なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
since 2004

画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年

2019-02-11 16:50:00 | ○ノンジャンル
今、弥生美術館で行われている
画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」に行ってきた。(1/3~3/31)

TBSラジオの「アトロク」を聞いて知り、早速行ってきました。

バロン吉元先生の作品は少年サンデーの愛読者であったため「力童くん」に馴染みがあり、その他でも力強い画が強烈に印象に残っていました。

本当に絵が上手い!

今回の展覧会では驚くこと多数でした。
そんな興奮のもと特別編ということでいきます。






今回が出来たのも一部を除き写真撮影OKだったこと。
一部というのは雑誌の表紙とかで、バロン吉元先生以外の方も出ているからなのかな?と想像


十代の頃から




貸本漫画時代


横山まさみち先生のアシスタント時代の同期に後の伝説のアニメーター荒木伸吾さんが!






写真を貼り付けた実験的?漫画も何点かあった


有名なお酒のキャラクターにも


二色刷りの原稿
生の原稿でないとわからないホワイトの修正。血しぶきを吹き付けてはみ出した部分を消した。
こういうのが見られるのが原画を見る楽しさの一つ。


バロン吉元先生こだわりの掛け合わせ(かけ網)。スゴイ!
昔は漫画家のアシスタントになった時に出来なければならない技術の一つでした。
今は使う人も少ないしトーンで始めからあるんだもんね。


セロハンテープと紙の下が知りたい。
キャラクターを描くのに面相筆を使っているそう。(この絵だけではなく)
他にも驚きの事実がここで知れた。
(ネームも作らず、下書きもせずにいきなり描き始めるとか)


スタイリッシュな画も多い。
漫画の中でも決めポーズがカッコいいし、とても映画的構図・見せ方が多いと思いました。
原稿に枠線と同じ色でバロン吉元。 紙の原稿用紙を発注する時に自分仕様にする漫画家は今どのくらいいるのかなあ。


松田優作 「探偵物語」




現在の画業の画




最新作


このような金色は印刷物で出すのは難しい。
生で見ないとわからない。


キャンバスのサイドまで画があるということは描いた後に貼った?


壁の下から上まである大作


左上に小さく描かれた泳ぐ少年。本人だそう。


階段の上がったところにあった相関図


安定のチケット(今はこのデザイン)
-------------------------------------------------

デジタルで作画されたらこういう感動はないなとあらためて感じました。

前期と後期(2/19~)で展示物が変わるものがあるというので急いで行きました。
行った日にはバロン吉元先生のギャラリートークが14時からあると知っていたのですがそれに合わせて行くと人の多い中の鑑賞で満足に見られないと思いトークを断念。観る方を優先して早めに行きました。
予想していた以上に長時間の鑑賞になり美術館を出ました。
その出る時に偶然にも美術館に入るバロン吉元先生とすれ違いました!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