わんわんらっぱー

DIYやオーディオから社会問題までいろいろ書きます。

Panasonic DP-UB9000 vs OPPO UDP-205

2018-12-12 21:08:56 | ホームシアター
Ultra HD ブルーレイプレーヤー フラッグシップモデル DP-UB9000(Japan Limited)が遂に発売された。
Pioneerのフラッグシップモデルはかなり値段が高く、対応ファイルにも制限が課された模様で、存在意義を失った。

OPPOのAV部門撤退により、UDP-205も製造を終えた。

もはや、フラッグシップモデルは事実上Panasonic DP-UB9000しか存在しない。
テレビで映像を観るならホームシアターPCを利用した方が便利で安いのだが、プロジェクターで映像を見る場合はリモコン操作になる。
HTPCでもリモコン動作させることは可能だが、AVアンプとの接続をHDMIの音声出力に限定すると、操作性に専用機の方が部があるのだ。

どうやら、長岡派の人に聞くと、UDP-205とSonyのTA-DA9100ESの組み合わせの人が他にも居た。
やはり9100ESはピュアオーディオでも音質的に使えるので便利なようだ。
更にマニアはPioneerのAVアンプも併用していたりもする。
私は当面TA-DA9100で運用するつもりだ。


DP-UB9000を買ってみた。到着1日目なので、通電時間増加後でもっと良くなる可能性はある。
DP-UB9000には限らないが、買って最初の頃は電源入れっぱなしにしてエージングを強制的に進ませるのが流儀のようだ。


映像的にはUDP205よりもUB9000はふんわり?した感じになり、グラデーションのスムージング処理が上手くできているように感じる。
UDP205自体が高品位なので、UB9000の映像表現がめざましく上とは言い切れない。映像品位の差はあまり大きくない。
もっとも映しているのがVPL-HW60の2Kプロジェクターなので、描画能力の差を見極めるには向いていないのかもしれない。

音質的には音はUDP205がモニター調で、UB9000は情報量が多くこれまたふんわりした、しなやかな感じの音である。
台詞の感情を汲み取るにはUDP205の方が向いているが、SE音などの音を総合的に聞くにはUB9000の方が上である。
UB9000の方がサラウンドの分離度が高いようで、明瞭にサラウンド感が出る。この点はかなりの差がある。プレイヤー側でサラウンド感が出るように音効処理をしている可能性がある。
圧縮処理によって欠落した高音域成分を復元する「リマスター」を常用することにした。特に高音を補完すると必要性はないのだが、聴覚上では「リマスター1」モードが良いようである。
真空管サウンドモードなどもあるが、音の表現差が小さい。PioneerのBDP-LX88の真空管サウンドモードはかなり明確に差があったが、Panasonicはそうでもない。
また、アップサンプリング機能があるのだが、TA-DA9100ESではHDMI伝送やDSP演算能力制限によりサンプリング周波数96Khzまででしかサラウンドモードが効かない。192Khzだと2chモードになってしまう。よって、UB9000側で96Khzモード設定して送り出している。

結論から言うと、UB9000とUDP-205では映像面では差が小さい。音は傾向が違うが、UB9000の方が上である。
UDP-205はオールラウンダーでユニバーサルプレイヤーを名乗るだけあって、守備範囲が広い。
一方、ネット対応ではUB9000に分がある。
個人的にはUB9000の守備範囲がUDP-205程ではないので、UDP-205が処分できない。併用するしかない。
UB9000を優先的に使うが、UB9000非対応メディアはUDP-205で再生するしかない。
結果的に配線も使用感も複雑になってしまうが、しょうがない。
アンプもPJもHDMIが2系統あるので、どうにかなる。
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パナソニック、ハイエンドUHD BDプレーヤー「DP-UB9000(Japan Limited)」発売

2018-11-14 17:39:11 | ホームシアター
◯UDP-205と比較してどの程度の性能なの?
 個人的にはUDP-205で満足しているので、様子見なのだが、DP-UB9000がどの程度の性能なのか興味はある。
 UDP-205とて、いずれは陳腐化する。ネット対応はDP-UB9000の方が上なので、ネット接続という点ではUDP-205は古くなってしまっている。
 画質は超えてくると予想。最新のアルゴリズム搭載だから?
 音質はアナログは同等?
 音質のHDMI出力は分からない。私の場合はここが重要だが。低ジッターのクロックを乗せているらしいが、UDP-205程に徹底的にこだわっているかな??

