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有名アナウンサー銀行窓口窃盗事件、最高裁で無罪判決。

2017-04-10 14:40:32 | 司法
冤罪判決に至る概要は週刊現代記事などに譲る。

煙石氏は中国地方では有名なアナウンサーだったようだ。
今回の事件は、植草痴漢冤罪事件を連想せずにはいられない。
また、煙石氏は保険料などの納付のために500万円を引き出しにいった、その日に冤罪にかけられた、というのも、昨今の銀行引き出し規制対応の一環なのかとも思わせる。

被害者は母親が営む不動産屋に勤務する宮澤という女性。
市県民税の支払いに広島銀行へ訪れたが、「現金6万6600円が入っていた封筒」を記帳台に置き忘れて退店した。
残された封筒には払込用紙だけが入っていた。
封筒に現金を入れたのは女性の母親である。
6万6千円は紙幣としても、端数は600円なので硬貨2枚だ。
受領した時点で、紙幣8枚と硬貨2枚が入っていなければすぐに気がつく。
母親が娘に封筒を渡した時点で中身が入っていたのは確実に分かることである。

防犯カメラには煙石さんが記帳台に近づいている映像は映っているが、封筒に触れている映像は残っていない。封筒からは煙石さんの指紋は検出されていない。

そもそも、窃盗犯が監視カメラで撮影されているのは確実な場所で、現金を抜き取って封筒だけ置いておくなどということが有り得るのか?

煙石氏の息子さんはmixiの日記で煙石氏が任意出頭を拒否して問題を大きくしたと指摘している。
煙石氏は警察の任意同行に応じず、翌日に逮捕となったようだ。
煙石氏が本件の捜査をなんらかの計略とみなして、出頭を回避してとりあえずの身柄を確保されることを忌避したのではなかろうか。

○誰が煙石氏を嵌めたのか?
 理由は定かではないが、そもそも封筒に現金が入っていなかった可能性は極めて高い。もしくは、被害者とされる女性が錯誤か故意で現金を抜き取ってしまったのだろう。
 防犯カメラにお金を抜き取る映像は残されていない。封筒の容疑者の指紋もない。本来この時点で警察は不起訴にするべきである。それを強引に起訴に持っていき、驚くことに一審も二審も有罪判決が下った。

 この推移を見るとなにやら、みのもんた氏が「福島第一原発四号機を見に行くぞ!」とラジオで東電の責任追及発言を行ったら、息子がATMにおいてあったカードで現金を引き出したという理由で、かなり前の事案だというのに逮捕された。これも冤罪の可能性が濃厚であるし、今回の件と何やら似ている。

 痴漢冤罪を乱発して世間は疑惑の目を司法に向け始めているので、ATMとか銀行窓口での窃盗冤罪を仕立てる方策に出たのかもしれない。

 司法が意図的に狙っていた訳でもない案件でも誤認逮捕の話はちらほら聞き及ぶ。警察は最初から決め打ちをして脚本を設定してから捜査を行うのだ。警察の見立ての先に容疑者となれば、本質的には江戸時代と同様の人質司法捜査が待っている。
 日本では事件が発生し、そこに自分が存在した形跡があれば、誰でも容疑者となって人生を棒に振る可能性がある。なるべく出かけずに、ネットで済ませるようにしたほうが良いだろう。

参考
煙石博の息子がつづる冤罪の内容と被害者の女性はどんな人だったのか? 
http://citizen-journal.link/hiroshienseki/
http://smart-list.info/2017/03/10/ensekihiroshi/
http://tocana.jp/2015/11/post_8070_entry.html
http://open.mixi.jp/user/11777834/diary/1950171405








冤罪 田中角栄とロッキード事件の真相
産経新聞出版

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1 コメント

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666 (らら)
2017-04-10 16:01:56
66600円というのも何か意味深な数字。考え過ぎか。
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