わんわんらっぱー

DIYやオーディオから社会問題までいろいろ書きます。

TRY UNITE! Megumi Nakajima

2018-08-02 20:21:32 | 音楽
(敬称略)音楽やアニメ評論は本当は可能な限り調べ尽くして、行うべきだという信念があるのだが、そんなことしていたら、自分の寿命の方が先に尽きてしまうし、時節的なものもある。なるべく同時代に思ったことを発信することに意味がある、とも思うようになった。
 ラジオを聞いていたら中島愛が登場。アニメ「輪廻のラグランジェ」のオープニング曲TRY UNITE!についても話が出てくるかな?と思ったら、やはり、出てきた。「まめぐ」にとっても、北欧出身の作曲家ラスマス・フェイバーRasmus Faberとの出会いが大きかったと述べている。

 2012年当時、輪廻のラグランジェのオープニングを見て驚愕したのである。
凄まじい映像密度と、裏声を多用した魅力ある歌声に、豊かな音楽性を含んだ編曲、それらが渾然一体となって迫ってくる。この[オープニング]こそは大画面・大音響が生きる作品であるし、アニメーション史上に残る屈指の傑作といえる。
 スタッフロールを見ると、オープニングアニメーションのために監督と作画監督が2人、原画が14人、第二原画が4人という布陣である。
 unite とは、合体させるという意味だ。物語としては3人の少女が協力しあいながら、困難を切り抜けていくのだが、そういった作品の雰囲気をまさにアニメーションとして演出するために物凄い動画量を詰め込んでいる。

 正直、「輪廻のラグランジェ」の物語そのものに特段の革新性があったという訳ではない。XEBECが得意とするSF・メカ・「異星人との遭遇」という要素に3人美少女を配し、無難に学園を舞台として、千葉県の鴨川というローカルな場所のご当地アニメとしての企画だったのだろう。
 普通、製作委員会に隠れてパチンコメーカーの名前は出てこないが、この作品はパチンコメーカーがスタッフロールに出てくる。当然パチンコにもなったようだが、作品イメージを壊すので、検索で出てきても見ないようにしている。

 アニメーションに使われた楽曲ということで言えば、マクロスフロンティア(2008)のインパクトが大きく、歌唱力で圧倒的に秀でていたMay'nの存在に押されていたかの感じもあった中島愛が、独特の魅力を引っさげて、再登場してきた、という一つの成功譚を見て、清々しい気持ちになったというのも、私に強い印象を残した理由の一つである。

Rinne no Lagrange OP HD 720p


TRY UNITE Megumi Nakajima OP Full Live


TRY UNITE!-Rasmeg Duo- リハーサル風景


輪廻のラグランジェ オリジナルサウンドトラック
flying DOG
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【音楽】THE FIVE STAR STORIES GREEN and GOLD

2017-01-17 08:38:49 | 音楽
THE FIVE STAR STORIES GREEN and GOLD
日本コロムビア


敬称略
 永野護原作・作画の「ファイブスター物語」というマンガがアニメ雑誌「ニュータイプ」で連載されていた。角川で映画化もされ、人気絶頂の頃「ファイブスター物語」をイメージしたコンセプトアルバムの一つとして発売されたのが「GREEN and GOLD」である。
 本作「GREEN and GOLD」一連の関連音楽CD作品群からは突出した存在である。(言い回しを汲み取って欲しい)ボーカルを務めるのは5オクターブ半の音域を持つと言われる川村万梨阿。楽曲「バーニングブルー」では、そのハイトーンボイスをいかんなく発揮している。
 声量や表現力もあり、作曲そのものが川村ならではの歌い手としての力量を反映させるために作られたと言っても過言でない。
 プロデュースは根岸孝旨。名盤を産むのはプロデューサー次第という音楽界の定石通りの一作。音楽的な切れ味が映えるのは根岸の力量によるものだと推測される。
 私が本作を含めアニメ系サウンドトラック作品に思い入れがあるのは、音楽を通じて背後に映像や原作を透過して見ているからなのかもしれない。その点は差し引いても、前衛的な演出や、アルバム全体を通じての一体感、何か独特の世界観を作り上げようと歌い上げる歌詞内容と、美しいボーカルと確かな音程推移など、それらが渾然一体となって作り出される音響空間に身を置いていると、どこか郷愁的な感じすらする。


 惜しむらくはファースト版は音がくぐもった感じとなっている点である。同時代の他のアニメサントラはもっと音質は良い。本作が使用した「ドルビーSR」という録音方式の影響なのか、エンヤのような音響空間を作り出すためのオーバーダビングもしくはエフェクトによる劣化のなかは分からない。
 それでも、本作をAVアンプで擬似的にサラウンドを作り出して4chで聞くと、空間の広がりが感じられて心地よい。
 「GREEN and GOLD +2」としてリマスター版が2012年に発売になっている。私はまだ入手していないので、音質などがどの改善したのか不明である。
 
 元々、私が音楽マニア(自作スピーカー派)になったのはビートルズなどのブリティッシュ・ロックを聞いた影響が大きかった。その他にもアニメ系で傑出した作品がポツポツと出現したという事もあって、手元にある珠玉の名作をより良い音響システムで聞きたいという欲求が持続した。
 今後とも、私が聞いて名盤だと感じた作品を紹介して行きたい。
 

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