◯DVD-AUDIOとSACDは非対応
 DVD-AUDIOとSACDは非対応だが、ハイレゾ音源で代替え可能なので、それほど必要とも言えない。
 対応動画の種類とかを考えると、OPPO亡き後、もう、パナソニックしかないのが現状なのである。

メーカーの紹介ページを見るとなかなか高性能そうだ。
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2018/11/jn181113-1/jn181113-1.html


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ホームシアターサラウンド環境を考える。

2018-06-24 20:35:02 | ホームシアター
○天井スピーカーの怪
 テープメディアを知る人はDolbyと聞くと懐かしいだろう。AVアンプにはDolby Pro Logicなどが実装されており、2chを5chにしたり、5chを7chに変換できる。
 一方ではDVD/BD時代に登場したDTS Digital Sorround(5.1ch)は音声の24bit化を果たし、Dolby系の音声トラックよりも明らかに高音質だった。実績の観点からもDolbyに対してDTS優位の印象が拭えない。
 そんなDolbyだが、今どきはDolby Atmosといって、7.1.4とかいうスピーカー構成を提唱している。最後の4は「天井スピーカー」の数である。
 天井付近にスピーカーを設置するのである。かなりきちんと設置しても地震が来れば落ちるだろう。
 しかも、天井にまでサラウンドスピーカーの設置が本当に必要なのか?という問題がある。劇場は収容人員が多いため、サラウンドスピーカーを極力数多く置いて「1つ当たりの音量を下げる」必要がある。天井は観客から等しく距離が取れて、サラウンドスピーカーの設置場所としてしては、適切なのかもしれない。しかし、個人宅ではそもそも室内空間がそれほど広くないし、音像が天井から降ってくる必要性もさしてない。
 確かに経験上、サラウンドスピーカーは耳よりも高い位置の方が良いし、メーカーもそれを推奨している。しかし、更に天井にまでスピーカーが必要なのかどうかは疑問である。ドルビー社は特定の音源に方向性をもたせて再生することによって、リアルな空間表現をするとしている。音があちこっち飛び交うことが、ホームシアターとして本当に現実味を持たせるのか、私は疑問を持っている。

○センタースピーカーは不要
 まず、これはサラウンド黎明期から言われていたが、センタースピーカーがまず不要である。プロジェクター投影の場合はスクリーンがあって置けないし、フロントと同格のセンターSPでない場合「台詞が痩せる」という問題がある。テレビの下に設置すると、台詞が画面下から聞こえるという違和感が出てくる。よって、ファントムモードで左右のフロントSPに振り分けてしまうのがお薦めなのである。
 今どきはプレイヤー側で最初からセンター信号をフロント左右に割り振ることができるようになっている。

