーハクで、
やっていたような気もする。

禅宗は、仏像にはこだわりはない。
従って、仏像は今回期待していなかった。
しかし、何体かの仏は展示されていた。
ただし、建仁寺からの仏はなく、
関連するお寺からの仏だった。

50cmくらい?の小ぶりだけれども精巧な毘沙門天。
瞑想している伝・・・なんとかの菩薩。
十一面観音坐像。
ギョクがんの目を大きく見開いたじゃきのような像。
六道珍皇寺からの仏もあった。
(六道珍皇寺は、六波羅蜜寺の近くにあるお寺で、
 自分も一度行った事がある。)

建仁寺からのものとしては、重文の龍の水墨画、
国宝の風神雷神図なども展示されていた。

栄西は、今の岡山の生まれ。神社の子供として生まれた。
20代、40代のころ、2回中国の宋の時代に
行ったことがある。

栄西は、日本では当時、密教の宗派に
気を使っていたという面もあったようだ。
密教に気をつかわなければ、予算がつかず、
禅宗を広められないということだったのかも
しれない(?)。

天台宗のほうから、禅宗禁止(?)という
命令も受けたことがあるとか。

栄西は、密教にも少し精通していて、
密教の書物も書いているらしい。



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