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1340話)私のこどものころ くちなわ(ヘビ)

 くちなわ(ヘビ)

前回の投稿について、大西敏一さんから昆虫は食べなかったか、というコメントがありました。食べたのは、カミキリムシとアシナガバチの幼虫で、前者はあぶって食べると、とても香ばしくておいしいのです。栄養があるといって、親たちが食べさせました。後者はこどもたちが遊びで、生のまま飲み込むのです。

ほかになにか変わったものを食べたか考えたところ、くちなわがあります。ヘビ。一帯にいたヘビは、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、マムシくらいですけど、食べるのはシマヘビとマムシで、あとは臭くてだめだといっていました。

シマヘビの記憶はないんだけど、マムシはよく覚えています。乾かしたものを焼いて食べました。もうあまり味はなかったように思います。栄養食とのこと。あるとき山に貯蔵してあるタキギ(シシシと呼んでいました)を取りにいっだら、なかにマムシが2ダースも固まって越冬していたのです。その頭を父親が鎌でたたいて殺し、その場で皮をはいで持ち帰って、干しておいたことがあります。

男の子はたいていメジロかヒワを飼っていたんですけど、メジロのすり餌に干したマムシの粉を混ぜていました。山につれていって鳴かせ、テリトリー争いで近寄ってくる野生のメジロをつかまえるんですけど、マムシを食べさせると気が強くなって、野生のものに鳴き負けることがなくなる、ということでした。いまはこんなことしてはいけません。
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