○サラウンドも+2ch(合計4ch)で十分であり、余裕があればサラウンドバック+2chを足せば良い。
 個人的にはサラウンドも左右2chで十分なのであり、フロアスタンディング型のSPを4つ用意してフロント2ch+サラウンド2chの合計4chで運用するのが基本だと考える。
 私はサラウンドSPはグライコ機能で高音を極力下げている。
サラウンドSPが耳に対してユニットが垂直に存在するので、高音が耳につくのである。長岡鉄男氏の作例で「リアカノン」というのがあるのだが、ユニットがリスナーの方を向いていない。聴覚上の高音を下げる意図がある。
 高音を下げると、移動感が損なわれると思われるが、その通りで移動感が損なわれるが、それが狙いなのではない。サラウンドの方に比重が移った時に音が全体的にハイ上がりになるのを防ぐためである。
 私が保守的なのかもしれないが、サラウンドで縦横無尽に音像が飛び回るのはあまり好みではない。戦争映画で飛行機が来襲するシーンなどではある程度の移動感があった方が良いのだが、通常のシーンでは回りから音で囲まれているなー、という程度がほど良いのである。
 私がサラウンドに求めるのは、サラウンドが効いたシーンでの「重低音の大幅増強」である。地を這うような重低音で包み込まれるのが重要なのであり、そのことが現実味を演出する。基本的に戦争映画を念頭に置いているが、一般的な映画やアニメでも緊迫したシーンで重低音が使われており、演出手法の一つとなっていたりもする。
 ところが、世間一般ではサラウンドは小型スピーカーで済ませているので、サラウンド効果が得られるシーンでは音が軽くなってしまって、白けてしまう。
 逆説的に言えば、ハイ上がりの音の方が移動感が感じられるので「お~凄い!」ということになるだろうけれども、長く聴き込むと、結果として「インチキ臭いから止めるか」ということになりかねない。
 現在使っているSonyのTA-DA9100ESはもはや最新コーデックには対応していないのだが、プレイヤーの方でデコードしてPCM音声として受信している。2chの場合はサラウンドの2ch分を自己生成できる。ただし、5ch音源などと比べて、サラウンドの分離度や移動の明瞭度は少ない。しかし、生成されたサラウンドでも聴覚上は自然で音響の雰囲気は良好だったりする。

○サラウンドバックはあっても良いかもしれない。
 サラウンドバックは前後の移動感を出すために、考案されたようだ。
実際にはサラウンドバック信号はモノラルである。DTSなどで6ch・7chの信号場合は
「フロント2ch+センター1ch+サラウンド2ch+サラウンドバック1ch(2ch)」である。
 TA-DA9100ESでは5ch信号の場合にはサラウンドバック用の信号を生成する機能がある。
 仮に5chとして再生した場合はサラウンド(サイド)とサラウンドバックのそれぞれに-3db音量を下げ、同じ信号が入力される。分散してサラウンド用の音が再生されるので、サラウンドSPが2本ときよりも4本の時の方が自然に聞こえるという事である。

○いやいや、そもそも2chを充実させたほうが良いという意見。
 サラウンドなんかに投入する資金があるのなら、むしろ2chの全力投球した方が良いという意見もある。テレビなら2chで十分だと思う。2ch(ステレオ)を同軸などでデジタル伝送してDENON PMA-60などで増幅して2chスピーカーで再生した方が、AVアンプなどを使うよりももっと高音質だ。
 AVアンプには膨大な端子がついており、内部の基盤もかなりの枚数内蔵されている。多チャンネル分のアンプも内蔵されており、ノイズ源となるDSP部やWi-fi部がついており、1つ1つのチャンネルの増幅再生機として考えた場合、費用対効果でプリメインアンプに劣る。

 世の中にはSACDやDVD-Audioのマルチチャンネルオーディオに凝っている人もいる。私もいくつかSACDやDVD-Audioのマルチチャンネルソフトを持っているが、ソフトによっては極端にチャンネルの分離度を上げており、移動感は抜群だが、音楽としては違和感がありすぎだったりもする。
 ピンクフロイド「狂気」を再生したが、1回目は音源が左右に飛び回る意外性で楽しめるが、何回も聞く気にならない。
 という事もあって、個人的に単純なオーディオ再生装置としては2chで十分だと思う。
 室内を真っ暗にしてプロジェクターで大画面投影した場合においてのみ、サラウンドが生きてくる。それも、極端な音像の移動とかは、あまり望まない。音に包み込まれる感じとか、緊迫したシーンや激しい戦闘シーンにおいて重低音を増強するという効果が欲しいのだ。

○サブウーハーを足すよりもフロントを増強した方が良い。
 ホームシアターではサブウーハーが必須みたいな風習があるが、一般的なサブウーハーは大口径ウーハーゆえに、フロントと音色が合わない。低音を増強したいのなら、フロントのスピーカーを2本でなくて、4本にしたほうが良い。冗談で言っている訳ではない。少なくとも低音は増強されるし、同じスピーカー4本なら音色による違和感もない。
 長岡バックロードホーンならD-77のような20cm2発を目指すよりも、D-57×2とかの方が良い。FE208ESを2発のD-77を拡張したようなバックロードホーンを自作した人がいて、総重量が120kgに達したそうで、引越を頼んだら、相撲取りみたいな人がやってきて一人で持ち上げたそうである。だが、一般的な人なら60kgぐらいからしんどくなり、80kg超えてくると、動かすのにかなり難渋する。
 2本にすれば、移動も設置も自由度が増す。きっちりそれぞれ2本を並立させる必要はない。1本はリスニング位置から外した向きにして高音を減衰させることもできる。

