「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

四ツ谷駅のBIG ISSUE売り子

2010-11-02 00:56:07 | エピソード
先日、JR四ツ谷駅の東京駅方向の出口をでたあたりで、
BIG ISSUEの売り子さんがいた。
とてもとても、にこやかな表情で、雑誌「BIG ISSUE」を
手に取り売っていた。

「BIG ISSUE」の売り子は、ほとんどホームレスだろう
と認識している。
売り子といってもたいていは、中年以上のおじさん。
雑誌をいくらかで仕入れて、300円で売っている。

なんかいたいたしく、そして少し元気になってもらおうと、
「BIG ISSUE」の売り子を見かけたときは
ときどき雑誌を買う。
久しぶりの購入だったし、「おつりはいらない」と言い、
500円を差出し、そして、そのおじさんから
「ありがとうございました。」

買ったその雑誌の中に書いてあったことであるが、
雑誌を買う人は、女性が多いそうだ。

サラリーマンとかは、自分たちはまじめにやってんだ、
あんたらは、まじめにやっていないからそうなっているんだと
冷たい反応らしい。
決して本人だけが悪いだけではないはずなのに。

ちょうど、自分が買おうとする少し前、サラリーマンが
ややめずらしいものを見るかのように、
そのおじさんを見ていた。


仏教では、お布施という考えがある。
決してお布施を意識して、雑誌を買ってあげている
わけではない。が、結果的に
お布施になっているかもしれない。

インドでは、サドゥー(行者)がいて、
家を出て旅を続け、修行を行っている。

見方を変えると、ホームレスの人たちは、
サドゥーに類似するところが
あるのではないかと思う。雨風、寒さ、暑さをしのいで、
忍耐強く生きている。一種の修行者と
いえなくもないかもしれない。



コメント
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