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持続可能性を欠いたアベ政権

2018-09-23 19:58:37 | 財政税務
 アベ政権の暴政的行為自体がやがて反動を招き、アベ政権関係者がブローバックによって悲惨な末路を辿ることになる。それはとても幸いであり、まさに因果応報であり、古今東西繰り広げられてきた世の習いである。

 しかし、アベ政権の有り様が問題なのは、日本社会そのものが破壊されてしまい、持続することができなくなってしまうことである。
 農水省・電通経由で発注されている「食べて応援」政策により内部被曝の深刻化が起きて、絶命したり、疾病で働けなくなっている人が増えている。組織の中核を担う人物が突然欠けることにより、解散に追い込まれる事案も仄聞する。そうなると、日本の産業界が今までの業務の遂行ができなくなってしまう。

 また、日本銀行による量的緩和が継続されており、遂にGDPを超えて、更に1週間で5兆円も国債などを買い増ししている。この後、3年間もアベ政権が続けば240兆円も日銀の資産が増えることになる。増えるといっても裏支えする資産がない。ないものを作り出しているわけではなくて、通貨価値を希釈化しているだけである。つまり、円価値は中長期的に下落する。過度の円安は貿易依存度が高い現在においては、日本の産業界や生活現場を直撃するのである。

 各種の軍国化を促す各法律の制定も、徐々に日本を軍需や官需偏重に変えていく。それでなくても放漫財政により官需の依存度が強い日本社会が更に官需頼りになっていく。しかし、いつかは金融市場の洗礼を受けて、財政規律が求められることになる。
 いわゆる、一種の官需バブルに踊った日本の産業界が一気に縮小を求められ、物凄い人員削減が行われる事態になる。
 よく、日本の預貯金が1600兆円もあると言われているが、預金もあるが、借金も多い。法人では融資を受ける代わりに、一定額の人質預金をさせられている場合も多い。個人でも資産はあれども、銀行借り入れが多い人が多い。純然と無借金で全部の金融資産が自由にいつでも動かせるという個人や法人は少ない。
 つまり、経済的な変動が起きると、そこで行き詰まってしまう個人や法人が数多あるということである。毎月、一定額の収入や売上があって、毎月、借入金を返済する、ということが持続することを前提に、多くの人達は行動している。だから、金融危機や財政危機を発生させてはいけないのである。

 ところが、繰り返しになるが安倍政権はまさに「破局に向かって突き進んでいる」のである。当然、市井の人々は危機が迫っているなんて考えていない。ある意味それはそれで幸せなのである。危機がやってくるまで、毎日が定常的に続くと考えられれば不安を感じないので幸せなのである。
 だから、私は少し考えこんでしまったのである。バカというのはある意味、恍惚の人であり、危険を認識できないから幸せなのである。
 アベはロシアの新聞に Migty Fool 無敵のバカと報じられた。単なるバカでなくて、無敵なのである。それはリスクを感知できないから、どんどん破局に向かって突き進めるから「無敵」なのである。

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