○AVアンプのリプレイスを考えたが・・・
 TA-DA9100ESは2005年発売の製品なので、もはや時代遅れである。再生プレイヤーのリプレイスと映像HDMIをプレイヤーとプロジェクターを直結させることにより、時代遅れAVアンプでも問題なく使えてきた。TA-DA9100ESはS-Master Proという増幅素子を積んでおり、D級アンプながら、比較的しなやかな音が出る。特にバックロードホーン使いにとって有意義なのは低域の充実した量感が得られるという点である。D級ということで発熱も少なく、必然的にトラブルも少ない。恐らくこのまましばらくは問題なく使えるだろう。
 しかし、TA-DA9100ES最新コーデックに非対応で、しかも、UDP-205側がDolby Atmosなどのオブジェクトオーディオをデコードしてくれない。前述した通り、天井スピーカーをやるつもりがないので、Dolby Atmosもいらないので、結局、AVアンプの置き換えも不必要である。

 仮に置き換えるとなると、恐ろしいことに現在AVアンプでD級増幅しているのはPioneerだけである。下位グレードのAVアンプはOnkyoに買収された関係からかAB級になっている。ところが、OnkyoのAVアンプは爆熱なのである。絶対に製品寿命を縮める。

 現行のPioneerの最上位AVアンプはSC-LX901である。麻倉怜士氏のツィッターでパイオニアAVアンプ新機種の視聴に行ったという趣旨の書き込みがあったそうなので、今年はSC-LX901の後継機種が発売される可能性がある。しかも、パワーアンプ部の従来とは別の素子が使われるという噂も出ている。

 親会社のOnkyoは三期連続赤字決算であり、さらにその親会社のギブソンは「破産申請」をしてしまった。パイオニアブランドを抱えるオンキョーの法人格としての雲行きが怪しい。OPPO Digitalの件もあるので「これで最後です~、さようなら~」という事もありえる。
 Pioneerの新AVアンプに注目はしているが、正直、あんまり期待していない。

○CD再生機を処分してUDP-205に一本化し、TA-DA9100ES×2+PMA-60という編成を考える。
 Pioneer SC-LX901はD級搭載機として10年に及ぶ成熟を遂げ、人によっては高級プリメインアンプに準ずる程度の音質が出ているそうである。しかし、Sony S-Master Proの品位に達しているとは思えない。というか音の傾向が違う。パイオニアはかっちりした「音効」向けのサウンドであり、TA-DA9100ESは比較的しっとりした感じすらあるオールラウンドアンプである。
 パイオニアの銀座のショールームに行くと、メインのオーディオシステムはプリ+パワーアンプのアナログアンプのシステムであり、映像を見るときはパイオニアのAVアンプに切り替えている。2者は音の傾向が全く違う。
 TA-DA9100ESはオーディオ再生にも向いているとは言え、D級にありがちなクール系であり、オーディオはプリメイン、映像はAVアンプと切り替えている人もいる。
 いっその事、オーディオ再生は別システムにするようにしてしまえば良いのでは?と考えた。
 運悪くEsotericのUX-3のトレイが出なくなった。修理には金がかかる。実はEsoteric SA-60も持っているのだが、わずかにUX-3の方が良い。

