313話)ナナカマド(花楸)

秋になって、葉がまっ赤になるナナカマド(中国名・花楸)はうれしいものです。そして葉が落ちてからは、まっ赤な実が美しい。私の故郷の大山にも、このナナカマドがたくさんあり、私は大好きです。

霊丘県の碣寺山で自然林をみたことは、このブログでも何回も紹介しています。2003年夏のことですが、碣寺山の稜線付近から、1つの谷筋に降りたことがあります。傾斜角40度以上の急斜面を、立ち木につかまりながら、高低差にして350mほど下ったのです。日本人は、川島副代表と私だけでした。私は両足がケイレンし、つらい思いをしました。それ以後も、ここには行っていません。

そこに、ひと抱え以上の大きな木があったのです。ナラ、カエデ、クルミ、シナノキといったものです。そして、そこに胸高直径が25cmもある大きなナナカマドを発見しました。すごいものですね。そのときは葉も青く、実は高いところについていて、よくみえませんでした。

李向東たちがそのあと、また行ったといいますので、「赤い実がきれいだっただろう」ときくと、「いや、実は白かった」というのです。図鑑で調べると、中国にはたしかに白実のナナカマドがあります。しかも、絶滅危惧種のよう。

写真のナナカマドは、大同県・陽高県・渾源県・広霊県の県境付近にある「樺林背林場」のなかにありました。種子を集めて、南天門自然植物園で育苗してもらっています。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 312話)木造建... 314話)体温で... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (中国山西大同陈尚士)
2009-07-16 23:19:23
1,“私は平熱が、63.7度〜63.9度くらいあります”
数值が間違えられたよ、63.7度〜63.9度だったら 死んでしまったのですね。
2、“そんな問題で、ひかかるのは、イヤですね。”
この文の“ひかかる”の意味は 何ですか 
 
 
 
Unknown (中国山西大同陈尚士)
2009-07-16 23:27:44
ひかかる=ひっかかる?
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。