昨日(8月10日)の朝、東洋太平洋スーパー・ウェルター級チャンピオン、
竹地盛治選手が首を吊って自殺した。24歳だった。
このニュースを昨日の夕方知った時は、当然のことながらとても驚いた。
現役のチャンピオンが自殺するなんて考えたこともなかったし、今までに
そんな例を僕は聞いたことがなかったからだ。
ほとんどの場合、自殺は周囲の人間にとっては「寝耳に水」である。
今回は遺書も見つかっていないので、その動機は推し量ることしかできない。
今日買ったスポーツ紙には、目標を失って悩んでいた、という話もあったが、
実際のところは誰にも分からない。
彼が当面の目標としていたのは、王座の統一であった。詳しい経緯は省くが、
昨年7月に東洋太平洋の暫定王座となった彼は、今年5月に正規王者との
統一戦に臨み、判定勝ちでその目標を達成したのだった。普通に考えれば
次は世界、という新たな目標が出来るわけだが、現実は厳しい。
ウェルター級から上のクラスでは日本の選手層は非常に薄いが、逆に世界レベル
ではとても層が厚く、伝統的に人気の高いクラスでもある。つまり、日本人が
世界王者になることはもちろん、挑戦することすら容易ではないという階級なの
である。これではモチベーションを保つのが難しいのも確かだろう。
もちろんこれは単なる推測であり、もしかしたらボクシング以外で何か悩みを
抱えていたのかも知れない。繰り返すが、本当の事は誰にも分からないのだ。
自殺は残酷だ。残された者は心の中で、この先何度となく「なぜ・・・」を
繰り返すことだろう。「なぜ死んだのか」「なぜ助けてやれなかったのか」と。
死者に魂があるならば、彼はそれを見て一体どう思うのだろうか。
竹地盛治選手が首を吊って自殺した。24歳だった。
このニュースを昨日の夕方知った時は、当然のことながらとても驚いた。
現役のチャンピオンが自殺するなんて考えたこともなかったし、今までに
そんな例を僕は聞いたことがなかったからだ。
ほとんどの場合、自殺は周囲の人間にとっては「寝耳に水」である。
今回は遺書も見つかっていないので、その動機は推し量ることしかできない。
今日買ったスポーツ紙には、目標を失って悩んでいた、という話もあったが、
実際のところは誰にも分からない。
彼が当面の目標としていたのは、王座の統一であった。詳しい経緯は省くが、
昨年7月に東洋太平洋の暫定王座となった彼は、今年5月に正規王者との
統一戦に臨み、判定勝ちでその目標を達成したのだった。普通に考えれば
次は世界、という新たな目標が出来るわけだが、現実は厳しい。
ウェルター級から上のクラスでは日本の選手層は非常に薄いが、逆に世界レベル
ではとても層が厚く、伝統的に人気の高いクラスでもある。つまり、日本人が
世界王者になることはもちろん、挑戦することすら容易ではないという階級なの
である。これではモチベーションを保つのが難しいのも確かだろう。
もちろんこれは単なる推測であり、もしかしたらボクシング以外で何か悩みを
抱えていたのかも知れない。繰り返すが、本当の事は誰にも分からないのだ。
自殺は残酷だ。残された者は心の中で、この先何度となく「なぜ・・・」を
繰り返すことだろう。「なぜ死んだのか」「なぜ助けてやれなかったのか」と。
死者に魂があるならば、彼はそれを見て一体どう思うのだろうか。