UX-3もしくはSA-60→i.link→9100ESの音声品質は
UDP-205→HDMI→9100ESに勝る。

だが、オーディオ再生はPC→USB→PMA-60 で十分だということが分かってしまった。

 CD再生から撤退してしまい、ホームシアターの再生機をUDP-205を決め打ちにすれば、多彩なアンプ編成が考えられる。

 TA-DA9100ESの2台+PMA-60使いにすれば、内蔵のデジタルグライコ機能を使い、擬似的にチャンネルデバイダー的な使い方ができるし、コンプレッションドライバー用にアッテネーターを用意する必要もないし、よってアッテネーター挿入による音質劣化も避けられる。
 但し、UDP-205がHDMIと同軸のデジタル同時出力に対応しているのか不明である。説明書を読むとHDMIの音声出力を使う場合は同軸はオフにする事が推奨されている。

 音響の支配力は相対的に中音にあり、PMA-60→SUT-P11で現代的な高音質を実現する狙いが有る。ホームシアターのオーディオ再生の肝は台詞再生時の忠実な感情表現であり、抑えた感情をも明瞭に響き出すために高性能な音響装置を必要とする。
 ただ、それだけであるのならば、ヘッドホンや小型スピーカーによるニアリスニングでも実現できる。加えて家斉鳴動するが如きの重低音はやはりバックロードホーン(や共鳴管)の自作スピーカーの独壇場なのである。
パイオニア SC-LX901 AVレシーバー ブラック SC-LX901(B) 【国内正規品】
パイオニア
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海外メーカーによる情報媒体買収問題

2018-06-24 08:25:49 | ホームシアター
○ダーティディーゼル
 独の車メーカーがクリーンディーゼルなどと検査値をごまかしていた問題が発覚した。その折に車の評論家が「独メーカーによって評論家が買収されている」と暴露した。異様にVWを持ち上げて、提灯評論に踊らされた関係からか、日本市場で一定の市場占有率を誇っている。
 日本に居住して日本車以外の選択肢は保守や補修部品調達の効率を考えると、全くあり得ない。もっとも、今どきはほとんど人が自分で保守しないので、あまり気にしていないのかもしれない。なぜか日本人は車となると、節約志向が薄い傾向にある。車こそ節約する余地が数多ある。


○長岡鉄男先生はかく抗った
 この海外メーカーによる雑誌評論買収問題は古くからあり、長岡鉄男先生は日本メーカーの良品評価に拘った。長岡氏が存在しなければ、もっと早くに海外メーカーに日本市場が食われていた可能性が高い。

 そういう経緯もあって、OPPOが出てきたときに私はかなり警戒した。OPPO Digitalこそ登記はアメリカだが、OPPO本体は中国メーカーである。
 高い性能を誇る製品を生み出したOPPO Digitalが事実上生産停止に追い込まれたのは痛ましい。
 むしろ、今どきはスマートフォンも含めて中国メーカーの方が信頼に値する時代となった。


○B&W漬け問題
 なぜか、日本の高級スピーカー市場ではB&Wが売れている。オーディオ・ホームシアター雑誌がB&Wをよく取り上げているというのもあるだろう。
 かつては私もオーディオ誌やAV雑誌を買っていた。そこでB&Wの記事をよく見た記憶がある。紹介記事に銭が出ていないとも思えない。
 雑誌記事の評価を元に製品を選択すると、碌なことにならないことが分かって、現在では雑誌は一切買っていない。
 ネットを隅から隅まで読み、試聴会での視聴や、現実での他者の意見も踏まえて、総合的に判断するようにしている。
 私は雑誌記事については基本的に信用していない。

 以前、B&Wは802Dというモデルを聞いたが、ブーミーな低音が垂れ流す機種であり、まったく所有欲が沸かない代物だった。
 制動力が強いユニットを使ったスピーカーはウーハーの立ち上がりと立ち下がり?が早いので、低音の量感が出づらい。しかし、現実の低音は「早い」のである。
 制動力が低いユニットだと立ち下がりが遅く「でろ~ん」とした低音となり量感につながる。

 戦後の食糧難の時代ではあるまいし、質より量という時代は終わってしかるべきである。
 B&WをTADとかFOSTEXの同格のスピーカーと比較視聴したら良い。はたまた、バックロードホーンや共鳴管のスピーカーと比較したら良い。
 しかし、比較視聴してもB&Wに軍配が上がるだろう。原音とは似ても似つかない低音だが、量感が感じられる方が良い、と多くの人は判断する。
 B&Wは意匠の問題もあるだろう。インパクトのあるデザインは室内インテリアとして映える。大枚叩いて部屋に置くにはデザインは重要だ。
 だが、デザインが音を奏でるわけでもない。マニアは原音再生を求道すべきであり、見た目は二の次三の次であるべきなのである。

