ＯＵＴとAnimec

１９７９年１月号（１２月発売）「月刊アウト」、１９７９年６号「アニメック」
アニメに“力”を入れていた雑誌です。今の雑誌と違い“アニメだけ”ではありません。
アニメファン＝特撮ファン？　特撮ファン＝アニメファン？

まずは「アウト」から。
この雑誌は「ぴあ」のように中身ぎっしりです。余白まで使っています。
表紙は小松崎茂画伯。特集ページの表紙も描いています。
この号では東宝特撮映画を特集しており、大林宣彦監督「ＨＯＵＳＥ」のシナリオ掲載、伊福部昭・平田昭彦・中島春雄・田中友幸各氏のインタビュー。

「ルパン三世カリオストロの城」も紹介されていますが、まだこの頃は宮崎駿監督の事には触れていません。

パロディーや笑いもこの雑誌の重要なものです。
今やすごい人になってしまった堀井雄二氏・さくまあきら氏も遊んでいます。

夏目房之介氏のまんが、連載小説、ショートショートと盛りだくさんです。

裏表紙の「宇宙戦艦ヤマト」全記録集の通販価格がすごいです。
３巻セット特価３００００円也！ヒーッ！


「アニメック」この号は「機動戦士ガンダム」が盛り上がって来た頃の夏に発売された号です。

この雑誌も「アウト」程ではありませんが余白まで使っています。

連載で日本特撮映画史　ＳＦヒーロー列伝（この号はマグマ大使前編）、パチもの商品のコーナー、アニメーション講座等がありました。

この夏公開されるアニメ映画の紹介「銀河鉄道９９９」「ヤマトフェスティバル（ヤマト２本になぜか海のトリトンも）」「指輪物語」