 笑えないのは、ほぼすべての日本メーカーがB&Wをメインの試聴室で使っている。他のスピーカーも使うそうだが、基本はB&Wなのである。横並び一線でB&Wなのである。まぁ、日本らしいといえば日本らしい。

○激甘ナンのカレー屋さん
 地元ふじみ野には2件のインドカレー屋さんがあった。
 1店はスリランカ人女性が運営していたが、後に本職?の方が料理人に就任し、都内の本格派インドカレー屋と伍していけるほどの味だった。
 もう1店は駅から比較的近く、大通りに面していて知名度も高かった。さぞかし美味しいのかと思って食べに行ったら、椅子から飛び上がるほどナンが甘かった。尋常ではない甘さである。砂糖を大量に投入していると思われる。私は日頃砂糖を避けている。それでももったいないから全部食べたら、気持ち悪くなった。
「2度と来るか!アホ~」と思ったが口には出さなかった。しかし、平日の夕方なのに、お客は次から次へとやってくる。テイクアウトのお客もやってくる。

 結局、良心的なインドカレー屋は閉店してしまい、激甘ナンのインドカレー屋は繁盛しているのである。

 あ~、これだわ、この現象がホームシアター界でも起きてるんだわ~。って私は思っている。

 価格.comに投稿されているユーザーのホームシアターの予算割りがイカれているのである。B&Wのスピーカーに予算が食われてしまい、他の機材の予算が圧迫されている。
 国内メーカーでもっと良心的なスピーカーがあるし、自作という方策もある。

○長岡教は現世で救済される唯一の宗教
 車の件でのメンテも車検もディーラー丸投げが当たり前!と同じく、スピーカーキャビネットを自作するなどいう思考は、殆どすべての人に存在しない。メーカー様の与え給うた製品を大金叩いて、というかクレジットカード分割払いで購入させて頂く、というのが大前提となっている。
 昔はテレビもキットを組み立てる時代があったが、さすがに今どきはプレイヤーもプロジェクターもテレビも自作できない。アンプの自作はあり得るが、かなりの知識と経験が必要である。
 スピーカーキャビネットはヤフオクで中古を買うという裏技がある。自作スピーカーも金で買える。しかも、場合によってはかなり廉価に買える。
 長岡先生は「音楽ではなくて音を聞く」と言って、バックロードホーンを製作した。私は最初は半信半疑だったが、BHの生音の近い再生音に驚いた。
 今では共鳴管1回折返し方のキャビネットもあり、構造が比較的単純でありながら、40-60Hzの低音を出すことができる。
 長岡自作スピーカー愛好家は長岡信者と揶揄され、信徒集団総体を長岡教と評されてもいる。
 実際には来世は存在しないし、「イマジン」よろしく天国も地獄もない。有るのは現世だけであり、原音再生による陶酔を得るという現世利益を享受できる長岡教こそが、唯一宗教と認知されるべき存在であると言える。

【国内正規品】Scan-Speak Discovery 10F/8424G00 10cm フルレンジ「8Ω」(ペア) 10F8424G00
Scan-Speak
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4Kプロジェクター・VW535が販売終了につき後継機種の発表はあるか?

2018-06-23 14:28:13 | ホームシアター
 プロジェクターの投影方式は大きく分けて3つある。反射型液晶・透過型液晶・DLPである。透過型液晶は格子が見える。よって却下。

 単板DLPプロジェクターは原理的に色の滲みが発生しない。Texas Instruments社の0.66型 DLP 400万もの超微細ミラーを内蔵するチップセットを搭載したプロジェクターの登場で、XPR技術の時分割で4Kの高解像度でありながら、高精度焦点を実現した製品が成立した。

 基本的に映像信号は1秒間に24fpsであり、60fpsもしくは120fpsで投射する場合に補間フレームが挿入される。Optomaの言うところのピュア・モーション/Frame Interpolation for motion blur and judder reductionであり、Epsonではフレーム補間技術 、ソニーはモーション・フローと呼び習わしている。
 フレーム補完技術について、TIのDLP機では計算すると75fpsが限界であり、実際には60fpsで描画を行っていると推測される。翻ってLCOSは120fpsのハイムレームレートを実現している。とどのつまりはプロジェクターの選択肢は反射型液晶LCOS型一択になる。
 プロジェクターはフレーム補完性能が極めて重要である。解像度・コントラスト・色再現性などすべてが重要だが、特にアニメが映像ソースの場合はスムースにスクロール画面が動くことが極めて重要であり、スムーススクロールによって、目の疲れが軽減される。
 フレーム補完による映像のスムース化はテレビやパソコンディスプレイではあまり問題にならない。その理由は単位時間あたりの移動量が少ないからだろう。画面が大きれば、大きいほど、そして画面サイズと視聴位置の比率が小さいほど映像のスムースさが気になる。実写系でもフレーム補完を行ったほうが、情報量の増大が知覚され、現実味が上昇する。24fps上映の映画館に比べると、120fps(実際は3フレーム補完で96fpsのようだ)のスムース実写映像は最初は違和感を感じるが、総合的な満足度は高い。

 DLP機の欠点としてカラーブレイキングノイズ(色割れ)があり、また、暗部が漆黒とならない点にある。原理的に反射型液晶よりもコントラスト比で負ける。

(参考)
2716x1528 400万ピクセル×1   HU80KA UHD50/60/65 HT2550
4K 800万ピクセル×3 SONY


 画質を突き詰めて行くと反射型液晶LCOSのプロジェクターを選択するしかない。LCOS採用メーカーはソニー・Epson・JVCの3社であり、EpsonとJVCのNative4Kプロジェクターは300万円の大台であり、価格競争力がない。
 結局、Native4Kプロジェクターはソニーしか選択肢がない。その中から松竹梅の3択となっている。


松 VW745 レーザー光源、4K対応映像処理、18Gbps対応
竹 VW535 オートキャリブレーション、アイリス
梅 VW245

VW245の取扱説明書によると4つの解像度が色深度が8bitの対象となっている。
「3840 × 2160/60p,3840 × 2160/50p,
 4096 × 2160/60p,4096 × 2160/50p
 * YCbCr 4:2:0 のみ対応。映像表示は 8 ビットになります。」
VW535/245はHDMIの転送速度上限が13.5Gbpsなのである。

 また、VW745、VZ1000、VW5000はVW535/245とは別の映像処理エンジンを使っているし、18Gbpsにも対応している。映像エンジンが新しいので、4K入力でもモーションフローが使える。

 VW535が販売終了となった。中古価格がVW235に近い。オートキャリブレーション・アイリス・1800ルーメンは魅力だ。

 だが、高額商品でもあるので、ここは購入を踏みとどまった。かなり高い確率で18Gbps伝送・4Kモーションフローに対応したVW545/555が年内に発売になると予想される。
 VW745/245の後継機種発売の可能性も多少はあるだろう。ソニー側の発言によると、VW535/245と745の映像エンジン差別化は745の販売促進のために故意に行われているようだ。だから、245のグレードに745と同じ映像エンジンが搭載されるのはしばらく先だと思われる。
 4Kソースが少ないのが現状だが、OPPO UDP-205でアップスケーリングして4Kでプロジェクターに入力したい。アップスケーリング能力はSonyプロジェクターでもかなりの高精度?と言われているが、UDP-205もアップスケーリング能力の高さでは定評がある。

 正直、ソニープロジェクターの17:9の画角はありがた迷惑でしかない。EpsonのEH-LS10500レーザー光源搭載機種は16:9の画角である。なにしろ、映像ソースの殆どが16:9なのである。シネマスコープサイズの映画をフルモードで左右を切り落として投射するときには17:9の方が、切り落とされる映像が少ないので良いのかもしれない。

ソニー 4K/3D対応 ビデオプロジェクター(ブラック)SONY VPL-VW535 B
Sony
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